チトワン国立公園のエレファント・サファリ(ネパール)

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2013年7月21日放送「THE 世界遺産 World Heritage」は、「撮った!幻のベンガルトラ ~ チトワン国立公園(ネパール)」でした。

 

 

≪ヒマラヤ山麓のネパールに広がる珍獣たちの楽園「チトワン」≫

ヒマラヤの麓、路肩をのし歩く巨大生物に遭遇しました。身の丈2mはある世界最大の牛ガウルが目の前の道を悠々と横切っていきます。

ぬかるみに40センチを超える大きな足跡が残されていました。

その足跡の持ち主の正体は、見事な1本の角に、鎧のような皮膚を纏った、2トンもの巨体を持つ一角獣インドサイです。

ネパールのチトワン国立公園は、世にも奇妙なワニなど、珍獣の宝庫です。

 


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夏でも雪を頂くヒマラヤ山脈(Himalayan Range)。

その麓には川に沿って深い森が広がっています。

撮影隊は幻のトラを追って森の奥深くへと分け入りました。

樹皮に鋭い爪痕がくっきりと刻みつけられています。トラが縄張りを示すために残したものです。

捜索を始めてから一週間、森の茂みの向こうで何かが動いています。

森の王者ベンガルトラ(Bengal Tiger)です。

ここは彼らの最後の隠れ家です。

ネパールのチトワン国立公園、その手付かずの大地は、巨大な一角獣をはじめ、珍しい生き物たちの宝庫です。

ヒマラヤの麓で幻の珍獣を大追跡です。

 

≪ヒマラヤ源流の川が育む大地≫

4月は乾期の終わり。

野生動物たちが動き出す夜明けとともに、ゾウの背中に乗って出発します。

観光の目玉であるエレファントサファリ(Elephant Safari)です。

前方にガウルが現れました。

身の丈2mもの巨体を持ち、野生の牛の中では世界最大です。

行く手に川が見えてきました。

ゾウの背中に乗ったまま川を渡っていきます。

チトワンにはヒマラヤが育んだ珍獣がいっぱいです。

最初の追跡はまず水辺からスタートです。

ヒマラヤの雪解け水が流れ込む大河が命の源です。

長い口を持つ不思議なワニが水面を滑るように泳いでいます。

特化した細長い顎を持つガビアルです。

彼らは魚を獲るためだけに口を細長く進化させました。

大きく口を開けて熱を外に逃がし体温調節をしています。

他の土地ではほとんどが絶滅し、現在ネパールを中心にわずか2000頭が棲息しています。

川の畔に現れたのはインドサイです。

チトワンが誇る珍獣トップ3に入ります。

角が一本しかなく一角サイとも呼ばれる彼らは群れを作らず、単独で行動します。

水辺はお気に入りの住処です。

水中に顔を突っ込むと川底に生えている水草を幅広い口でごっそりともぎ取ります。2トンもの巨体を維持するために1日に90kgもの草が必要なのです。

食事を終えた後は日課の水浴びです。水中に体を浸して気持ちよさそうです。

ブクブクと水面に吹き出す泡の正体は、サイの鼻うがいです。こうやって鼻の穴を掃除しているのだそうです。

筒のような耳が左右別々にぐるりと回転します。

視力が弱いため、音を頼りに周りの様子を窺っているのだそうです。

何か聞こえたようです。

ゾウの一団が川辺を移動していきます。敵ではないので一安心です。

インドサイはこうして長い時には5時間も水の中で過ごし、火照った体を冷やします。

多くの大型草食獣を養っているチトワン、それはヒマラヤから流れ込む大河のおかげなのです。

川は雨期に氾濫を起こし、山の栄養分を低地に広げます。肥沃な土壌は草原や森、沼地など多彩な環境を生みました。

斑模様が美しいアクシスジカが現れました。沼は彼らの大切な水飲み場です。

夕方、草原が涼しくなるとインドサイがやってきました。ここには美味しい草がたっぷりあるのです。

大人のメスです。

近くで鳴き声がしました。牛と山羊が混ざったような低い鳴き声です。これは子どもが母親を呼ぶ合図です。

まだ生後6ヵ月ほどの子どもが母親の後ろを追いかけて歩いています。

サイは7種類の声を使い分けて会話をしているのだそうです。

インドサイは一本角が狙われて密漁され、今絶滅の危機にあります。ここはネパール最期の砦です。

 

≪ガビアル繁殖センター≫

チトワン国立公園ならではの珍しい施設が、ガビアル繁殖センターです。

ガビアルは最も絶滅の恐れがある生き物の中の1種です。

大人のオスは鼻先が瘤のように大きく膨らみを帯びています。瘤の中で空気を振るわせて音を出し、自分の力をアピールするのです。仲間を呼ぶ時や愛の告白にも使われます。

砂地で産卵し、一度に60個もの卵を産むこともあるそうですが、立派に大人まで成長できるのはわずかです。

鶏の卵より一回りほど大きいです。

生後8ヵ月の子どものガビアルは全長45cmです。

2mまで成長すると川に放たれます。

ガビアルは革製品にするために乱獲されました。

人工飼育した個体を野生に戻す取り組みが進行中です。

 

チトワンの7割は鬱蒼とした森に覆われています。

人の背丈ほどの蟻塚(ant-hill)がそびえています。シロアリの巣です。土やフンに唾液を混ぜて塚のように盛り上げたのです。内部では数万ものシロアリが共同生活をしています。

そこへ天敵が現れました。シロアリが大好物のナマケグマの親子連れです。滅多に出会えない珍獣トップ3の中の1種です。

木にぶら下がる姿がナマケモノに似ていることから、ナマケグマという名前が付きました。

2頭のまだ小さな子グマの兄弟がじゃれ合いながら木に登って遊んでいます。

開発の及ばなかった貴重な低地、そこに野生動物たちは逃げ込んだのです。

 

≪ヒマラヤの麓で幻の虎を追う≫

次の追跡は幻のベンガルトラです。

チトワンは森の王者にとって一級の生息地です。

ガイドのウットサヴ・ネウバネさん「これはベンガルトラが付けた爪痕です。こうして縄張りを示すんです。」

木の幹が爪痕でぼろぼろに傷付けられています。

ベンガルトラは獲物を求めて広い縄張りを動き回ります。

かつてチトワンはネパール王室の狩猟地でした。外国人をもてなすため、大規模なトラのハンティングが行われました。(何十頭ものゾウの背中に跨がって森に入っていくハンターたちの写真)

