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ザ・ウェーブ(The Wave):マーブル模様の波打つ曲線の大地
【2013年7月17日放送「テレビ未来遺産 奇跡の絶景ミステリー 地球46億年!大自然の神秘はこう創られた」(TBS)】
≪絶景誕生の謎を解き明かす≫
アメリカの有名なグランド・キャニオンから北へおよそ100km、アリゾナ州とユタ州の境。
そこには、長い年月をかけて創り出された絶景があります。
あたり一面に連なる赤い砂岩地帯には、縞状の地層断面が描き出す美しいグラデーション、滑らかな曲線美が織り成すマーブル模様の波打つ大地「ザ・ウェーブ」が広がっています。
ザ・ウェーブ(ザ・ウェーヴ(The Wave))は大地が波のようにうねっていることからその名が付けられました。
この神秘的な大地はどのようにして創られたのでしょうか?
ザ・ウェーヴの表面をよく見ると、細かい砂が集積してでき上がっていることが分かります。
およそ1億9000万年前、ここは巨大な砂漠でした。
その砂漠の上に火山灰などが何重にも降り積もり、堆積した地層は長い時間をかけて押し固められ、岩となりました。
この時、地層がミルフィーユのように重なって、あの綺麗な縞模様ができあがりました。
やがて吹き付ける風が途方もない時間をかけて岩の表面を削り取ることにより、ザ・ウェイヴが生まれました。
まさに地球の歴史が創った絶景です。
アクセス:アメリカ合衆国
コメント
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11月14日は「いい石の日」だそうです。
丸い石やおにぎりみたいな石ころをこっそり集めていた幼少時代を思い出しました。川で石切り(水切り)もやったなぁ。実家には河原で拾った立派な漬物石もありました。意外とお世話になっていた「石」の存在に天晴れ。