カリブ海クルーズ

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2013年1月20日放送「THE 世界遺産」は、「アメリカ・カリブの旅I カリブ海クルーズぐるっと一周」でした。

 

 

7000ものの島々が浮かぶカリブ海を巡る豪華客船の旅の始まり、そのクルーズの出航地は、ケネディ宇宙センターに程近いフロリダ半島のポートカナヴェラル(Port Canaveral:カナベラル(カナベル)港)※からです。

※クルーズターミナルはオーランド国際空港から東へ約75km、車で約1時間です。

 


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1月はクルーズのベストシーズンなのだそうです。

Caribbean

豪華客船の全長300m、定員3600名以上、その姿は海に浮かぶ巨大なホテルです。

Voyager_of_the_seas_1

(ボイジャー・オブ・ザ・シーズ Voyager of the Seas の長大さは、東京タワー333mを横向きにしたのと同じ規模に匹敵します。ロッククライミングやアイススケート、シアターやカジノなど、たくさんのアミューズメント施設が用意されており、まるで洋上に街が浮かんでいるような感覚で、ゆったりとした船旅を楽しむことができます。)

寄港する島に朝方に到着して夕方まで滞在し、夕刻になると、また次の島を目指してクルーズに出航します。

船内のカジノはまるでラスベガスで、エレベーターホールは24時間、電飾が瞬きます。

昼は巨大なプールで泳ぎ、デッキで寛ぎ、夜はミュージカルショーを鑑賞。

甲板デッキには陽気なラテンのリズムが響き渡るなかで、ディスコのようにみなさんダンスパーティに興じ、まさにお祭り騒ぎのような賑やかさです。

本格的なエステサービスも備えられています。

 

 

ユカタン半島に沿って南下し、小型ボートに乗り換えてベリーズへ向かいます。

マングローブの森ではクロホエザルが大きな声で鳴き、縄張りをアピールします。

ベリーズは美しい海と青い空が似合うカリブ海のリゾート地で、1981年に英国より独立をしたアメリカ大陸で一番新しい国です。

美しい海と全長300kmにも及ぶ珊瑚礁(バリアリーフ)が広がり、「カリブ海の宝石」と呼ばれています。

珊瑚礁が育む貴重な生態系があります。

ウミガメが珊瑚を砕いて食べます。

そこだけ丸く切り取ったように深く濃いオーシャンブルーに沈んで見えるブルーホールは、別名「海の怪物の寝床」と呼ばれる巨大な海中洞窟で、深さ120m程まで潜るとそこが地上で生まれた鍾乳洞が海に沈んだ場所であることがわかります。

 

 

火山地帯に位置するセントルシア島には、濃密な緑の世界が広がるピトン管理地域があります。

双子の山ピトンズ(大ピトン火山(777m)と小ピトン火山(743m))は、昔からカリブ海を航海する船乗りたちの目印になっています。

サルファスプリングは山の中腹に位置する地獄谷です。

地下の鉱物が溶け込んだ温泉が沸き出して、川になって流れ下り、ダイヤモンドフォールズと呼ばれる灰色の温泉の滝になって流れ落ちています。

セントルシア名物の泥温泉には美肌効果があるといわれ人気があるそうです。

 

 

ユカタン半島のトゥルムのビーチには、穏やかな海を見下ろす高台の上に古代マヤ文明の遺跡が残っています。

メキシコにあるチチェン・イッツァ古代都市もそのひとつです。

発見された黄金の捧げ物はカリブ海を渡ってやって来ました。

なぜならこの一帯で金は採れないのです。

古代マヤではカリブ海で黄金を交易していたのです。

 

 

