年に一度のベストショット(2012年総集編)

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gorilla

2012年12月23日放送「THE 世界遺産」は、「ベストショット!2012年旅のすべて」でした。

 

2012年の放送の中で紹介された世界遺産は全部で42ヵ所でした。

 

カムチャツカ火山群(ロシア連邦)は地下のマグマの熱が地表に迫り、焼けるように熱い山肌です。

高さ30mにも噴き上げる間欠泉があります。

山麓には巨大なヒグマが生息しています。

じゃれ合う小熊たちの姿もあります。

 

カフジ・ビエガ国立公園(コンゴ民主共和国)は、アフリカのジャングルで絶滅の恐れがあるヒガシゴリラの家族が暮らす貴重な森です。

ヒガシゴリラはシルバーバックを中心に家族で暮らしています。

1日に30kgもの葉っぱを食べるベジタリアンで、体長2mにもなる巨体を維持しています。

 

ニンガルー・コースト(オーストラリア連邦)では、魚としては世界最大の12mにもなるといわれるジンベエザメと出会いました。

 

ドロットニングホルムの王領地(スウェーデン王国)

リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔(ポルトガル共和国)

コルシカ島にあるポルト湾:ピアナのカランケ、ジロラッタ湾、スカンドラ保護区(フランス共和国)

アフリカ大陸最高峰を頂くのは、キリマンジャロ国立公園(タンザニア連合共和国)

スリランカ中央高原(スリランカ民主社会主義共和国)

 

 

◆不思議との出会い

キナバル自然公園(マレーシア連邦)

世界最大の花として知られるラフレシアは強烈な腐臭の匂いとゴムのような肉厚の花弁を持ちます。

ブドウ科の植物の根に寄生して、茎、根、葉はなく、花だけが咲く植物です。

咲き始めには吐息のように、中の空気が漏れ出してきた音がしました。

深夜から咲き始めて9時間で満開になりました。

 

カカドゥ国立公園(オーストラリア連邦)に棲息する世界一凶暴な人食いワニは、イリエワニです。

7mの巨体でボートに体当たりをしたり、カメラに噛み付いたり、獰猛な姿が映像にとらえられていました。

イリエワニが狩りを行う姿は、水中から前足を広げて川面へ片手を持ち上げたようなポーズでじっと待ち構え、獲物の魚が近くを泳ぎすぎようと触れた瞬間に襲いかかります。

 

マラウイ湖国立公園(マラウイ共和国)

マラウイ湖の湖底に点在する水中の謎のピラミッドの正体は、シクリッドと呼ばれる魚のオスが作った求愛のダンスを踊る舞台で、メスに卵を産ませるための巣となる場所です。

シクリッドは口内保育を行う魚で、危険が迫ると母親は孵化した稚魚たちを自分の大きな口の中に避難させます。

 

 

◆奇想天外な建物

ポントカサステ水路橋と運河(イギリス)の空中運河からのスリル満点の絶景

地面の下の天国、ラリベラの岩窟教会群(エチオピア連邦民主共和国)はエチオピア人にとって羨望と憧れの巡礼地

武当山の古建築群(中華人民共和国)には不老不死の願いが込められています。

古代都市シギリヤ(スリランカ民主社会主義共和国)のライオン・ロックにある岩壁に描かれた艶やかな女性像のフレスコ画は、1500年前の官能的な眼差しを今の時代にも伝えています。

 

グレーター・ブルー・マウンテンズ地域(オーストラリア連邦)では、川の流れに沿って道なき道を進んで行くキャニオニングでした。

シャワーのように滝が降り注ぐ中、30m下の滝壺まで崖からロープを使って降りていきました。

 

大西洋にあるカナリア諸島で最大の島、テネリフェ島にあるテイデ国立公園(スペイン王国)

テイデ山で採れる17色ものカラフルな砂を使ったアートが、天然の砂だけを使った砂絵で、麓の町の伝統として今に残っています。

完成した砂絵は、まるで油絵を見ているかのような独特な立体感を醸し出しています。

砂絵の制作には、大作ともなると50日もかかるそうです。

巨大な砂絵が町の広場を埋め尽くします。

 