森に棲息するトラの数は一時、25頭まで減りました。

見つけるのは至難の業であり、珍獣のトップ1です。

ウットサヴ・ネウバネさん「動物たちが通る獣道(けものみち)です。トラもこうした歩きやすい場所を好んで歩くんです。」

獣道を歩いていると、道端に手掛かりを発見しました。

ウットサヴ・ネウバネさん「見てください、これはトラのフンですよ。どうやらシカを仕留めたようですね。」

まるで毛玉のように大量のシカの毛がフンに含まれていました。

きっと夜の間に狩りをしてここを通ったはずです。

砂場には足跡もくっきりと残さていました。

幻のトラはすぐそこです。

彼らは数km四方の縄張りを単独で動き回り、おまけに夜行性です。

地元のガイドでも出会えるのは年に数回ほどだといいます。

動物の気配がしましたが、歩いていたのはずっと小柄で黒い斑点のヒョウでした。

ヒョウも夜の闇に紛れて動きます。

昼間こうして歩く姿を見かけられるのは珍しいことだといいます。

ベンガルトラの追跡を始めて一週間が経過しました。

撮影隊に緊張が走りました。

ガイドが指差す先、森の茂みの向こうを歩いている、見え隠れする黄色と黒の縦縞模様。

ベンガルトラが遂に姿を現しました。

生態系の頂点に君臨する最強のハンター、体長は2mほどです。

木の根元に尿をして縄張りを示しています。

乱獲によって絶滅しかけましたが、地道な保護活動が実を結んで、この森でやっと125頭まで増えたのだそうです。

ここは稀少な動物たちの楽園です。

 

≪兄弟で同じ動作をする珍しい双子のゾウ≫

森の一角にあるゾウの宿舎を訪ねました。

生後1ヵ月から55歳まで16頭が飼育されています。

3歳からトレーニングを始めます。

公園内でのサファリやパトロール時など、移動手段としてもゾウの存在は欠かせません。ゾウは人間の良き相棒なのです。

ゾウたちの主食は、稲と黒砂糖と塩をエレファントグラスの葉で包んで縛り、大きな「ちまき」のようなお団子状にしたものをエサとして与えます。バランスの取れた栄養食です。大人のゾウなら1日に150個をペロリと平らげます。

1番のアイドルは世界でも珍しい双子のゾウです。

鎖を嫌がって外に出掛けたいとアピールする仕草も、なぜか同じ動きで、息もピッタリです。

 

≪サイが集まる謎の沼≫

ゾウの背中に跨がってチトワンのさらに奥地へと向かいます。

3つ目の追跡は、インドサイたちが集まる謎の沼です。

深い森を抜けた先に謎の沼がある、と近年の調査で初めて発見されたそうです。

平原に出ました。

目の前には確かに沼があります。

縄張り意識が強く、普段は群れを作らないサイたちが、この沼にはたくさん集まってくるというのです。

チトワン自然保護センターのビシュヌ・ラマさん「これはサイが作った道です。彼らはいつも同じ所を通るので、このような獣道ができるのです。」

畔にできた獣道を辿っていくと、行き着いた先の沼地はサイたちの残した足跡だらけです。

上空から見下ろすとサイが通い詰めた証しがくっきりと大地に刻まれているのが分かります。細長い形の沼を囲むように周辺には網の目のように獣道が張り巡らされていました。

なぜサイはこの沼を目指すのでしょうか?

チトワン奥地、サイが集まるという謎の沼で早朝から待ち続けていると、朝10時、最初の1頭目が姿を現しました。

彼らの目的は泥浴びです。全身に泥を擦り付けて虫や日差しから皮膚を守るのだそうです。

茂みからもう1頭が姿を現しました。親子連れもやってきました。

この日、沼に集まってきたのは6頭でした。多い時には12頭が確認されているといいます。

いつもは単独で行動するサイが、なぜ同じ沼に集まり喧嘩もせずに一緒に過ごすのでしょうか?

ビシュヌ・ラマさん「この沼は乾期でも決して涸れることがことがありません。サイにとって理想の環境なんですよ。」

チトワンには他にも無数の沼があります。しかし、雨が降らない乾期になるとそのほとんどが干上がってしまうのです。

サイが集まる沼だけが一年中枯れない秘密は、大河のすぐ傍にあるためです。地中から常に水が染み出しているのです。

この沼は命を支える水場です。だから共有する道を選びました。

今、地球上に2700頭しかいないインドサイのうち500頭が、このチトワンに棲息しています。

チトワンは数多の珍獣たちを守る「ゆりかご」なのです。

 

あるべき命をあるべき場所で見ることができる。それがヒマラヤが生んだ大自然です。

 

 

アクセス:ネパール連邦民主共和国(Nepal)

チトワン国立公園(旧ロイヤル・チトワン国立公園)
Chitwan National Park

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    国際協力NGO チャイルド・ファンド・ジャパン が、ネパール地震への緊急・復興支援を実施
    1995年より20年間、ネパールで支援活動を行っている国際協力 NGO チャイルド・ファンド・ジャパン(Child Fund Japan) は、ネパール地震への緊急・復興支援を実施します。

    2015年4月25日(日本時間15時過ぎ)、ネパールの首都カトマンズで大規模な地震が発生しました。地震の規模はマグニチュード7.8で、震源地はカトマンズの北西約80キロです。
    ネパール内務省の発表によると、26日朝には約1,400名の死者が確認され、今後さらに増えることが予想されます。国連人道問題調整事務所(OCHA)は、660万人が被災したと発表しています。広範囲にわたってインフラが破壊され、多くの歴史的建造物や家屋が倒壊し、道路には亀裂が入っていると伝えられています。
    カトマンズ市内の国連機関の発表では、国全体の約40%が被害を受け、インド、チベット、中国、バングラデッシュを含む広範な地域で揺れが感じられたとのことです。市民の多くが戸外で一夜を明かし、多数のケガ人が病院に殺到し、病院の対応が追いつかない状況です。カトマンズ市内は現在停電しており、通信手段も断たれています。空港は一時閉鎖されていましたが、26日夜には再開される見込みです。

    チャイルド・ファンド・ジャパンの支援地域であるシンドゥパルチョーク郡でも大きな被害が発生しています。現地の協力団体からは、支援地域の約80%の土作りの家屋が倒壊し、住民は空き地に非難を余儀なくされていると報告されています。今後も現地スタッフと連絡を取り、被害状況の調査を進めます。

    食料、水、医薬品などの緊急支援と、一時避難施設が必要とされています。チャイルド・ファンド・ジャパンは、シンドゥパルチョーク郡を最優先に緊急支援を実施します。

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    ネパール大地震:緊急支援を始動 募金への協力をお願いしています
    日本人スタッフの派遣も調整中
    4月25日にネパールで発生した大地震による死者が2,000人を超え、負傷者も4,700人に上る中、国際NGO ワールド・ビジョン(WV)は、現地で緊急支援を始動し、世界規模で募金への協力を呼びかけています。
    被害の規模や現地のニーズを確認する調査を実施。寝袋、バケツ、衛生キット、蚊帳等の緊急支援物資のほか、安全な水の提供、仮設住居、子どもの保護、教育等の分野を初期支援の重点分野に定め、10,000世帯(50,000人)を対象とした支援策を決定しました。現在、日本人スタッフの派遣を調整中です。

    「今夜は、私の家に30人が集まる予定です。うちの敷地には少し開けた場所があり、余震による家の倒壊を心配せずに眠ることができるからです。でも、問題はこの寒さです。私は、子どもたちを少しでも寒さから守るため、車で眠らせるつもりです」と話すのはWVのスタッフであり、被災者の一人でもある、アリーナです。

    80年に一度という大地震の被災者は、460万人に上ると推定されています。WVは、隣国のインドやバングラデシュ等から緊急支援の専門スタッフを集め、迅速かつ確実に支援を届ける計画です。