潜水艇に乗り込んで海中探検ができるツアーが人気です。

ハッチを閉めて潜水していくと、海底60mには、神秘的な蒼の世界が広がり、ハリケーンに襲われて沈んだ100年前の沈没船の姿が目の前に現れます。

カリブの海の底には、かつて海賊に襲われたり、嵐に遭遇して座礁して沈んだ数多くの沈没船が横たわっていて、その数は3万隻以上ともいわれます。

財宝を積んだまま沈んだ船を引き上げる、お宝目当てのトレジャーハンターも盛んに行われています。

 

 

プエルトリコのサンファンに残っているエルモロ要塞は、スペイン人が海賊や敵国からの攻撃に備えて海岸線に堅固な要塞海賊に築いた要塞で、その分厚い城壁による堅固な守りは海賊の攻撃を寄せ付けなかったそうです。

植民地時代に作られたヨーロッパ風の街並みが今も残っています。

PCS(沈没船調査会社)の引き上げたスペインの沈没船からは闘いの道具、剣、金貨・銀貨が発見されています。

16世紀以降、大航海時代のスペイン船は、新大陸から莫大な財宝をヨーロッパへ持ち出していました。

本国に運んだ財宝の額は億単位ともいわれます。

そうした交易船を襲撃し、金品を略奪していたのが海賊です。

有名なキャプテンキッドの海賊船の一つが発見されたことは、世紀の大発見といわれました。

海底に沈んだ木造船の一部を引き上げるとそれは大砲だったのだそうです。

キャプテンキッドは莫大な財宝をカリブ海のどこかに隠したともいわれています。

 

 

カリブ海の東の果てに位置するバルバドス。

首都ブリッジタウンは2時間ほどで周囲を巡ることができる街です。

ラム酒の発祥地です。

ラム酒はサトウキビを原料に樽の中で9年以上熟成して作られます。

グレープフルーツもバルバドスが原産地で、グレープフルーツを絞ったラムのカクテルが大人気です。

サトウキビの大農園では、かつてアフリカから黒人奴隷が労働していました。

サトウキビ農園で使われていた奴隷が逃げ延びて、ホンジュラスから100km離れたロアタン島に移り住んだといわれます。

その子孫はガリフナの民と呼ばれ、ロアタン島にはガリフナの集落があります。

先祖がアフリカから硬くて甘くない食用バナナを使った伝統料理マチェカは、ココナッツミルクと魚のスープと共に頂きます。

ドゥグと呼ばれる歌と踊りは今に伝わる彼らの伝統舞踊です。

 

 

カリブ海クルーズ、最後の寄港地はイスパニョーラ島です。

1492年12月5日、コロンブスはヨーロッパ人で初めてイスパニョーラ島に到着し、その後、現在のサント・ドミンゴ(ドミニカ共和国の首都)を造っていったのです。サント・ドミンゴは、コロンブスが新大陸で最初に造った植民地都市であり、それは植民地支配の幕開けでもありました。

西半球でヨーロッパ人が最初に建設した町であるサント・ドミンゴには、整然とした碁盤目状の街並みが広がり、大学、西洋医学の病院、大聖堂(教会)が作られました。

サントドミンゴ大聖堂からは新大陸へキリスト教が広がっていきました。

またサント・ドミンゴには、コロンブスにまつわる歴史的建築物が数多く残されています。

ソナ・コロニアルは世界遺産に登録され、コロンブスが本国から運び込んだ家具や食器が、今も残っています。

サント・ドミンゴを「キスケージャ」(母なる大地)と呼んで愛したコロンブスは、ヨーロッパで亡くなったのですが、「私が死んだらサントドミンゴへ」という遺言により、その死後、サンタ・マリア・ラ・メノル大聖堂(アメリカ首座大司教座聖堂)に安置されました。

彼の遺体はその後、新大陸到達500周年を記念して1992年に建てられたコロンブス記念灯台へと移されて、現在もそこで眠っています。

コロンブス記念灯台は要塞のような形のコンクリートの建物で観光名所にもなっています。

その高さは14メートルもあり、夜には上空に向かってレーザー光線が発射され、海を航海する客船にとっては「灯台」との役割となるそうです。

記念灯台から続く一本の道、その道の奥にコロンブスの墓があり、そこにはクリストバル・コロン(スペイン表記)と碑名されています。

(【注】コロンブスの墓と呼ばれる場所はスペインのセビリアにも存在します)