ヴァルベリ無線電信局(スウェーデン王国)は当時、高価な長波を使った最先端の無線電信局でした。

短波に役割を交代後した今でも、施設は閉鎖されましたが稼動可能な状態で保存されていて、年に数度ここから長波による無線が送信されています。

 

ラショードフォン、ルロクル 時計製造の町(スイス連邦)は時計職人にとっての聖地のような場所です。(ラ・ショー・ド・フォン/ル・ロックル、時計製造の計画都市)

未来都市として築かれた首都ブラジリア(ブラジル連邦共和国)

コーヒーの世界的な大産地、コロンビア・コーヒーの文化的景観(コロンビア共和国)

 

巨大人形の祭り1 バレンシアの絹取引所(スペイン王国)

バレンシアはスペイン第3の都市でスペイン三大祭りの一つである「火祭り」が行われます。

年に一度、春の到来を祝う火祭りには巨大な人形が準備され、花火が発火して燃え上がります。

深夜1時、町中の人々が熱狂に包まれます。

 

アンデス山脈の南部にあるウマワカ渓谷(アルゼンチン共和国)では悪魔が集う独特のカーニバルが行われます。

 

巨大人形の祭り2 オリンダの歴史地区(ブラジル連邦共和国)

海辺の街オリンダで行われるカーニバルはブラジル三大カーニバルに数えられています。

カーニバルの主役は、高さ4mもある大きな人形です。

街の守り神、そして自由の象徴として、人々はこの大きな人形をかついで町を練り歩くのです。

町のあちこちから総勢100体もの人形が集合してきて、大行進を繰り広げます。

 

 

◆風変わりな土地で

モンゴルの奥地のオブス・ノール盆地(モンゴル国)では、太陽の光を反射して眩しく白く輝く塩湖のすぐとなりに砂漠と湿地が共存する不思議な世界が広がっています。

 

全長約500kmにもおよぶワッデン海(オランダ・ドイツ連邦共和国・デンマーク)は、6時間ごとに繰り返される潮の干満のリズムによって、一日に4回、海になったり、陸になったりを繰り返す世界最大の干潟です。

ワッデン海に暮らす人々にとって、トロッコは一家に一台の生活必需品で、小さな島と島を結ぶ交通手段です。

 

エーゲ海南東部にある12の島々からなるドデカニサ諸島の一つ、パトモス島の聖ヨハネ修道院のある歴史地区(ホラ)と聖ヨハネ黙示録の洞窟(ギリシャ共和国)は、厳かな祈りに包まれています。

サモス島のピタゴリオンとヘラ神殿(ギリシャ共和国)

デロス島の遺跡(ギリシャ共和国)

中国人が夢見る理想郷として築かれた杭州西湖(こうしゅうせいこ)の文化的景観(中華人民共和国)

法隆寺地域の仏教建造物(日本)

古都京都の文化財(日本)

 

 

◆火と氷の絶景

カリブ海の火山地帯、ドミニカ島のモーン・トロワ・ピトン国立公園(ドミニカ国)にはマグマの熱で煮えたぎる沸騰湖の姿があります。

 

アラスカ・カナダの氷河地帯(Kluane/Wrangell-St Elias/Glacier Bay/Tatshenshini-Alsek)では、海岸線まで押し寄せた高い氷の断崖が目の前に立ちはだかり、やがて雷のような音を上げたかと思うと、氷河の先端が裂けて割れ、氷の塊が海面に砕け散りながら崩れ落ちていきます。

氷河に巨大な穴があり、ロープで氷の壁を40m下りるが、水の流れはさらに深く氷河の底へ続いていきます。

分厚い氷河の氷の中へ入ると、そこは青く輝くおおりの洞窟が広がり、吹き込む風が氷の壁面に鱗のような模様を刻みつけています。
トンガリロ国立公園(ニュージーランド)

 

スルツエイ(アイスランド共和国)

スウェーデンのボスニア湾西岸沿いと北欧フィンランド、2つの地域にある、ハイコーストとクヴァルケン群島(スウェーデン王国、フィンランド共和国)

ガラパゴス諸島(エクアドル共和国)

北京と瀋陽(しんよう)の故宮(中華人民共和国)

マカオの歴史地区(中華人民共和国)

ナポリの歴史地区(イタリア共和国)

アルヒジュル古代遺跡(サウジアラビア王国)

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(2012年12月30日、2013年1月6日は放送休止です)

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