    「ネパール大地震緊急支援募金」にご協力お願いします!
    1. ホームページ https://www.worldvision.jp/donate/emergency.html から、クレジットカード、その他の方法で受け付けます。
    2. 郵便振替 00140-4-900664 「ネパール大地震」と明記の上、「特定非営利活動法人 ワールド・ビジョン・ジャパン」宛にご送金ください。

    ワールド・ビジョン・ジャパン (World Vision Japan) とは?
    特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は、国連経済社会理事会に公認・登録されたキリスト教精神に基づく国際NGO ワールド・ビジョン (World Vision) を構成している日本の民間援助機関です。ワールド・ビジョンの活動組織は、米国生まれのキリスト教宣教師 ボブ・ピアス(Robert “Bob” Pierce)によって創設されました。WVJは認定NPO法人として認定されており、皆さまからのご支援金は、寄付金控除の対象となります。

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    • 投稿日 (Posted on):

    ネパール政府は26日、死者が2789人になったと発表。うち、カトマンズは735人。ネパールのメディアなどによると、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録されているカトマンズ中心部では、名所「ダラハラ塔」が倒壊して多数の死者が出た。負傷者の数は全土で6300人となっている。
    インドなど周辺の3ヵ国を含めた死者数の合計は2800人を超えた。インドでは死者が62人、バングラデシュでは4人にそれぞれ増え、中国のチベット自治区では20人が死亡、4人が行方不明。

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    4/27、ロイター通信によると、死者はネパール国内だけで3218人に達し、インドや中国など近隣国を含めて犠牲者は約3300人となった。発生から3日目を迎え、各国による災害支援活動が本格化する一方、山岳地帯の農村部では支援が難航。AP通信によると、現地の援助団体には、地滑りにより山間部の村々が壊滅的な被害を受けているとの情報も入り始めた。地元紙 ヒマラヤン・タイムズ は、災害当局者の話として、死者が8千人に達する可能性があると伝えた。

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    大地震発生3日目の27日、ネパール内務省などが明らかにしたところによると、国内の死者が3351人に達し、近隣国を含めると計3400人超となった。山岳地帯の農村部では救助が難航しており、倒壊した建物の瓦礫の中には、なお多数の行方不明者がいると見られている。生存率が急激に下がるとされる発生後72時間が28日に迫るなか、救助活動は時間との闘いに入っている。本格化した国際支援と歩調を合わせ、日本の国際緊急援助隊の救助チーム約70人も27日午後に、首都カトマンズに到着し、被災者の救護や行方不明者の救出などに取り組む見通し。

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      日本の国際緊急援助隊が28日、カトマンズに到着した。

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      日本政府は医療チームのほか、自衛隊も派遣。

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      4/30、ネパール内務省は、死者が同日までに5489人となったことを明らかにした。近隣国を含めた犠牲者数は5500人を超えた。

      また、自衛隊で組織された医療活動のための国際緊急援助隊の先遣隊21人が、29日深夜(日本時間30日未明)、カトマンズに到着。30日に地元当局などと協議を行い、支援場所の選定などの活動を開始するという。

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      ネパールにおける地震被害に対する我が国の国際緊急援助隊・自衛隊部隊の活動の終了
      (http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_002130.html)
      平成27年5月19日
      メール
      1. ネパールにおける地震被害に対し,我が国は,国際緊急援助隊として救助チーム,医療チーム及び自衛隊部隊(医療援助隊等)を派遣し,被災地において捜索救助活動及び支援活動を行ってきたところです。
      2. 今般,我が国としては,被災地におけるニーズの減少等を踏まえ,ネパール政府との協議を経て,国際緊急援助隊・自衛隊部隊による医療活動については,本19日をもって終了することを決定しました。ネパール政府からは,これまでの我が国自衛隊の活動に対する高い評価と感謝の意が表明されています。
      3. 我が国として,今後ともネパールの復旧・復興に至るまで,切れ目のない効果的な支援を可能な限り行っていく考えです。

      (参考)国際緊急援助隊・自衛隊部隊
      4月27日に派遣が決定された国際緊急援助隊・自衛隊部隊は,医療援助隊(約110名),統合調整所(4名),空輸隊(約160名)からなり,医療援助隊は4月30日以来,カトマンズ市内や近郊にて延約2,800名に対して医療活動を実施。

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    AP通信などによると、27日、死者がネパールと近隣国を含め4千人を超えた。
    地元紙 ヒマラヤン・タイムズによると、地震による雪崩が起きた世界最高峰エベレストでは、少なくとも登山者19人が死亡、70人以上が負傷。下山ルートが破壊された為、標高約6千メートルの高地に登山者200人以上が足止めされている状況だという。

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    インターナショナルSOSとコントロール・リスクス : ネパールへ緊急事態対応チームを派遣
    医療と安全のアシスタンスサービスを展開
    医療とトラベルセキュリティアシスタンスサービスを全世界の会員企業に提供する インターナショナルSOS と ビジネスリスクのコンサルタンシーを提供する コントロール・リスクス は、ネパールの地震発生後、共同で現地に滞在する会員企業社員を医療と安全面から支援するため緊急事態対応チームを派遣しました。

    インターナショナルSOS/コントロール・リスクス の アジアパシフィック地区担当 セキュリティディレクター の グラント・ストラドウィック氏
    「私たちは、多国籍企業、NGO、教育機関など会員企業/団体の駐在員や海外出張者の医療と安全を配慮し、安心して事業展開が出来るよう、24時間365日体制で情報と支援を提供しています。カトマンズでは飲料水や食料品が不足しており、医療機関も混乱に見舞われています。続く余震により交通網や宿泊施設も十分な確保が困難な状況です。」

    インターナショナルSOSは、ネパールへの渡航はすべて取りやめるようアドバイスします。既に滞在中の方でも、滞在目的が必須でなければ帰国するようにしてください。
    カトマンズ渓谷からの移動は空路のみを使用してください。都市間の道路状況は、がれきや破損した道路、地滑り、雪崩や、予想される悪天により移動が困難あるいは不可能な状況です。避難所の情報や具体的な避難に関しても、救急隊員の指示に従ってください。

      • k-co
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      ネパールへのトラベルリスクアドバイス
      インターナショナルSOSとコントロール・リスクス

      5月12日に再び発生したマグニチュード7.3の地震と引続く余震により、ネパールは現在も予断を許さぬ状況です。
      『カトマンズのトリブバン国際空港(KTM)と エベレストベースキャンプ近郊の空港は稼動していますが、ネパール出発便の予約は非常に取りにくい状況にあります。

      インターナショナルSOSとコントロール・リスクスは、会員企業の皆様の商業便の予約手配の代行や、チャーター便の手配をすることができますが、チャーター便の手配には、フライトのクリアランスに当局の承認が必要な場合もあり、すべてのフライトが承認されているわけではないのが現状です。

      会員企業の皆様へは、地震による最も深刻な被害を受けている地域への不要不急の渡航は延期をするようアドバイスしています。
      どうしても渡航が必要な際は、自身の安全確保のために現地の状況を十分に事前に把握し、無事に旅程を終えられるよう準備を怠らないでください。

      また、被災地周辺の滞在者は移動経路の安全と、万が一続く余震、地滑りや破損した道路などによる被害を避けるため十分なサポート体制がとられているか必ず確認をしてください。』

