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ハイボールガーデン in TOKYO TOWER
2015年は20世紀を代表する詩人の一人 T.S.エリオットの没後50年であるとともに、初期の代表作「J・アルフレッド・プルーフロックの恋歌」の出版100周年の記念となる年です。英米のメディアではちょっとした特集記事が出ていたりします。
エリオットはマティーニがお好みだったようですが(飼い猫にベルモットの銘柄の名前をつけていたそうです)、名著の誉れ高いエネアス・マクドナルド著『ウイスキー』を知人に贈ったりしているので、かなりウイスキーも嗜んでいたのではないでしょうか。彼の詩にはウイスキーは見当たらないものの、戯曲にはいくつかウイスキーの登場する場面があります。たとえば『老政治家』第一幕で、古い知人が訪ねてきた時の応接間でのやりとり。
ディック、ウィスキーが一本もないとはいはせんぞ。
ウィスキーぐらゐ、お安い御用だ。…(執事に向かって)ランバート、ウィスキーを持って來てくれ。ソーダーもいっしょにな。
(福田恆存氏訳)
来客をウイスキーでもてなすのに、ソーダも用意するというのは、ハイボールの歴史と文化を彷彿とさせて興味深いですね。客はこのあとで「それと、氷もたのみますぞ」と付け加えています。
また、エリオットの残した手紙の中には、しばらくぶりの知人に宛てて「都合の良い時にまたぜひチョップ&ウイスキーをご一緒したい」と書いた一節が見られます。ここでは、ラム・チョップなのか、はたまたポーク・チョップなのかはっきりしませんが、いずれにせよ気に入った組合せだったのでしょうね。ポーク・チョップの仕上げにウイスキーソースを使うというレシピはたくさんありますし、グルメ漫画にも出てくるほどですから、相性が良いことは間違いなさそうです。語らいの時に、また思索の時に、傍らにはスピリッツがあったことが伺われます。
チョップはさておき、今宵はゆっくりと詩集をひもときながら、ウイスキーを味わってみようかと思います。
世紀末のパリで、ワルツなどを書いた作曲家ロドルフ・ベルガー(Rodolphe Berger)に「ウイスキー&ソーダ」という短い曲があります。その楽譜に添えられたクレリス・フレールによる扉絵では、貴婦人たちがストローで飲み物を味わっているのですね。これが当時の”ハイボール”の飲み方なのか、そもそも曲名と関係あるのかはっきりしませんが、ロートレック風の羽飾り付き帽子でとまり木に集う姿はとてもお洒落です。ウイスキークラッシュ風に、ストローを添えるスタイルもありなのかなと思ったりします。
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コメント
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2014年 4月 24日トラックバック:ハイボールガーデン | いつか行って見たい場所
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2014年 7月 24日
TOKYO TOWER HIGHBALL GARDEN (東京タワー ハイボールガーデン) 2015年もオープンしました。
https://xn--29sob207cg49a.biz/carp-streamer-and-huge-flag-of-cololabis-saira-in-tokyo-tower-5515
「伊予柑ハイボール」伊予柑果汁たっぷりのご当地ハイボール
「柑橘王国」として知られる、愛媛県。多くの種類の柑橘が生産されていますが、中でも”伊予の国”の名前が入った「伊予柑」は有名ですよね。
その伊予柑を使ったご当地ハイボール、「伊予柑ハイボール (いよかんハイボール)」がこの春誕生!「角瓶」「ジムビーム」をベースにした2種類の愛媛の味わいをご紹介します。
