殿ヶ谷戸庭園(とのがやとていえん)

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20121105

殿ヶ谷戸庭園は東京都の指定名勝で、武蔵野の自然の地形を活かして大正時代に作られた日本庭園(回遊式林泉庭園)です。

高台に建つ紅葉亭から次郎弁天池周辺を眺め渡すとイロハモミジの紅葉が綺麗に見られるそうです。

紅葉の見頃は11月の下旬から12月上旬頃とのことで、時期に合わせて「紅葉を楽しむ会」も開催されます。

 

秋も深まり、紅葉の色づき具合が気になり始めてくる今日この頃。紅葉亭からの眺めは見所の一つですが、だいたい11月初旬に色づき始め、見頃のピークは11月中旬頃となります。もう一つの見どころは入口すぐの芝生地です。こちらは「紅葉亭」の紅葉が散り始めてからが見頃となるエリアで、だいたい11月下旬が良い感じとなりそうです。

紅葉を楽しむ会
開催期間 2014年11月15日(土)〜12月7日(日)
開園時間 9:00〜17:00(入園は16:30まで)
●紅葉を詠む(展示室にて期間中毎日、「紅葉」にちなんだ俳句を募集し展示)
●紅葉演奏会(11月30日(日)10:30と13:00の2回、各回約30分、紅葉亭にてフルートの二重奏(丸太悠太氏、豊田尚史氏)の演奏が行われます。荒天中止。)

 

万葉集で山上憶良(やまのうえのおくら)が詠んだ和歌に由来する秋の七種(七草(ななくさ))は、萩(ハギ)・尾花(オバナ:ススキのこと)・葛(クズ)・女郎花(オミナエシ)・藤袴(フジバカマ)・桔梗(キキョウ)・撫子(ナデシコ)の七種類。

「秋の野に咲きたる花を指折り かき数ふれば七種(ななくさ)の花」
「萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(をみなへし)また藤袴 朝貌の花」
奈良時代初期の歌人、山上憶良(やまのうえのおくら)が、「秋の七種」について詠んだ万葉集の歌2首目です。

ひとくちに七草といえば、正月7日に無病息災を願って七草粥として供される「春の七種」が有名ですね。薬草としても用いられる春の七種とは違い、秋の七種は古来より食したりする習慣はなく、おもに観賞用として楽しんだようです。いにしえの人々は秋の涼風に揺れる野の花々を中秋の名月などに添えて、季節の移りかわりを楽しんだのでしょう。自然と共に生きることを忘れ、ただただ時間に突き動かされる現代の私たちも見習いたい習慣です。

今年も殿ヶ谷戸庭園では、秋の七種を楽しむ会が開催されます。期間中には山野草研究家の仲 伊助(なか いすけ)氏の説明による野草観察会(9月21日(土))も開催され、園内の野草について詳しくガイドが行われます。
ゆったりと流れる時間の中で可憐に咲く秋の花々の観賞に、是非足を運んでみたいものです。

秋の催し「秋の七種(ななくさ)を楽しむ会」で古来より親しまれてきた七種を楽しみたいです。
開催期間 2013年9月15日(日)〜9月23日(月・祝)
開園時間 9:00〜17:00(入園は16:30まで)
●秋の七種コーナー(紅葉亭からサービスセンターに至る遠路脇に秋の七種が展示されます、期間中毎日)
●パネル展示(展示室、秋の七種コーナー付近にて期間中毎日)
●野草観察会(9月21日(土)10:00と13:30、各回約60分、当日サービスセンター前にて開始30分前から受付で各回先着30名、参加費無料、雨天中止)

 


大きな地図で見る

 

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アクセス:国分寺市南町2-16

 

公共交通機関:

JR中央本線(中央線快速)「国分寺」駅南口から徒歩2分
西武鉄道国分寺線・多摩湖線「国分寺」駅南口から徒歩2分

 

駐車場はありません

 

殿ヶ谷戸庭園サービスセンター
電話:042-324-7991

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コメント

    • k-co
    • 投稿日 (Posted on):

    秋の七草のひとつでもある“ススキ”は、穂の動きが風の通り道に見えることから短歌などでは乱草(みだれぐさ)、袖振草(そでふりぐさ)などの名で詠まれています。茎の先に黄褐色の花穂を付け、獣の尾の形に似ていることから「尾花(おばな)」とも呼ばれます。日本各地の山野に生え、かやぶき屋根の屋根材としても昔から利用され、また、炭俵を作り、家畜の飼料にも使われて日本人の生活に大切な植物ですが、あまり知られてはいませんが、古来から農耕儀礼にも多く使われてきました。魔除を払う力があると信じられおり、豊作祈願などに稲と似ていることから穂を立てて供えられました。また、十五夜のお月見に飾る習慣もありますが、その名残とも言われています。

    • k-co
    • 投稿日 (Posted on):

    先日の十五夜、連休が明けて最初の月曜日! 満月。仲秋の名月なのです!
    晴れている地域の方は、過ぎ去った休日をしのびつつ月見としゃれこむのもいいかもしれませんね。
    とてもきれいなお月さまを眺めることができて感動しました!
    十五夜と知ったのは当日。お月見の準備もせずに過ごしてしまったことに悔いが残ります・・
    秋分の日が過ぎ、夜の時間がだんだん長くなっていくので、秋の夜長を存分に楽しんでみてくださいね。

    • k-co
    • 投稿日 (Posted on):

    岩崎家の別邸の庭として造られた、和洋折衷の回遊式林泉庭園。
    国分寺崖線の段丘崖を含んだ地形に造られており、崖線からは清らかな湧水が流れています。
    紅葉の季節は約200本ある真っ赤なモミジが庭園を鮮やかに彩り、一番のビュースポットである紅葉亭からの眺めは一見の価値ありです。
    また、11月14日(土)~11月29日(日)まで「殿ヶ谷戸庭園で紅葉狩り」を行います。皆様のご来園をお待ちしております。

    • k-co
    • 投稿日 (Posted on):

    殿ヶ谷戸庭園で紅葉狩り
    紅葉が鮮やかに彩る殿ヶ谷戸庭園で、深まりゆく秋をじっくりとご堪能ください。
    尺八と箏の「紅葉演奏会」や職員による庭園ガイド「庭さんぽ ~ 職員とめぐる殿ヶ谷戸庭園の魅力 ~」等が開催されます。
    開催期間: 2015年11月14日(土)~ 29日(日) 9:00~17:00(最終入園は 16:30)

    • k-co
    • 投稿日 (Posted on):

    芝生地と次郎弁天池中島で、雪吊りをご覧いただけます。降雪時には、白く雪化粧された庭園もお楽しみいただけます。しっかりと防寒対策をして、冬の武蔵野をご満喫ください。

    • k-co
    • 投稿日 (Posted on):

    1月から2月にかけて園内の約5本のロウバイが、黄色い可愛らしい花を咲かせます。特に券売所前のロウバイは、かぐわしい香りで皆様のご来園をお迎えしております。庭園の冬景色と合わせて、可憐な冬の花をお楽しみください。

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