一見、簡単そうなことでも、初めて行うのは難しいという喩えを「コロンブスの卵」といいます。ある時、アメリカ大陸の発見は誰でもできるとはやし立てる人に向かって、コロンブスは卵を立ててみるように言いました。それは誰にもできませんでしたが、彼は卵の尻を潰して立ててみせた、という逸話に基づいています。

 

 

新大陸の歴史、その時代の光と影を包み込むのは、どこまでも碧く広がるカリブの海です。

 

 

アクセス:

ベリーズのバリアリーフ(ベリーズ珊瑚礁保護区)Belize Barrier Reef Reserve System
セントルシアのピトン管理地域 Pitons Management Area
メキシコのマヤ遺跡 チチェン・イッツァ(チチェン・イッツァ古代都市)Pre-Hispanic City of Chichen-Itza
プエルトリコのサン・ファン歴史地区 La Fortaleza and San Juan National Historic Site in Puerto Rico
バルバドスのブリッジタウン(ブリッジタウンの歴史地区とその駐屯地)Historic Bridgetown and its Garrison
サント・ドミンゴの植民都市 Colonial City of Santo Domingo(ドミニカ共和国)

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コメント

    • k-co
    • 投稿日 (Posted on):

    2015年9月3日、マヤ暦のうちの一つである「長期歴」の終わりの日。人類滅亡のXデー。

    当初の予言は長期暦の終わりを示す187万2000日目となる、2012年12月23日でした。そこから終末論が想定されましたが、マヤ文明の暦を研究しているロバート・ワナメーカー氏がうっかりミスで「マヤ暦に“うるう年”の計算をしていなかった」為に、新たに発表されたのが“2015年9月3日”となります。

      • k-co
      • 投稿日 (Posted on):

      地球を焼き尽くす恐怖の「磁極反転」とは?
      マヤ暦・人類滅亡のXデーが迫っている。まさかあと一月ほどで人類が滅亡するなんてあり得ないと高をくくっているかもしれないが、仮にその日を乗り越えても、人類は決して安泰ではないという。
      地球の磁気の弱まりがここ数年、一気に進んでいることが各国の研究機関から続々と報告されている。現在、東京で磁石の針が示す北は、西へ7度ずれているのだが、約200年前には、ほぼ真北を指していたことが残存する地図の記録から確認されている。しかも地球の磁力もこの200年の間に10%近くも減少しているのだ。これはいったい、何が起こる前兆なのだろうか?
      コンパスにも使われ、絶対的に不変の指針と思われている地球磁場だが、最近の研究では過去360万年の間に「ポールシフト」と呼ばれる地球の磁極反転(コンパスの示す方位が真逆になる)が、11回も起こっていることが確認されている。なぜこんなことが起こるのか、そのシステムは完全には解明されていない。
      前回の磁極反転は約78万年以上前に起こっており、周期的には近未来のいつ起こってもおかしくない現象なのだという。
      では、この磁極反転が起こった場合どうなるのだろう。影響はさまざま考えられるが、一番恐ろしいのは、磁気が反転する直前、一時、地球が無磁気状態になることだといわれている。
      普段、太陽から放出された高エネルギー粒子の流れ(太陽風)を受け流すバリアの役目を果たしている地磁気だが、これがなければ電磁波、放射線という太陽エネルギーが一気に地上に押し寄せてくるのだという。いうならば地球の表面全体が電子レンジで“チン”される状態に等しい。人類などひとたまりもないはずだ。

      • k-co
      • 投稿日 (Posted on):