      会員企業の皆様は、世界27箇所に拠点をおくアシスタンスセンターや会員専用アシスタンスアプリ (http://www.internationalsos.co.jp/app/index.html) からいつでも最新のネパール状況を確認することができます。

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    28日、瓦礫の下に取り残された被災者の生存率が著しく下がるとされる災害発生後72時間が経過。近隣国を含めた死者は4400人を超えた。国連はネパールで約800万人(国内人口の約30% に相当)が被災したと推計。ネパールのコイララ首相はロイター通信に対し、犠牲者が1万人に達する可能性があると語った。

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    ネパール・カトマンズ発 – 国連WFPはネパール地震の発生を受け、緊急支援活動を立ち上げています。被害が深刻なゴルカ付近には、食糧を積んだトラックが山間地帯を急行しています。空輸のためのヘリポートも準備予定。
    国連WFPは、食糧を必要としている140万人を対象に、今後3ヶ月間、食糧支援を行う計画です。活動にかかる費用は1億1,650万米ドル(およそ約140億円)と見積もられています。

    地震発生前よりネパール国内に備蓄していた “米” を、29日にはゴルカで配り始める予定で、食糧を積んだ国連WFPのトラックがすでにゴルカに入っています。しかし、道路状況が悪く地滑りも発生するため、被災地への道のりは困難です。特にアクセスが難しい奥地の村には、ヘリコプターを飛ばして食糧を届ける予定です。今後数日間の間に、バングラデシュやドバイから、栄養強化ビスケットなどの緊急支援用の食糧がネパールに着く予定です。

    また、国連WFPは、他団体の支援要員や救援物資の輸送をサポートしています。昨日は、マレーシアで国連WFPが運営する国連人道支援物資備蓄庫から、仮設病院や医療用品、支援要員が到着しました。

    ピッパ・ブラッドフォード 国連WFPネパール事務所長は、次のように述べています。「ネパールの皆様のご心痛はいかばかりかと、深くお察し申し上げます。国連WFPのネパール人職員や国際職員の中にも、親しい人を亡くした者がおります。仕事を行うにも非常に困難な状況ですが、我々国連WFP職員一同は、支援を必要とする人たちのために、全力で任務に当たっています。いかに食糧を早く届けられるか、時間とのたたかいです。」

    食糧支援以外の活動も行っています。支援の世界で「物流のリーダー」の役割を担う国連WFPは、ネパールで支援活動を行うさまざまな支援団体に対して、救援物資の輸送をサポートする物流サービスを提供しています。最も被害が深刻な地域に、諸団体の支援要員や救援物資を運ぶため、近日中にヘリコプター2機の運用を始める方向です。

    また、カトマンズにあるトリブバン国際空港において、各方面からネパールに押し寄せる救援物資を受け入れ、被災地に向け適切に発送するための支援拠点を運営しています。この物流拠点は、今回のような緊急事態に対応するため、ネパール政府と国連WFPが防災の一環として計画を進め、数年間の準備期間を経て、先月に完成したばかりでした。

    さらに、支援の世界において「情報通信のリーダー」も務めており、さまざまな支援団体に対して情報通信サービスを提供しています。

    このように、さまざまな支援団体の活動を支えるための物流サポート業務や、旅客・貨物の航空サービス、情報通信サービスを今後3ヶ月間行うため、国連WFPは3400万ドル(約41億円)を必要としています。

    今回の地震で800万人が被災したと見られています。国連WFPが衛星画像と既存のデータを分析した初期調査では、重点地域でおよそ140万人々が緊急に食糧支援を必要としていると推定されています。国連WFPの5つのチームが11地域において、これらの結果を検証する現地調査を行っています。

    国連WFPの活動はすべて善意の寄付金でまかなわれています。ぜひ皆様のあたたかいご理解とご支援をお願いします。

    寄付方法
    ▼クレジットカードで
    WFPホームページから https://www.jawfp.org/oneshot?btn=NPL
    お電話で 0120-496-819(通話料無料)

    ▼ゆうちょ銀行から
    口座番号:00290-8-37418 加入者名:国連WFP協会
    ※通信欄に「ネパール」とご記入ください。

    ▼手数料無料振込口座から
    振込先:三菱東京UFJ銀行 店名:本店(店番001)

    口座種類・番号:普通預金 0887110
    口座名:トクヒ)コクレンWFPキヨウカイ

    ※ネパール緊急支援の使途指定および領収書発行につきましては、お手数ですが国連WFPまでご連絡ください。
    ※国連WFPへのご寄付は寄付金控除の対象となります。詳しくはこちらをご確認ください。
    http://ja.wfp.org/sites/default/files/ja/file/deduction.pdf

    【お問い合わせ】
    国連WFP
    電話: 0120-496-819 9:00~18:00(年中無休)
    携帯電話・PHSからもつながります。

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    ネパール地震救援金 ポイント募金に関するご連絡
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ネパールの首都カトマンズから北西80キロメートル付近を震源とする マグニチュード7.8の地震が、4月25日に発生し、ネパールおよび周辺国のインドや中国、バンクラデシュで多数の死傷者が出ています。

    Gポイントでは、2015年ネパール地震への救援活動を受けて、ポイント募金を実施致します。

    会員の皆様がお持ちのGポイント1Gを1円相当として 最小1Gより、2015年ネパール地震救援活動をポイント募金として支援することができます。

    ■募金先団体:日本赤十字社 2015年ネパール地震救援金
    ■募金ポイント:1G → 1円 (交換単位 1G, 最小交換量 1G)
    (http://www.gpoint.co.jp/scripts/partner/detail/partnerdetails81107979.jsp)

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    2015年4月25日、午前11時56分、カトマンズを襲った大地震と、その後も断続的に続く余震は、5000人以上の死者を出し、広範囲にわたって建物が倒壊するなど、多大な被害をもたらしています。人口のおよそ半分が18歳未満の子どものネパールでは、子どもたちへの深刻な被害と影響が心配されています。(2015/04/29 現在)

    ※本信は、ユニセフ本部 からの情報を 日本ユニセフ協会 広報室 が翻訳・編集したものです。
    原文は http://www.unicef.org/media/media_81729.html でご覧いただけます。

    2013年のフィリピン台風でも現場で指揮を執った日本人現地事務所代表らも可能な限りご取材に対応いたします

    【2015年4月29日カトマンズ発】
    ユニセフ(国連児童基金)は29日、大地震で最も大きな被害を受けた地域で、約170万人※ の子どもたちが緊急の支援を必要としていると発表しました(※26日発表の数字を修正 – 日本ユニセフ協会注)。

    ユニセフはまた、感染症の危機などに直面している子どもをはじめとする被災者の方々に対するさまざまな緊急支援活動に必要な今後3カ月分の資金が、総額5,035万ドル(約60億円)に上ることも明らかにし、緊急の支援を国際社会に呼び掛けています。

    マグニチュード7.9 の大地震は、これまでに分かっているだけで5,000人の命を奪い、負傷された方々も 9,700人を超えています。深刻な被害を受けた カトマンズ・バレーや周辺の地域では、途方もない数の人々が、屋外や即席の避難キャンプでの不自由な生活を強いられています。

