赤煉瓦のストックホルム市庁舎:Stockholms Stadshus(スウェーデン)

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2014/09/12、理研が目の難病にiPS細胞を使った世界初の手術を行いました。
理化学研究所発生・再生科学総合研究センターと先端医療センター病院(ともに神戸市)によると、iPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った網膜の細胞を、目の難病「加齢黄斑変性」の患者に移植する臨床研究の手術を行ったと発表しました。様々な組織や臓器の細胞に変化させられるiPS細胞を用いた臨床手術は世界初となります。患者の経過は良好としている。京都大の山中伸弥教授が2006年に生み出した「夢の細胞」は、誕生から8年で、本格実用に向け新たな段階に入りました。理研の高橋政代プロジェクトリーダーらが移植用細胞の作製を、同病院の栗本康夫・眼科統括部長らが移植手術を担当した。患者は兵庫県在住の70歳代女性。数年前から、症状の進行を食い止める薬剤注射を十数回受けたが、十分な効果がなく、視力は徐々に低下していた。高橋リーダーらは、女性から採取した皮膚細胞に6種類の遺伝子を組み入れてiPS細胞を作製。それに特殊なたんぱく質を加えて網膜組織の一部「網膜色素上皮」に変化させ、約10ヵ月かけてシート状に培養した後、長さ3ミリ、幅1.3ミリの短冊形に加工した。外科手術は、栗本部長ら医師や看護師など約10人体制で実施され、患者に全身麻酔をかけた後、午後2時2分に執刀が開始された。右目の表面に穴を開け、傷んだ網膜組織や異常な血管を除去。その部分に、管状の特殊な器具を用いて細胞シートを貼り付けた。同手術は同4時20分に終了し、患者は15分後に麻酔から覚めた。大量出血といったトラブルはないという。
【記者会見は(左から)理研の高橋プロジェクトリーダー、先端医療センター病院の栗本部長、平田院長】

9/12夜、iPS細胞を使った世界初の移植手術が行われたことを受け、京都大iPS細胞研究所の山中伸弥教授と高橋淳教授が、京都市左京区で記者会見した。山中教授は「人のiPS細胞ができて7年という短い時間で大きな一歩を踏み出せた。これまでの長い努力のたまもので、敬意を表する」と語り、「臨床研究はこれからが本番。患者さんの経過を観察することが極めて重要で、慎重に進まないといけない。技術開発者として大きな責任を感じている」と述べた。

9/13、iPS細胞から作った網膜色素上皮細胞を移植する世界初の手術から一夜明け、執刀医の栗本康夫・先端医療センター病院眼科統括部長らが神戸市内で記者会見を開き、患者の女性の術後の経過を伝えた。移植した細胞シートは「手術時と同じ位置にぴたっと収まっていた」と説明、現時点で経過は順調という。診察の際、女性は「明るくなった。白衣が前よりも真っ白に見える」と喜んでいたという。栗本部長は「色素上皮を傷つけていた異常な血管の塊を除去したことで、明るさを感じる視細胞が光を受けやすくなった可能性がある」と指摘した上で、移植したシートが効果を発揮した可能性については、「1年かけて評価する必要がある」と述べ、移植の効果かどうかを判断するのは時期尚早とした。出血や網膜剥離、合併症などの心配もあったが、そうした症状は起きていないという。病棟の担当医師によると、午前8時に病室を訪れると、女性患者は「おはようございます」と元気にあいさつ、朝食もしっかり食べたという。今後、特に問題がなければ3〜7日で退院できる見込みだという。

9/18、理化学研究所は移植手術を受けた女性が手術後にかけていた眼帯を外して、同日午後、先端医療センター病院を退院したと発表した。現在、女性には大量出血などの合併症もなく、経過は良好という。今後は定期的に通院して検査を受け、移植した細胞のがん化の有無、視力回復の効果などを1年かけて調べるという。

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コメント

    • k-co
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    2015/5/16、兵庫県警が明らかにしたところによると、神戸市の理化学研究所で、小保方晴子氏が在籍していた研究室から胚性幹細胞(ES細胞)を何者かが盗んだとして、理研の元研究者が提出した窃盗容疑での告発状(1月下旬に提出されていた)を受理したという。
    理研の調査委員会は、2014年、STAP細胞はES細胞が混入したもの と「ほぼ断定できる」との見解を示している。同県警によると、理研側から被害届は出ておらず、関係者に事情を聴くなどして慎重に調べるという。

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    秋の夜長にブロンド美女の言葉に耳を傾け至極の時を過ごす
    北欧女子オーサ氏 渋谷でトークイベント
    『おしゃべりセプテンバー』feat.『さよならセプテンバー』

    クリーク・アンド・リバー社が出版するコミック『さよならセプテンバー』の著者 オーサ・イェークストロム氏は 9月16日(水)、渋谷のマンガサロン『トリガー』にて、トークイベント「『おしゃべりセプテンバー』feat.『さよならセプテンバー』」に出演いたします(http://goo.gl/wPmh0K)。
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    当日の参加が難しい場合は生放送がこちらのチャンネルで行われます!
    マンガサロン『トリガー』チャンネル(ニコニコ動画) http://ch.nicovideo.jp/mangasalon-trigger