リアス式海岸に面するなだらかな山の斜面に、無数の柑橘畑が広がる愛媛県。瀬戸内海の温暖な気候と、水はけよくミネラル豊富な栄養分をたっぷり含んだ急傾斜地から多くの柑橘が生産されます。なんでも、空から降りそそぐ太陽の光、海から照り返す反射光、そして傾斜地から照り返される「3つの太陽」のおかげで、おいしい柑橘ができるそうですよ。
甘みと酸味のバランスが良く、濃厚な味わいの「伊予柑」です
その愛媛の柑橘の中でも、一年を通じて身近に味わうことができる「伊予柑」は、甘みと酸味のバランスが良く、濃厚な味わいで親しまれています。
サントリーでは、香りも豊かなこの伊予柑をもっと楽しんでいただきたいという想いから愛媛県と共同で、「伊予柑ハイボール」を開発しました。愛媛県産伊予柑果汁を100%使用した尾崎食品「柑橘王国 伊予柑シロップ」を加えてつくります。
サントリー x 尾崎食品
角ハイボールに合うシロップを開発
“伊予柑シロップ 濃縮伊予柑果汁使用”
フレッシュな伊予柑果汁使用と濃縮伊予柑果汁使用を使用し、味を少し強調したシロップです。
尾崎食品とは、愛媛の柑橘を単なる地域産物としてではなく、素材を活かした工夫を加えて、ブランド名「柑橘王国」として販売展開。より美味しく表現された商品を全国へお届けしています。
2つの味わい♪
「伊予香る角ハイボール」と「ジムビーム伊予薫るハイボール」をご堪能ください
「角瓶」または「ジムビーム」に、果汁本来の甘みが味わえる濃縮タイプの「伊予柑シロップ」を合わせて作ります。「伊予香る角ハイボール」は、華やかな香りとまろやかなコクが特長。また、マイルドでクリーンな味わいの「ジムビーム」にシロップを合わせた「ジムビーム伊予薫るハイボール」は、果実感あふれる爽快な味わいをお楽しみいただけます。気分やシーンに合わせて、2つの味わいをお楽しみください♪
この「伊予柑ハイボール」は、愛媛県の 中村時広 知事 (えひめ愛フード 推進機構会長)もおすすめ!
愛媛県産柑橘を使った商品展開の連携・協力協定書の調印式の際には、中村知事にも実際に味わっていただき「これは、うまい!」と太鼓判を押していただきました。
愛媛の皆さん、また愛媛にお出掛けの皆さん、「伊予柑ハイボール」を見かけたらぜひお試しくださいね♪
世界の5大ウイスキーとは?
世界的なウイスキーの生産国、スコットランド、アイルランド、アメリカ合衆国、カナダ、日本の5ヶ国で作られるウイスキーのことです。
TOKYO TOWER HIGHBALL GARDEN ROOFTOP ジンギスカン 登場!
東京タワーを真上に見上げながらマザー牧場のジンギスカンを味わうことができるのが、TOKYO TOWER HIGHBALL GARDEN ROOFTOP ジンギスカン!
チンギス・ハン! でもフビライ・ハンでもありません!
なんと? 120分食べ放題・飲み放題!
そんなジンギスカン帝国が、11月23日(月・祝)までフットタウン屋上にて開催中です!
ジンギスカンを食べながら、極上の屋上空間を征服してみてはいかがでしょうか?
食べ放題メニューには、マザー牧場秘伝のタレで味わうラム肉の他、牛肉、豚肉、各種野菜、から揚げやバーニャカウダ、飲み放題メニューには、角ハイボールに加え、生ビール、ワイン、ソフトドリンクもございます。食欲の秋に、もってこいですよね!ワタクシも2回行きました!東京タワーの真下という他にはないロケーションで、美味しいジンギスカンをお楽しみください!
期間: 2015年11月23日(月・祝)まで開催中
時間:
平日 16:00~22:30 (L.O. 22:00)
土日祝 12:00~22:30 (L.O. 22:00)
場所: 東京タワーフットタウン 屋上スペース ※雨天中止
主なメニュー:
マザー牧場ジンギスカン120分食べ放題&飲み放題
男性: 4,500円、女性: 4,000円、未成年: 3,000円、小学生: 2,000円、4~6歳: 1,000円
会期終盤へ突入!
いよいよ会期終了まであとわずか!