    ユニセフ・ネパール事務所の穂積智生代表は、次のように訴えます。
    「多くの子どもたちの平和な日常が一瞬のうちに奪われました。子どもたちの命を守るために、安全な飲み水やテント、衛生環境の確保などの支援が一刻を争う状況です」「(多くの場所で)安全な飲み水が確保できない状況の中、水を媒介にする病気が、子どもたちの最大の脅威です。被災された多くの方々は、今はとにかく、日差しや雨を避けることだけで精一杯の状況です。私たちは、今後、日を追うにつれ支援の必要性が拡大するとみています。地方の被災状況も徐々に伝わってきていますが、今回の大地震の被害の全容は把握されていないのです」

    ユニセフは、他の人道支援団体などと協力し、安全な飲料水やテント用の資材などの配布などの緊急支援活動を進めています。

    これまでのハイライト:
    ・ 震源地や周辺地域で配布するため、テントや衛生キット、浄水剤、バケツなどの支援物資をゴルカ、カヴレ、デアティングに発送。
    ・住民の5人に1人しか安全な水を確保できていない状況に陥っていると見込まれるバクタプルで、浄水剤や浄水用のバケツ、衛生キットなどの配布を継続。
    ・カトマンズ・バレー各所に設置された16カ所の仮設避難キャンプで、給水トラックを用いた飲料水の供給を継続。
    ・家族や保護者と離れ離れになった子どもの発見と保護にあたる専門のチームが活動。
    ・大きなショックを受けた子どもたちに心のケアを提供するため、他の人道支援団体と協力。

    被害が最も大きかった地域では、保健医療施設の約80%が施設に大きな被害を受け、屋外での医療活動を強いられています。被害が大きかった16の郡でこれまで被害状況が確認できた 323 の学校のうち、274 校が全半壊。子どもたちの日常を取り戻すためにも、学校活動を再開できる仮設の環境の設置も急がれています。

    穂積代表はじめ、現地で活動するユニセフ職員も、可能な限りインタビュー等のご希望に対応しております。ご取材をご希望の方は、以下まで直接お問い合わせ・お申込みください。

    Rupa Joshi, UNICEF Nepal Office, Tel + 977 1 5523200 ext 1179. mobile + 977 9851054140, rjoshi@unicef.org
    Rose Foley, UNICEF New York (currently in Nepal), Tel + 1 917 340 2582, rfoley@unicef.org
    Kent Page, UNICEF New York (currently in Nepal), Tel + 1 917 302 1735, kpage@unicef.org
    Chris Tidey, UNICEF, Tel + 1 917 909 9542, ctidey@unicef.org

    * * *

    日本ユニセフ協会は、ネパールでの地震被害に対応するユニセフの活動を支える緊急募金を受付けています。ユニセフ『ネパール大地震緊急募金』の告知へのご協力をお願いいたします。

    ユニセフ『ネパール大地震緊急募金』
    ・インターネット(クレジットカード)による募金
    日本ユニセフ協会ホームページ: http://www.unicef.or.jp/kinkyu/nepal/ にて受付中

    ・郵便局(ゆうちょ銀行)募金口座への振込
    振替口座:00190-5-31000
    口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会
    *通信欄に「ネパール」と明記願います。
    *送金手数料は免除 されます。

    ・三井住友銀行募金口座
    支店名: 三井住友銀行東京公務部
    口座番号:普通預金 162609
    口座名: 日本ユニセフ協会 緊急募金口2
    *期間:2015年4月27日(月)~ 10月26日(月)
    *コンビニATMや他行からの振込み手数料等については対象外となります。

    ・募金に関する一般お問い合わせ
    フリーダイアル Tel.0120-88-1052(平日9時~18時)

    公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。

    * * *

    ■お問い合わせ
    公益財団法人 日本ユニセフ協会 広報室
    TEL : 03-5789-2016
    FAX : 03-5789-2036
    jcuinfo@unicef.or.jp

    ■ユニセフについて
    ユニセフ(United Nations Children’s Fund, UNICEF, 国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(http://www.unicef.org/)
    ※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
    ※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

    ■日本ユニセフ協会について
    公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一 ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。(http://www.unicef.or.jp/)

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      ■被災地概況
      被害は、ネパールの75の郡のうち35郡に広がりました。同国が地震による大災害に見舞われるのは、8,500人の死者を出した1934年の地震以来81年ぶりであり、懸命の救出活動が続く中、犠牲者の数は刻々と増え続けています。
      避難民となった人々の多くは屋外での生活を余儀なくされ、町の中は広場などに身を寄せ合う人であふれています。人々を日中の日差しや雨、夜の寒気から守るためのビニールシートやテントといった避難施設、安全な水、トイレなどの衛生設備・物資の支援が急務となっています。

      ■ユニセフ活動ハイライト
      ユニセフは、被災した35郡の人口(700万人)の4割を占める280万人の子どもに支援を届けるべく、緊急救援活動を開始しています。
      ・ネパール国内に備蓄していた物資を利用して緊急支援活動を始めると同時に、テント、防水シート、ワクチンや注射器、緊急医療キットなどの追加物資を、コペンハーゲン物資供給センターを通じて調達しています。
      ・多くの負傷者に対応するため、保健・人口省を通じて病院用テントを提供しています。
      ・カトマンズ周辺の16カ所すべての避難所に、給水トラックで水の支援を始めています。
      ・下痢による脱水症を防ぐ経口補水塩や亜鉛の錠剤を、最も被害の大きかった11の郡に配布しました。
      ・避難所での流行が心配される、はしかなどのワクチンを準備しています。
      ・被災地域に仮設の学習スペースを設置して、子どもたちの勉強が途絶えないよう支援しています。こうしたスペースでは、被災した子どもたちのカウンセリングなど心理社会的支援も行う予定です。

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      テント等29トンの支援物資を輸送

      ユニセフ・ネパール事務所代表(日本人)も可能な限りご取材に対応します
      ※本信は、ユニセフ本部からの情報を 日本ユニセフ協会 広報室が翻訳・編集したものです。
      ※原文は http://www.unicef.org/media/media_81739.html でご覧いただけます。
      ※関連する画像・映像は http://uni.cf/1HH6SbO からダウンロードいただけます。

      【2015年4月30日 カトマンズ(ネパール)/ニューヨーク発】
      ネパール大地震で甚大な被害を受けた地域に暮らす170万人の子どもたちに支援を届けるため、ユニセフは、過去48時間でテント、防水シート、浄水剤、救急セット、衛生キットなど、29トンに上る人道支援物資を被災地に送りました。更に今後数日間で、追加の物資
      がカトマンズに到着する予定です。

      ユニセフのコペンハーゲン物資供給センターで物流担当チーフを務める ラジュ・シュレシュタ は、次のように話しています。
      「ネパールの子どもたちの生活は、一変してしまいました。多くの人々が命を落とし、家々は倒壊し、ネパールにいる私の家族や友人たちもこの災害に巻き込まれています。病院では、ベッドも医薬品も不足しています。ユニセフは診療所として使用したり、支援を必要としている子どもたちがまず身を寄せることのできるテントを最優先で送りました。また、子どもたちやその家族が安全な水を手に入れられるよう、浄水剤も発送しています」