      「土星大爆発」のあおりで月が地球に落ちてくる?- 週プレNEWS(2012年12月17日11時00分)
      ついに、マヤ歴による人類滅亡のXデーまであと1ヵ月と迫った。その予言が当たらないことを祈るばかりだが、もしその日人類が滅亡しなかったとしても、新たな脅威が宇宙からやってくる可能性があるという。
      現在、NASAの一部の科学者たちの間でまことしやかにささやかれている重大な懸念、それが土星の大爆発なのだという。
      発端となったのは、2011年初頭に観測された土星の巨大嵐。これが、これまで太陽系内で検出された最大で最高温の渦を発生させたのだ。
      太陽から遠く離れ、太陽エネルギーの到達しない土星はこれまで極寒の氷の星だと思われていた。しかし、NASAの土星探査機カッシーニが検出した土星の気温は、一時、84度も上昇するという、これまでの常識では考えられない現象が起きているのだ。
      土星の気温が一気に84度も上昇するには、内部から猛烈な熱を発生させているとしか考えられない。つまり、重力崩壊によって土星中心部で急激な核反応が起こっている可能性があるのだという。
      もし地球の35倍もの質量を持つ土星が核爆発を起こせば、地球もタダでは済まない。科学者たちが言うには、最悪の場合、バランスを失った月が銀河の彼方に飛び去るか、地球に落下することになるだろう。(取材・文/近兼拓史氏)

      • k-co
      • 投稿日 (Posted on):

      人類は滅亡する。なぜ、それほどまでに「マヤの予言」は説得力があるのか?

      この「マヤの予言」のXデーがいよいよ目前に迫ってきた。
      予言の発端は、マヤ文明において用いられていた約5200年(=13バクトゥン)にも及ぶ“長期暦”、すなわちカレンダーが、2012年12月21日から23日(→2015/09/03に訂正)の間で終わっているということ。
      マヤの伝説によると、この長期歴の周期ごとに地上には破壊と再生が繰り返されてきたが、この13バクトゥン終了以降は、新たな暦がまったく記されておらず、暦自体が終了している。マヤの予言書には、「第5の太陽の時代は、紀元前3113年に始まり、5128年目に終焉を迎える」とあり、この5128年目が、西暦2012年12月21日から23日(→2015/09/03に訂正)にあたるため、この日が「人類滅亡の日」ではないかといわれているのだ。
      過去、幾度となくこういった「人類滅亡の予言」が話題となった。1999年のノストラダムスの予言も代表的なひとつだが、もちろん人類は滅亡することなく、現在も文明は続いている。
      ではなぜ、この「マヤの予言」が一部の人々に根強く信じられているのか。それは、マヤ文明が非常に高度な文明であったこと、そして謎に包まれた文明であることに起因している。紀元前400年頃から16世紀にかけて、メキシコ南東部を中心に存在した古代文明のひとつであるマヤは、大文明が誕生する必要3条件といわれる「大河」「車輪の発明」「金属(鉄の使用)」をひとつも持たずに繁栄した。この事実は、考古学の常識を超えているのだ。また、4万種を超えるマヤ象形文字と 20進法を自在に操り、天文学や数学が異常に発達した超文明だったことがわかっている。
      しかし、文明が絶頂にあった 9~10世紀にマヤ人たちは突如、姿を消し、都市が次々と放棄されるなど、いまだに大きな謎に包まれており、「人類最後のミステリー文明」とも呼ばれている。
      そのマヤ文明では、特に天文学の発達、暦の正確さは驚異的だった。現在、私たちが日々使っている暦は、西暦と呼ばれるグレゴリオ暦で、1年を365.2425日とする精密さだ。それでも暦には誤差が生まれ、4年に一度の“うるう年”などで調整しているが、マヤ暦はこれをはるかに上回る精密さで、年にたった 0.0002日しか誤差がないといわれている。
      天体望遠鏡もない時代に、なぜ、そんなに精密な観測ができたのかはいまだに解明されていないが、この暦の信じられないほどの精密さが「人類滅亡説」に一定の説得力と不気味さを与えているといえるのだ。(取材・文/近兼拓史氏)
      ■週刊プレイボーイ 50号「徹底検証“2012年人類滅亡説”と滅亡論の未来」より

