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御師・旧外川家住宅(きゅうとがわけじゅうたく)
古来より日本人にとって信仰の対象であった富士山。江戸時代の富士講の歴史を今に伝えるのが、巡礼者の宿坊を兼ねた御師の家です。御師(おし)とは、富士講として訪れた参詣者たちに自宅を宿泊所として提供し、富士登山のガイド役なども担っていたそうで、富士信仰を広める役割を果たした人々です。
山梨県富士吉田市にある旧外川家住宅は、江戸時代に建てられた御師宿坊(おししゅくぼう)です。240年の歴史を持つ旧外川家は御神前の間など御師住宅独特の造りが当時のまま残されている貴重な文化財です。
旧外川家住宅は国の重要文化財に指定されており、また世界遺産として登録される見通しとなった富士山の構成資産25ヵ所の内の1つにも数えられています。(→2013年6月22日午後、富士山がユネスコ世界文化遺産へ正式に登録されました。)
富士講の歴史が刻まれてきた旧外川家住宅には、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の諮問機関であるイコモス(ICOMOS(国際記念物遺跡会議))の調査員も視察に訪れたそうです。
旧外川家住宅の協力員、神楽利行さん「イコモスの方も富士山と信仰の関係について、非常に関心を持たれた様子だった」【2013年5月4日放送「情報7days ニュースキャスター」(TBS)】
開館時間 9:30〜17:00(入館受付は16:30まで)
休館日 火曜日(但し火曜日が祝祭日の場合は開館し、その翌日に休館)
富士吉田市歴史民俗博物館のチケットで観覧が可能です。また、旧外川家住宅のチケットを提示すると差額分で富士吉田市歴史民俗博物館に入館が可能です。(当日限り有効)
●旧外川家住宅から富士吉田市歴史民俗博物館への移動方法
「北稜高校入り口」停留所から富士急の路線バス「ふじっ湖号」に乗って約15分「サンパークふじ前」で下車、徒歩約1分(土日祝ルート)
「富士山駅」停留所から富士急の路線バス「ふじっ湖号」に乗って約15分「サンパークふじ前」で下車、徒歩約1分(平日ルート)
●富士吉田市歴史民俗博物館から旧外川家住宅への移動方法
「サンパークふじ前」停留所から富士急の路線バス「ふじっ湖号」に乗って約15分「北稜高校入り口」で下車すぐ(土日祝ルート)
「サンパークふじ前」停留所から富士急の路線バス「ふじっ湖号」に乗って約15分「金鳥居」で下車、国道137号線(富士みち)を富士山方向に徒歩約5分、左手(平日ルート)
富士吉田市歴史民俗博物館の付属施設として、小佐野家住宅(おさのけじゅうたく)の模造復原住宅が展示されています。
こちらも、国の重要文化財にも指定されています。
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アクセス:山梨県富士吉田市上吉田3-14-8(電話0555-22-1101)
●電車・公共交通機関:
≪新幹線利用の場合≫
JR東海道新幹線の地理的な意味での最寄駅は「三島」駅または「新富士」駅となりますが、実際の位置関係は富士山を挟んで反対側(真裏側)のエリアとなりますので、「三島」駅や「新富士」駅からアクセスする場合には、その先は路線バスによる陸路となります(詳細は下記、≪路線バス利用の場合≫を参照)。
もし関西方面から新幹線を利用の場合、新幹線を「新横浜」駅まで乗車し、その後JR横浜線経由で「八王子」駅からJR中央本線を利用するか、または新幹線を終着の「東京」駅まで乗車しJR中央本線に乗り換えるなど、在来線を併用するルートもありますので、合わせて検討ください(下記、≪在来線利用の場合≫も参照)。
≪在来線利用の場合≫
(JR中央本線「大月」駅から乗り換え)富士急行大月線「富士山」駅で下車※(※旧富士吉田駅は2011年7月1日から富士山駅に改称されました)
東京駅から在来線を利用の場合「富士山」駅までは約3時間〜3.5時間です。
富士山駅から徒歩で約5分です。
富士山駅から富士山世界遺産ループバスに乗車して約3分、「旧外川家」停留所下車すぐ。
≪路線バス利用の場合≫
・三島駅南口から乗車:富士急バス(三島駅、御殿場プレミアム・アウトレット~御殿場駅~山中湖~富士急ハイランド~河口湖駅)で、「富士山駅」下車(乗車約2時間(御殿場駅での接続待ち含む))
・御殿場駅から乗車:富士急バス(三島駅、御殿場プレミアム・アウトレット~御殿場駅~山中湖~富士急ハイランド~河口湖駅)で、「富士山駅」下車(乗車約1時間)
・新富士駅から乗車:富士急バス(新富士駅、下部温泉郷~本栖湖~精進湖~河口湖駅~富士急ハイランド~富士山駅)で、「富士山駅」下車(乗車約2時間15分)
・富士宮駅から乗車:富士急バス(新富士駅、下部温泉郷~本栖湖~精進湖~河口湖駅~富士急ハイランド~富士山駅)で、「富士山駅」下車(乗車約1時間40分)
・甲府駅から乗車:富士急バス(甲府駅~石和温泉~県立博物館~河口湖駅~富士急ハイランド~富士山駅)で、「富士山駅」下車(乗車約1時間30分)
≪高速バス利用の場合≫
・新宿駅西口より(中央自動車道経由)
・東京駅より(東名高速道路経由)
・横浜駅より(東名高速道路経由)
・京都、大阪方面より(夜行バス)
●自動車:
≪東京方面からの場合≫
中央自動車道 河口湖ICより約3km(国道139号線経由、上宿交差点を左折、右手)
≪甲信越・甲府方面からの場合≫
中央自動車道 一宮御坂ICより約28.5km(約1時間)、国道137号線、御坂峠、河口湖大橋、国道139号線経由、上宿交差点を左折、右手
≪神奈川・三島方面からの場合≫
東名高速道路 御殿場ICより国道138号線を北上、東富士五湖道路を利用し、富士吉田ICより約3km、国道139号線経由、上宿交差点を左折、右手
(東富士五湖道路で途中の山中湖ICを利用の場合は、山中湖ICより約7.7km、国道138号線経由、上宿交差点を右折、右手)
≪小田原・箱根方面からの場合≫
国道138号線を北上し御殿場、山中湖経由、上宿交差点を右折、右手(小田原より約2時間・約61.1km)
≪京阪神・富士宮方面からの場合≫
東名高速道路 富士ICまたは新東名高速道路 新富士ICより約60.5Km(約2時間)、西富士道路・国道139号線経由、上宿交差点を左折、右手※
(※富士ICの位置は、富士山を挟んで丁度真裏側となります。そのため場合によっては富士ICで下りずに東名高速道路 御殿場ICより国道138号線を北上、東富士五湖道路を利用し、山中湖ICより国道138号線経由の方が短時間(富士ICより約1.5時間・約68.4km)となります。)
富士山へのアプローチには大きく分けて、
北側・富士五湖側(JR中央本線、富士急行、中央自動車道など)からのアプローチ
南側・海側(JR東海道新幹線、JR東海道本線、JR御殿場線、JR身延線、東名高速道路、新東名高速道路など)からのアプローチ
の2つがあります。
北側エリアと南側エリアを結んでいる電車がJR身延線であり、富士山の西側の天子山地(てんしさんち)と身延山地(みのぶさんち)の間に流れる富士川に沿って半円形状に走っています。JR身延線は甲府から富士(始発駅〜終着駅)の間を約3.5時間で繋いでいる路線です。
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2013年 7月 21日
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