      ユニセフは日頃からネパール国内の倉庫に30トンの支援物資を備蓄しており、そのおかげで地震から数時間以内に浄水剤、経口補水塩、衛生キットなどの配布を始めることができました。それらの支援によって、安全な水が手に入りにくい状況下でも、汚水に起因する病気を回避することができるでしょう。また、カトマンズ周辺には十数カ所の仮設避難所が次々と設置されており、ユニセフはそのすべての避難所に水や衛生物資を運んでいます。

      ユニセフは、ネパール政府やパートナー団体と協力しながら、できる限り早く被災したコミュニティに支援物資が届くよう、民間機やチャーター機を利用して現地に送っています。人道支援を担う諸団体はいま、最大着陸重量や広胴機の使用など、技術的な制約による物資輸送の遅れと闘っています。保管倉庫のキャパシティや新たに到着する貨物の配送に限界があるため、カトマンズ空港は混雑しており、現地の物流には課題が山積しています。

      ユニセフは、ネパールでの今後3カ月間の人道支援活動に必要な資金として、5,000万米ドルの支援を国際社会に要請しています。

      • k-co
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      ネパール大地震 12万人以上に安全な水を支援

      ※本信は、ユニセフ本部からの情報を 日本ユニセフ協会 広報室が翻訳・編集したものです。
      ※原文は http://j.mp/unicef-nepal-0505 でご覧いただけます。
      ※関連する画像・映像は http://uni.cf/1HH6SbO からダウンロードいただけます。

      【2015年5月5日 カトマンズ(ネパール)発】
      □被災地概況
      25日に襲った大地震では、その被害はネパールの 75の郡のうち 57郡に広がり、12の郡では壊滅的な被害が出ています。確認されている死者は 7,276人、負傷者は 14,362人。その数はまだ増え続けています。深刻な被害を受けた人の総数は 426万人にのぼり、そのうち 170万人(40%)が18歳未満の子どもです。テントなどの避難設備、安全な水、トイレなどの衛生設備のニーズは未だ高く、特に被害の大きい地域では支援物資の配布が遅れにいらだつ住民の暴動行為も報告されています。

      □ユニセフ活動ハイライト
      ユニセフは、特に水と衛生、栄養、教育、子どもの保護の分野で、主導的な役割を担っています。

      <水と衛生>
      ・5月4日時点で、被災した10の郡で、124,482人に安全な水を、23,693人にトイレを、78,166人に衛生物資を届けました。また、特に被害が大きい8郡では、9,090世帯に貯水容器を配布しました。
      ・さらに、水、トイレ、衛生関連物資 235万米ドル相当の手配をし、数日以内にネパールに届く予定です。

      <栄養>
      ・被災した12郡の6カ月~23カ月の子どもを対象にした微量栄養素パウダー45万箱(1箱30袋入り)や 6カ月~59カ月の子どもを対象にした栄養治療食 5,000箱を提供しています。
      ・22郡で 5月末までにおこなう栄養補給支援のため、ビタミンAカプセル 200万錠や 駆虫薬 200万錠を調達中です。
      ・また、栄養補給のための高カロリービスケット 15トン等もまもなくネパールに届きます。

      <予防接種>
      ・避難所などでのはしかの流行が懸念されていることを受け、50万人以上の子どもを対象にした予防接種キャンペーンを開始しました。
      キャンペーンは、カトマンズ盆地の人口密度の高い地域から優先的に行われ、今後被害が深刻な 12郡に広げていきます。

      <教育/保護>
      ・ユニセフは、カトマンズ、ラリトプール、バクタプールに 22カ所の子どもにやさしい空間(Child Friendly Spaces)を設置し、2,200人の子どもたちが安心して過ごすことができる場を提供しています。
      ・校舎の被害調査や避難している子どもたちが避難先で学校に通うことができるよう支援を行っています。

      <開発コミュニケーション(コミュニティへの働きかけ)>
      ・ユニセフは、ネパールの都市から農村部まで90%のエリアをカバーするラジオ・ネパールと共同で、被災者への心理社会的ケアの一環となるラジオプログラムを開始しました。被災地の状況や支援の速報を伝える番組や、被災者の不安や疑問に専門家が答える電話相談、子どもたちのための教育・娯楽番組など4つのプログラムで構成されています。

      ユニセフは、ネパールでの今後3カ月間の人道支援活動に必要な資金として、5,035万米ドルの支援を国際社会に要請しています。

      * * *
      ユニセフ・ネパール事務所の穂積代表はじめ、現地で活動するユニセフ職員も、可能な限りインタビュー等のご希望に対応しております。
      ご取材をご希望の方は、以下まで直接お問い合わせ・お申込みください。

      ※穂積代表からの報告はWEBにてご覧いただけます。http://j.mp/unicef-nepal2015

      Rupa Joshi, UNICEF ネパール, Tel + 977 1 5523200 ext 1179. mobile + 977 9851054140, Eメール rjoshi@unicef.org
      Jean-Jacques Simon, UNICEF ネパール, Tel + 977 9 801030076. Eメール jjsimon@unicef.org

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      学ぶ場を失った子ども、95万人以上
      90%の校舎が倒壊した地域も
      ユニセフ、就学率の低下を危惧
      ※本信は、ユニセフ本部からの情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳・編集したものです。
      ※原文は http://www.unicef.org/media/media_81802.html でご覧いただけます。
      ※関連する画像・映像は http://uni.cf/1HH6SbO からダウンロードいただけます。

      【2015年5月7日 カトマンズ発】
      ユニセフ(国連児童基金)は、先月25日に発生したネパールの大地震で、被災地における仮設教室の設置や壊れた校舎の修復などが急ピッチで進められている一方、未だ95万人以上の子どもが学校に戻ることができずにいる、と発表しました。

      12日前にこの国を襲ったマグニチュード7.8の地震は、24,000もの教室を破壊し、その後も続く余震によってさらに多くの被害が出ています。

      教育面の被害規模は、今後数日から数週間のうちに、辺境地の被災状況が明らかになるにつれて、徐々に大きくなると予想されています。
      現時点で、学校再開は5月15日に予定されています。

      ユニセフ・ネパール事務所代表の穂積智夫は、
      「震災前は就学していた100万人近い子どもたちが、戻るべき学校を失ってしまっています」
      と報告しています。
      「被災した子どもたちは、水やテントといった命を守るための緊急支援を必要としていますが、それと同じく、緊急時の学校は、たとえ仮設の教室であっても、子どもたちにとって極めて重要な役割を担います。教育の中断を最小限にすることはもちろん、子どもたちを虐待や搾取から守り、彼らに健康を守り安全に過ごすためのメッセージを伝えるのが学校の役割です。学校に通うことはまた、子どもたちが日常を取り戻し、自分たちの身に起こったことを受け入れる助けになります」(穂積代表)

      被害の大きかったゴルカ、シンドゥパルチョーク、ヌワコットでは、90%以上の校舎が倒壊し、ダディンでもおよそ80%の校舎が破壊されたとみられています。カトマンズやバクタプールを含むいくつかの地域では、被害を免れた校舎の9割が避難所として使用されています。

      ネパールの初等教育の就学率は、1990年には64%だったのに比べ、現在は95%まで向上していました。
      ユニセフは、この25年間の多大な努力と前進が、今回の地震によって後退してしまうことを危惧しています。

