台北南山広場 (臺北南山廣場, たいぺいなんざんひろば) New Landmark Tower is building up

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台湾の新しいランドマークタワー「臺北南山廣場 (台北南山広場) プロジェクト」

YKK AP 株式会社(社長:堀 秀充、本社:東京都千代田区、資本金:100 億円)のグループとなる YKK台湾社AP事業部(事業部長:宮﨑 省吾、所在地:台湾台北市)は、台湾の大規模複合ビル「臺北南山廣場(台北南山広場)プロジェクト」における「オフィスタワー」の外装カーテンウォール工事を受注しました。YKK AP社として、過去最大の受注規模(面積)となります。
「臺北南山廣場(台北南山広場)プロジェクト (※1)」は、「台北101 (※2)」に隣接する台北市の都心部に計画されたオフィスタワー、文化施設、商業施設から構成される大規模複合施設の開発プロジェクトです。デザインアーキテクトは三菱地所設計が担当し、施主である 南山人壽保険股份有限公司 (※3) ブランドのトレードマークとなっている「山」をモチーフに「オフィスタワー」、「エントランスロビー棟」、「商業施設棟」を一体的に「連峰」としてデザイン。最高高さ 272m の超高層オフィスタワーを「連峰」のシンボルと位置づけ、その形態は感謝の意を表した「合掌」をイメージしています。
YKK AP社が受注した「オフィスタワー」の緩やかな傾斜のついた外装は、ユニットカーテンウォール (※4)で構成され、日射遮蔽のための垂直水平フィン (※5)を採用した環境配慮型のファサードとなっています。また、台湾における省エネ基準である「緑建築標章 (※6)」において、最高級の格付けとなる「鑽石級(ダイヤモンド級)」を目指した外装設計となります。

台北市内に 250m を越す 超高層ビルが建築されるのは、2004 年竣工の「台北101」以来となります。「オフィスタワー」は 2017 年の竣工予定で、「台北101」と双璧を成す新たな台北を代表するランドマーク、新名所の一つとなります。

※1:「臺北南山廣場(台北南山広場, たいぺいなんざんひろば)プロジェクト」
台北にて行われた、台北101 タワー隣接地の再開発「台北市信義区四小段28、29、30 地号市有土地開発及設定地上権案」事業コンペにおいて、南山人壽保険股份有限公司の案が 1 位に採択され権利を獲得しています。計画地は 台北世界貿易センターを始めとする国際都市としてのインフラ整備が進められているエリアで、台湾国内でも 10 年に 1 度の大きなプロジェクトとして注目されています。

※2:「台北101」
台北市のランドマークとして、2004 年に 世界一の超高層建築物として竣工しました。高さが 508mで、地上 101 階、地下 5 階からなり、名前はこれに由来します。低層階のショッピングモールと 89 階にある展望台には、毎日多くの観光客が訪れ観光名所の一つとなっています。

※3:「南山人壽(なんざんじんじゅ)保険股份有限公司」
台湾の大手生命保険会社。1963 年に創業を開始し約 50 年の歴史を持つ会社です。社名にもある「南山」は長い山の峰にちなみ長寿を祈って付けられ、会社のロゴマークにも採用されています。

※4:「ユニットカーテンウォール」
カーテンウォールとはカーテンのように空間を仕切るだけの、建物の構造に寄与しない壁のこと指し帳壁とも言います。特に工場でユニット化されたものを「ユニットカーテンウォール」と呼び、YKK AP社では、部材の加工・組立からガラス取付けまでを工場で行い、ユニット化した商品を施工現場に搬入・取付けすることで、高い品質の確保と安全でスピーディーな施工を実現しています。今回の物件では、ユニットカーテンウォールを構成するアルミ形材は YKK AP黒部製造所 および 滑川製造所で生産される予定です。

※5:「垂直水平フィン」
日射遮蔽を目的とし、ガラス面の外部側に設置されています。垂直水平フィンは幅 50cm のルーバー形状の垂直フィンと幅 25cm の水平フィンで構成されていて、アルミ押出形材で製作することで軽量化を図っています。日射遮蔽による省エネ効果と共に外装デザインのアクセントとしても用いられています。

※6:「緑建築標章」
台湾における環境配慮型の建築、いわゆる「緑建築」の普及を推進する上で、1999 年に導入された認証制度です。建築物の企画、設計、施工、使用、維持管理、および解体に至る一連の過程で、建築時の投入資源の最小化、使用時のエネルギーの最小化、廃棄物の最小化を図る建築物の普及・促進を目指しています。最高級の 鑽石級 (ダイヤモンド級)、黄金級、銀級、銅級、合格級 という 5 つのランクによって認証されます。

 

臺北南山廣場(台北南山広場)プロジェクト オフィスタワー の概要

完成イメージ (手前が 台北南山広場オフィスタワー, 後方が 台北101)
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建設計画
事業主 : 南山人壽保険股份有限公司
計画地 : 台湾台北市信義区四小段 28,29,30 地号
計画面積 : 17,708 m2
延床面積 : 201,800 m2
構造 : 地上S造、地下RC造
規模 : 地上 45階、地下 5階 最高高さ 272m
設計 : 株式会社三菱地所設計
現地設計事務所 :
建築: 瀚亞国際設計股份有限公司
構造: 永峻工程顧問股份有限公司
施工 : 互助営造股份有限公司
着工 : 2013年11月
竣工 : 2017年(予定)
外装工事期間 : 2016 年 2 月 〜 2016 年 12 月(予定)
YKK AP社担当箇所 : オフィスタワーの ユニットカーテンウォール 面積約 67,000 m2

YKK台湾社AP事業部の概要

YKK台湾社AP事業部は、1989 年 3 月、台北市に設立。台湾の気象条件に合わせた高水密サッシを製造し、高級集合住宅市場を中心に事業を展開。2009 年にはカーテンウォール事業にも参入し実績を積んできました。近年では台湾における理想の住まいに採用したい建材・設備メーカーのアンケートで、サッシ部門の 1位を獲得するなど、高い評価を得ています。

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