    • k-co
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    メキシコ・カンクン、ビーチの「海藻」にご注意ください
    2015年夏、メキシコ南東部・キンタナロー州のカリブ海沿岸では「海藻」が多数発生し、ビーチに打ち上げられております。これは海水温の上昇により海中の海藻がちぎれ、海中を漂い、海流に流され沿岸に打ち上げられているものです。8/4現在、カンクンの「プラヤデルフィネス」(PLAYA DELFINES)から「プンタカンクン」(PUNTA CANCUN)までの沿岸に被害が出ております。
    なお、この「海藻」に触れると痒みを感じることもありますので、ビーチへお越しの方は、十分にご注意ください。

    • k-co
    • 投稿日 (Posted on):

    激動は真の富を拡大するためにある

    2015年9月13日から激動加速か?
    激動の時代の特徴は3つ
    (1) 戦争
    (2) 想定外の災害(噴火・地震)
    (3) 金融危機再燃

    それぞれみると

    (1) 戦争
    現在、イスラエル(ユダヤ人)は第三神殿を建設しようとしており、その建設予定地が、現在イスラム教の聖地である「岩のドーム」が建っている場所とされ、それが実現した時には中東戦争勃発ののトリガーにもなることです。
    (一番の注目ポイント・実際には少しズレた場所だという説あり)

    中国関連では、国内外でテロ的な動きが多発しており、2015年8月12日の天津の工場で発生した凄まじい大爆発については、テロ説や軍事兵器工場の事故説もあり、最近の中国は特に、きなくさいです。
    中国の場合、報道されないものが多いので、他にもいろいろありそうです。

    (2) 災害
    特に、火山は世界的に活動期に入っており、噴火が多発していますが、火山活動・噴火はさらに活発化する可能性が高いと判断しています。
    (火山の近くの原発は当然危険度が高くなっていく方向です)
    2000年以降、世界的に地震の数が急激に増えてます。

    (3) 金融危機再燃
    リーマンショックから始まった100年に一度と言われた大規模な金融危機から、回復してきた相場ですが、周期的にも金融危機再燃となるタイミングと判断しています。

    今後の世界動向の予測と、投資戦略についてまとめました。

    世界の歴史はユダヤの歴史とリンク

    世界の歴史はユダヤの歴史とリンクしています。
    聖書はユダヤの歴史書・預言書という側面や、前兆を示すサインの解説書という側面も持ち、多くの予兆的なものを読み取ることができます。
    世界的な大きな出来事は、ユダヤの歴史とリンクして動いており、日・年などの数にも、特有の意味があります。
    たとえば、数字の 40 や 7 に意味があります。
    40日や 40年は、ロスタイム(時間が一時的にとまっている状態)です。
    7日や 7年は完結する数であり、循環するサイクルです。
    一週間は 6日+安息日 1日の 7日間で完結され、それを繰り返すサイクルです。
    自然のサイクルでもあります。
    一週間、6日働いて 7日目は安息日となります。
    同様に、6年間収穫したら、次の 1年は種蒔きせず、畑を寝かせる時です。
    6年間の後に、安息年の 1年があります。
    相場にもサイクルがありますが、これは自然界にサイクルがあり、相場も自然の一部だからです。
    そして、このような数字の意味は、何かの前兆を示すサインにもなります。
    (火山の噴火も聖書に書かれたサインの一つです)