      また、ネパールではすでに、高い中途退学率が問題になっていました。
      およそ120万人の5歳から16歳の子どもたちが、一度も学校に通ったことがないか、途中で退学していました。ユニセフの経験上、このような緊急時を含め、長期にわたって学校を離れた子どもの多くは、学校に戻ってこなくなってしまうのです。

      穂積代表は、「一刻も早く仮設教室を設置し、校舎の状況調査や修復をおこない、各家庭に向けて子どもたちを学校や幼稚園に通わせるよう働きかけるキャンペーンを行わなくてはなりません」と話します。
      「長期にわたって教育が途絶えてしまうことは、子どもたちの発達や将来の可能性に大きな影を落とします」(穂積代表)

      ユニセフはパートナー団体とともに、1日も早く子どもたちが教育の機会を取り戻せるよう、被災した14の地域に“子どもにやさしい空間”や仮設教室を設置するなど、懸命の活動を続けています。
      倒壊を免れた校舎の安全性を調査するシステムの構築、校舎を避難所として利用する上でのガイドラインの作成などについても、支援を行っています。

      ユニセフ・ネパール事務所の穂積代表はじめ、現地で活動するユニセフ職員も、可能な限りインタビュー等のご希望に対応しております。
      ご取材をご希望の方は、以下まで直接お問い合わせ・お申込みください。

      ※穂積代表からの報告はWEBにてご覧いただけます。http://j.mp/unicef-nepal2015

      Rupa Joshi, UNICEF ネパール, Tel + 977 1 5523200 ext 1179. mobile + 977 9851054140, Eメール rjoshi@unicef.org
      Jean-Jacques Simon, UNICEF ネパール, Tel + 977 9 801030076. Eメール jjsimon@unicef.org
      Rose Foley, UNICEF ニューヨーク(在ネパール), Tel +1 917 340 2582, Eメール rfoley@unicef.org
      Kent Page, UNICEF ニューヨーク(在ネパール), Tel +977-98020-38951, Eメール kpage@unicef.org
      Chris Tidey, UNICEF, Tel +1 917 909 9542, Eメール ctidey@unicef.org

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      5分にひとり-被災地に生まれる新たな命
      助産施設の 70% が倒壊 ユニセフ、新生児や妊産婦へのケアや支援を急ぐ

      ※本信は、ユニセフ本部からの情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳・編集したものです。
      ※原文は http://j.mp/nepal20150515 でご覧いただけます。
      ※関連画像・映像は http://uni.cf/1L516AL からダウンロード可能です。

      【2015年5月15日 カトマンズ発】
      ユニセフ(国連児童基金)は、ネパールにおける2度の大地震で被災した地域では、助産施設が大きな被害を受けたことで、毎時12人、5分にひとりの赤ちゃんが、基本的な保健ケアのない状況下で誕生していると発表しました。早急に保健システムを立て直さなければ、今後1カ月の間に、1万8,000人近い新生児と母親が、非常に厳しい状況に直面すると指摘しています。

      大地震の被害が最も深刻な14地域では、助産施設の少なくとも70%が倒壊もしくはダメージを受けており、いくつかの地域では90%に被害が出ています。被災を免れた施設は混雑し、妊娠中の女性の多くは、安全に出産するための保健ケアを受けられずにいます。多くの母親が家を失い、生まれた子どもと安全に過ごす場所さえないのです。

      「先月の地震以来、被災地では病院や助産施設外で出産する母親の数が、30%以上増えているとみられます」とユニセフ・ネパール事務所代表の穂積智夫は報告しています。「生まれた最初の日が、赤ちゃんにとって最も危険です。新生児とお母さんたちの健康状態が、大変心配です」(穂積代表)

      ヌワコットにあるユニセフが支援する病院では、地震の被害を受け、産科病棟が瓦礫で覆われている。

      震災以前から、ネパールでは質の高い保健ケアを受けられる妊産婦や新生児は限られており、毎日38人の新生児が予防可能な原因で命を落とし、8時間にひとりの妊産婦が、出産に関連する合併症で亡くなっていました。震災前、約38%に留まっていた保健施設での出産割合は、この地震の影響でさらに大きく下がるのではないかとユニセフは危惧しています。

      「地震後のストレスや混乱の中で、早産、流産、合併症などのリスクが高まっており、新生児と妊産婦への支援が急務です」と穂積代表は続けます。「被災地では1日におよそ90人の女性が帝王切開を必要としているとみられていますが、対応できていない状況です」

      ユニセフはネパール政府などとともに、妊産婦や新生児への緊急の支援として、産科用テントを含む緊急医療テントの設置、病院に入ることができなかった母親や新生児を受け入れ、ケアを提供するための専用避難施設の設置(22カ所)、母子保健を提供する移動式クリニックの運用、お産に必要な資材や新生児用衣料の提供などの支援を急ピッチで進めています。

      ユニセフ・ネパール事務所の穂積代表はじめ、現地で活動するユニセフ職員も、可能な限りインタビュー等のご希望に対応しております。ご取材をご希望の方は、以下まで直接お問い合わせ・お申込みください。

      ※穂積代表からの報告はWEBにてご覧いただけます。http://j.mp/unicef-nepal2015

      Rupa Joshi, UNICEF ネパール, Tel + 977 1 5523200 ext 1179. mobile + 977 9851054140, Eメール rjoshi@unicef.org
      Jean-Jacques Simon, UNICEF ネパール, Tel + 977 9 801030076. Eメール jjsimon@unicef.org
      Rose Foley, UNICEF ニューヨーク(在ネパール), Tel +1 917 340 2582, Eメール rfoley@unicef.org
      Kent Page, UNICEF ニューヨーク(在ネパール), Tel +977-98020-38951, Eメール kpage@unicef.org
      Chris Tidey, UNICEF, Tel +1 917 909 9542, Eメール ctidey@unicef.org

      ■画像・映像素材のお貸し出しについて
      ユニセフ本部サイト内にて、画像・映像のお貸し出しを行っています(無償)
      http://j.mp/unicef20150512
      http://uni.cf/1L516AL
      ご使用に当たっては下記の事項をご確認・遵守いただきますよう、お願いいたします。
      ・ユニセフの支援活動やその背景となる状況の説明としての使用
      ・画像・映像の編集・加工・トリミングは禁止
      ・提供元の記載 提供:(公財)日本ユニセフ協会

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      ネパール大地震からまもなく1カ月
      子どもたちに安心して過ごせる場所を
      ユニセフ最新情勢レポートより
      ※本信は、ユニセフ本部からの情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳・編集したものです。
      ※原文は http://j.mp/1JFScuO でご覧いただけます。
      ※関連画像・映像は http://uni.cf/1HH6SbO からダウンロード可能です。

      【2015年5月20日 カトマンズ発】
      被災地状況アップデート
      ・被災者数:420万人(被災21郡)のうち、子どもは170万人
      ・死傷者数:死者8,622人 負傷者1万6,808人
      ・施設被害:保健センター1,085カ所に被害, 倒壊した教室2万8,572カ所, 家屋の倒壊76万棟
      ・孤児:両親を亡くした子ども49人、どちらかの親を亡くした子ども248人