    金融危機開始のサイン

    1967年6月7日にイスラエル(ユダヤ)がエルサレムの中心部を約2000年ぶりに奪還しました。
    これはイスラエルにとって大きな意味があり、世界の歴史にも大きな分岐点です。
    ここから激動の時代が始まるはずでしたが、特に何もなかったのは
    ロスタイム(猶予期間)が40年あったからと判断し、40年後の2007年6月8日から激動の時代が始まります。
    実際に、この2007年6月が、翌年のリーマンショック前の日経225のピーク(天井)でした。
    (ニューヨークダウは数ヶ月ズレています)
    同時に2007年6月は米国債が売り(下落)から買い(上昇)に転換した時、つまり金融信用収縮が開始したピーク(大底)でもありました。
    金融危機前の金融信用収縮のピークが2007年6月だということは、金融危機のスタート(大天井)はここだったといえます。
    そして翌年の2008年9月に、リーマンショックを発端とする100年に一度と言われる大規模な金融危機となりました。
    2007年6月の7年後の2014年6月近辺以降から、激動が加速する可能性が高いシーズン入りすると判断されます。
    しかし、世界的な官製相場(政府が作った相場)により、毎年数回あった大きな調整もなく、株価やドル/円は上昇してきました。
    しかし、2015年9月は、いよいよ暴落する可能性が高いという判断です。
    その理由は、激動加速のシーズンであるだけではなく、次の3つの要素が重なるからです。

    2015年9月13日が危ない

    1) シュミータの年(Shemitah)
    7年周期で金融危機を繰り返す傾向があります。
    ユダヤ歴では7年ごとに区切られ、最後の1年は安息年です。
    これは7年目ごとの安息年に、負債を免除する時という意味です。
    特に7年目の最終日(西暦でいる大晦日に相当)は負債を免除する時です。
    借金が帳消しになるという時です。
    この免除をヘブライ語でシュミータといい、良い意味と悪い意味があります。
    負債が帳消しになる免除・開放(解放)という良い意味と同時に、崩壊・ゆさぶりという悪い意味もあります。
    祝福と災いの時です。
    今までの相場を見ると、不況・株の暴落があり、一般的には悪い状況になります。
    この7年の区切りは以下の通りであり、7年おきの9月に、ニューヨークダウの暴落があることが分かります。
    それぞれ有名な金融危機の時です。

    ●7年の節  出来事        エルルの29日(大晦日に相当)
    1987年9月 ブラックマンデー    9月23日
    1994年9月 メキシコ通貨危機    9月5日
    2001年9月 911による株価暴落   9月17日
    2008年9月 リーマンショック    9月29日
    2015年9月 金融危機再燃?     9月13日

    右端にエルルの29日と書きましたが、これはユダヤ歴の最終日であり、エルルの月の29日が一年の最後の日となります。
    ユダヤ歴と西暦では、暦が少し違い、ユダヤ歴では2014年9月25日から一年が始まり、2015年9月13日が一年の最後(大晦日・エルルの29日)です。
    エルルの29日は、西暦でいう大晦日に相当します。
    Elul 29th が大晦日、エルルの月の29日です。http://www.timeanddate.com/calendar/monthly.html?year=2015&month=9&country=34
    過去の株価暴落のタイミングは、ユダヤ歴のシュミータの年の大晦日(エルル29)近辺に起きていることが分かります。
    となると、今年2015年9月13日近辺に相場に大きな変動がある可能性が高い、という判断ができます。
    その他にも大きな分岐点であるサインが2つあります。
    ヨベルの年と、日食月食がユダヤの祭の日と一致することです。

    2) ヨベルの年(Jubilee)
    2015年9月14日から新しい年、ヨベルの年が始まります。
    ヨベルの年とは7年×7回、つまり7回目のシュミータの年(つまり49年)の翌年(50年目)がヨベルの年です。
    ヨベルの年は奴隷の解放の時であり、所有物が元の所有者に戻る時です。土地を売った者に土地が返ってくる時です。
    従って、土地の売買はヨベルの年までの残存期間で価格が決まるそうです。
    50年目は土地が返ってくる年となり、日本の借地期間とも同じ期間なのは興味深いものがあります。
    ヨベルの年は特別な年です。
    前々回のヨベルの年1917年にはバルフォア宣言があり、イスラエル建国への宣言がされた時でした。
    前回のヨベルの年1967年は1967年イスラエルがエルサレムの中心部を約2000年ぶりに奪還しました。
    次回2015年9月14日からのヨベルの年には、イスラエル関連の領土が次のステップに移行する時になると判断できます。
    第三神殿が建設される時なのかもしれません。
    (第三神殿の意味についてはここでは割愛します)
    2015年9月14日からのヨベルの年はイスラエルだけではなく、世界的に重要な節目にきていることを意味します。

    3) 月食・日食が頻繁に発生し、それがユダヤの祭りと重なる
    2014年4月15日から、日食と月食が頻繁に発生し、それが、ユダヤの祭の日に合致しました。

    2014年
    4月15日 皆既月食 過越の祭初日
    10月8日 皆既月食 仮庵の祭前夜祭
    2015年
    3月20日 皆既日食 宗教歴新年前日
    4月 4日 皆既月食 過越の祭初日
    9月13日 部分日食 エルル29(大晦日)
    9月28日 皆既月食 仮庵の祭初日

    月食・日食が頻繁に発生し、それがユダヤの祭りと重なる時は、極めて珍しいのですが、20世紀では過去2回ありました。
    どちらも、イスラエル(ユダヤ)に歴史的変化が起きている時です。

    1948年 イスラエル共和国独立
    1967年 イスラエルがエルサレム中心部を奪還

    来月、2015年9月13日も9月28日にも日食・月食があります。

    祝福と災いの時

    まとめると、現在、激動加速のシーズンの中にあり、さらに、
    2015年9月は次の3つが重なる時です。

    1) シュミータの年の最後
    2) ヨベルの年の最初
    3) 月食・日食が頻繁に発生し、それがユダヤの祭りと重なる最後の時

    3つの要素が重なるのは、(預言ではなく)サインと判断しています。
    何が起こるか分かりませんが、イスラエルがらみで大きなことがあり、政治・災害・金融の全ての分野で激動となる可能性が高いということです。
    この時は、祝福と災いの時です。
    王道を行く者と的外れな者の差が出る時です。
    激動の時代は、知恵を使い、準備していた者に富が移動する時です。
    この激動の可能性が高い9月に向けて準備しておきたいと思います。
    激動の時代は、恐れるのではなく、真の富を拡大する時です。

    真の富とは、
    単にお金や資産だけではなく
    才能・能力
    知恵
    人間関係
    環境
    使命
    自分の内面を磨くこと

    これら全てを拡大していくことです。

    注意
    ユダヤ歴の日自体が、歴史の中で少しズレている可能性もありますので、何日と特定しないで9月を目安と思っておくと良いです。
    ニューエイジ(オカルト)に傾倒してたり、宗教的になっている人が、これらの情報を扱うと、人を脅かしたり、人をコントロールするために使いますので、ご注意ください。

      • k-co
      • 投稿日 (Posted on):

      中国経済も斜陽の兆し。
      朝鮮半島も、きな臭くなってきたことだし。

    • k-co
    • 投稿日 (Posted on):

    2015年9月何かが起こる?

    古代エジプト、マヤ文明、ユダヤ暦から読み解く

    フィラエ島のイシス神殿はエジプト神話の女神イシスが太陽神ホルスを産んだ神聖な場所として、古代エジプト文明の聖地とされて崇められていました。1970年、ナイル川の氾濫防止のため、アスワン・ハイダムが建設されたことで、半水没状態となりましたが、その時に行われた調査の結果、西暦550年に閉鎖されたこの神殿には、1465体の神々が描かれていたことが判明。さらに「ここが閉鎖されれば毎年、秋分の日に一体ずつ神々の加護が失われ、全ての神々が去った年の秋分の日に世界が水没する」という伝説が発見されました。神殿が閉鎖された西暦550年から毎年、1465体の神々から一体ずつ去ると、2015年の9月に世界が水没することになります。