      * * *

      4月25日に起こったマグニチュード7.8の大地震からまもなく1カ月。余震が続き、5月12日にはマグニチュード7.3の地震にふたたび襲われた被災地では、地滑りや建物の倒壊で移動に困難をきたしながらも、懸命の支援活動が続けられています。死者が8,600人を上回る中、確認できているだけでも約300人の子どもが、両親もしくはどちらかの親を亡くしました。被災した子どもたちは、衛生的な生活環境や教育に加え、安心して過ごせる場所と心のケアを必要としています。

      2万8,572の教室が全壊もしくは使用できないほど壊れており、更に1万2,440の教室に被害が出ています。被災地の学校は5月末に再開予定ですが、被災した子どもたちがみな学校に通えるようにするためには、少なくとも1万5,000カ所の仮設の学習スペースが必要とされています。

      <ユニセフの活動ハイライト>
      ・子どもたちが安心して集い、また勉強することができる “子どもにやさしい空間” を8つの地区に65カ所開設し、1万人の子どもたちに教育の再開や遊びを通じた心理社会的ケアの支援を行っています。
      ・30万5,109人に、水と衛生の支援を届けました:4万5,201人がトイレや手洗い場を使用できるようになり、22万5,585人が衛生的な生活を保つための知識や情報を得ました。
      ・重度の急性栄養不良を治療するため、すぐ口にできる栄養治療食を3,000箱配布しました。また、乳幼児のいる母親を対象にした 700回のグループカウンセリングを通じて、5,200人の母親たちに、栄養相談を行いました。
      ・心理社会的ケアのためのラジオ番組を、全国放送のラジオで 1日に8回、地域のラジオ放送で 1日に6回放送し、被災者の不安やストレスを軽減する取り組みを続けています。
      ・学校再開に向けて、校舎被害を調査するチームを派遣するほか、教員への心理社会的ケアの研修を実施しています。

      * * *

      ユニセフ・ネパール事務所の穂積代表はじめ、現地で活動するユニセフ職員も、可能な限りインタビュー等のご希望に対応しております。ご取材をご希望の方は、以下まで直接お問い合わせ・お申込みください。

      Rupa Joshi, UNICEF ネパール, Tel + 977 1 5523200 ext 1179. mobile + 977 9851054140, Eメール rjoshi@unicef.org
      Jean-Jacques Simon, UNICEF ネパール, Tel + 977 9 801030076. Eメール jjsimon@unicef.org
      Rose Foley, UNICEF ニューヨーク(在ネパール), Tel +1 917 340 2582, Eメール rfoley@unicef.org
      Kent Page, UNICEF ニューヨーク(在ネパール), Tel +977-98020-38951, Eメール kpage@unicef.org
      Chris Tidey, UNICEF, Tel +1 917 909 9542, Eメール ctidey@unicef.org

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    5/1、ネパール内務省は、死者が6204人になったと明らかにした。近隣国を含めた犠牲者数は6300人を超えた。1日付の地元紙 ヒマラヤン・タイムズによると、北東部シンドパルチョーク地区では、約3千人が行方不明という。犠牲者は、さらに増える恐れが出てきた。

    ロイター通信によると、4/30、内務省当局者は、被災した山村地域での救援活動に使用するヘリコプターが不足しているとして、国際社会にヘリの派遣や貸与を訴えた。ネパールでは現在、インドから派遣された機体を含め、約20機のヘリが救援活動中だという。

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    5/2、ネパール警察当局は、死者が6624人になったと明らかにした。近隣国を含めた死者は6700人を超えた。国内の被害は家屋など建物の全壊が約15万戸、半壊が約15万戸。負傷者は約1万4千人。
    ロイター通信によると、5/1、ネパールのマハト財務相は、大地震の被害を受けた家屋や病院、歴史的建造物などの再建に、少なくとも20億ドル(約2400億円)が必要になるとの見通しを示し「当初の見積もりにすぎない」としている。

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      5/2、ネパール警察当局は、国内の死者が7074人となったことを明らかにした。大地震発生からちょうど1週間。
      ネパール政府は40万張りのテントがさらに必要だという。
      また、4/25の震源に近い中部ゴルカ地区で、マグニチュード(M)5.1の地震があった。

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    5/7、ネパール警察当局は国内の死者数が7765人になったと公表。近隣国を含めた死者数は約7860人に。ネパール当局は被災者の捜索を続けているが、外国の救助チームは徐々に帰国。被害の全容判明は、当面難しそうだという。
    ネパール内務省の集計では、負傷者は約1万6千人で、全半壊した建物数は56万戸に上る。
    また、政府当局者によると、首都カトマンズ近郊には雪崩で外国人を含む約300人が行方不明になっているとみられる場所もあるが、遺体の収容は60人に留まるという。
    地元メディアによると、震災で空き家になった建物を狙う窃盗などが発生。治安の悪化も懸念されている。

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      5/10、ネパール警察当局は、国内の死者が8019人になった(負傷者は1万7871人で、全半壊した建物数は約57万戸)と公表。近隣国と合わせ、死者数は8100人を超えた。

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    米地質調査所(USGS, U.S. Geological Survey)によると、2015/5/12 13時50分ごろ、ネパール東部の中国国境近くで、マグニチュード(M)7.3 の強い地震があった。

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    あしなが育英会の遺児らがネパール大震災遺児支援の募金実施

    2015年5月17日、あしなが育英会の遺児奨学生ら約30人が、4月25日に起きたネパールの大地震で親を亡くした子どもたちを支援しようと、新宿駅西口で募金活動を行いました。日本人初の 8000メートル峰 全14座の登頂者で、ネパールに拠点を置く、プロ登山家の 竹内洋岳さんも駆けつけ、支援を呼びかけました。
    たくさんの建物が倒壊した惨状と、死者が1万人を超えるのではないかと報道がされています。親を突然奪われた子どもの様子も伝えられています。

    世界中から支援を受け、これまでの支援と交流の歴史を踏まえ“ネパールに恩返ししたい”という気持ちにあふれる東日本大震災遺児たちと あしなが育英会、あしなが学生募金事務局が協力して、仙台や東京、神戸はじめ各地で街頭募金を実施しました。

    東京・新宿駅西口での街頭募金には、あしなが育英会から奨学金を受けている遺児学生ら約30人が「自分たちは遺児だが奨学金を受けて進学できた。東日本大震災のときにはネパールからも支援していただいた。今度は日本の友好国であるネパールの子どもたに恩返ししたい」と訴えました。

    プロ登山家の竹内洋岳さんも応援に駆けつけ、「約20年間、ネパールを見続けてきました。ネパールの発展のためにも、震災で親を亡くした子どもたちへの支援が必要です」と呼びかけました。

    この募金はあしなが育英会を通じて、ネパールの大地震で親を亡くした子どもたちへの支援にあてられます。
    あしなが育英会では、街頭募金のほか、郵便振替やホームページからも寄付を受け付けております。

    (1)郵便振替 加入者名「あしなが海外遺児 心の支援口」 口座番号 00190-9-559337
    ※郵便局備え付けの振込用紙がご使用いただけます(手数料払込者負担)
    ※振込用紙の通信欄に「ネパール震災遺児支援」とお書きください。

    (2)クレジットカード “単発のご寄付”から>> https://ashinaga.donation.fm/index.html

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