    さらに、ご記憶の方も多いと思いますが「2012年12月23日に人類が滅亡する」というマヤの予言も当時、話題になりました。しかし検証を重ねると、マヤ長期暦の 1周期を約5000年としてグレゴリオ暦に換算すると、4年に1度の“うるう年=1日分”が計算されておらず、これを調整すると1250日(=5000/4)もの誤差が確認され、正確なマヤ長期暦の終焉の日は、2012年12月23日の1250日後にあたる 2015年9月3日になるという説があるようです。
    さて、1970年以降の経済危機を調べると「7年周期」説が奇妙な偶然で一致し、非常に興味深いことがわかります。
    1. 1973年には金本位体制が実質的に廃止され為替相場は変動制へ移行
    2. 1980年に米国でS&L(貯蓄貸付組合)危機発生
    3. 1987年は有名なブラックマンデーが起こり世界的株価の大幅下落
    4. 1994年には史上最悪の債券市場でメルトダウンが発生、メキシコ通貨危機が発生
    5. 2001年、NY世界貿易センタービルへの航空機による自爆テロ、ITバブル崩壊
    6. 2008年にリーマンショックが発生、S&P500株価指数は「666.00」と最安値を記録

    さらに1987年以降、上記の事象は全て9月に発生しており、果たして偶然の一致なのか、これも何かに影響されているのではないかと検証すると、ユダヤ暦の大晦日にあたるのが 9月、そして 2015年は9月13日がユダヤ暦の大晦日にあたるほか、アフリカ南部などで部分日食が観測される日にあたることがわかりました。また、9月28日には皆既月食となることも含め、エジプト文明、マヤ文明、そしてユダヤ暦が揃って今年9月に何らかの出来事が起こることが、読み解かれるかもしれません。

    今年2015年は、原油価格が 6年5ヶ月ぶりの安値を付け、中国の経済鈍化懸念、そして株式市場の混乱、人民元切下げ、さらにはギリシャではユーロ圏離脱寸前の混乱もありました。一方、ドル円は 2008年以来の125円86銭までの円安進行のほか、日経平均株価が 20,900円台、NYダウ、ナスダックなど史上最高値を更新など、様々な経済事象が見られ、9月の金融市場混乱の予兆とも解釈もできるかもしれません。

    9月に奇妙な偶然のような何かが起こるのか、信じる、信じないはあなた次第です。

    • k-co
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    太平洋東部の赤道付近の海面水温が上昇するエルニーニョ現象が2015年、深刻化している。米海洋大気局(NOAA)によると、過去最強だった1997年~1998年の規模に匹敵し、さらに上回る可能性があるという。世界各地の気温や降水量に影響し、各地で異常気象が起きる恐れがあると注意を呼びかけている。2014年の秋からペルー沖の太平洋で水温が上がり始め、2015年の春以降、特にその傾向が強まっているという。広い海域の水温が基準値より2度以上高まった。予測では、水温は2015年の秋から冬にかけてピークに達し、エルニーニョは2015年の春まで続く可能性が高い。NOAAの専門家は「予測が正しければ(記録が残る)50年以降で最強となるだろう」と指摘する。
    エルニーニョが起きた年は、地球規模で異常気象が発生している。過去最強の1997年には、米南西部や南米で記録的な大雨や洪水に、東南アジアやアフリカ南部で深刻な干ばつに見舞われた。農作物や漁業に影響が出た地域もある。日本では冷夏と暖冬になる傾向があり、1997年は記録的な暖冬となった。ただ、気象庁によると、2015年の夏は偏西風の蛇行で日本付近に高気圧が張り出した影響の方が大きく、猛暑になっているという。

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