    『おしゃべりセプテンバー』feat.『さよならセプテンバー』
    出演者
    オーサ・イェークストロム氏
    1983年生まれ、スウェーデン出身の漫画家。13歳の頃、アニメ『美少女戦士セーラームーン』を見て衝撃を受け、これをきっかけに『らんま1/2』、『犬夜叉』、『ONE PIECE』などの漫画を読むようになる。2011年に7度目の来日で日本へ移り住み、日本での漫画制作が活発化する。2015年に『北欧女子オーサが見つけた日本の不思議』(KADOKAWA/メディアファクトリー)で日本デビュー。

    『さよならセプテンバー』
    Amazon Kindle: http://www.amazon.co.jp/dp/4903679241
    楽天Kobo: http://books.rakuten.co.jp/rb/13280130/

    オフィシャルブログ: http://ameblo.jp/hokuoujoshi/

    南部公平(なんぶこうへい)氏
    1990年ハワイ州米国生まれ。早稲田大学国際教養学部卒。学生時代にバックパッカーでヨーロッパ・東南アジア・南米を中心に45ヵ国を旅する。2013年にヴェニス国際大学での交換留学から帰国後、鎌倉で暮らす。現在は株式会社クリーク・アンド・リバー社のライツ・マネジメント・グループで漫画家のエージェントを務めている。

    小林琢磨(こばやしたくま)氏
    マンガサロン『トリガー』発起人 1984年東京都生まれ。2007年に立教大学卒業後、株式会社USENに入社。新卒1年目からブロックMVPなどの営業成績を樹立し、2008年7月退社。同年同月、23歳でイラストや漫画に特化した制作代理店として 株式会社サーチフィールドを設立し代表取締役社長に就任、現在に至る。大切な事は全て漫画から教わりました。

    イベント開催日時
    2015年9月16日(水)
    19:00 開場
    19:30 スタート
    20:40 懇親会
    21:30 終了

    開催場所
    マンガサロン『トリガー』
    〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3丁目15 コンパルビル
    地図: http://goo.gl/wPmh0K

    参加費
    2,500円(ワンドリンク付き)
    ※先着10名に限り、参加費1,500円! ※当日参加&現金払いOK!(席に限りがございますのでご注意下さい)

    来場特典
    イベント終了後、オーサ先生とツーショット撮影可能!
    オリジナルポストカード付き

    お問い合わせ先
    株式会社クリーク・アンド・リバー社
    経営企画部 TEL:03-4550-0008

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    早稲田大学は 2015年10月30日までに、STAP細胞を発見したと主張した理化学研究所の元研究者 小保方晴子氏の博士号を取り消す方針を固めた。2014年10月、早大は 1年間の猶予期間中に不正な博士論文を修正しなければ取り消すと発表していた。
    方針は学内の委員会でまとめた。小保方氏側に伝え、近く公表する。小保方氏側は猶予期間の延長を求めたが、認められなかったという。
    小保方氏は早大での幹細胞研究を米ハーバード大や理化学研究所で発展させ、理研のユニットリーダーだった 2014年1月、STAP細胞の作製を英科学誌“ネイチャー”に論文発表した。しかし捏造や改ざんが見つかり、論文は撤回された。

      • k-co
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      博士論文に不正行為が見つかった後、書き直すための猶予期間を設けたが、きちんと訂正できなかったためという。
      小保方氏は昨年、早大の調査委員会に対し、「誤って下書き段階の草稿を提出した」と説明。早大の教員が2015年6月から指導を始めたが、訂正作業が猶予期間内に終わらなかったという。早大の鎌田薫総長はこの日の会見で、「不適切な学位論文(博士論文)を放置しないという観点から、取り消し処分が確定するという結果になった」と述べた。
      小保方氏の博士論文をめぐっては、小保方氏が2014年1月にSTAP細胞論文を発表した後、文書や画像に不正の疑いがあるという指摘が相次いだ。早大の調査委は文書の盗用など11カ所を不正行為と認定した。早大は昨年10月、大学側にも論文の指導や審査過程で重大な不備があったとして、訂正するための約1年間の猶予期間を設けていた。
      一方、早大が小保方晴子氏の博士号の取り消しを決定したことについて、小保方氏は11月2日、代理人の三木秀夫弁護士を通じて、「当初から不合格を前提とした手続きで、とても不公正なもの」とするコメントを発表した。今回の早大の判断について、小保方氏はコメントで「指導過程、審査過程の正当性・公平性について大きな疑問がある」と主張。修正論文を提出した後、指導教員とは1回のやり取りで不合格の判定をされたと訴えている

      • k-co
      • 投稿日 (Posted on):

      11月4日、理化学研究所の小保方晴子・元研究員が博士号を取り消す早稲田大の決定に不服を表明したことを受けて、早大は「事実と異なる点と、誤解と思われる指摘がある」との見解を示した。1年間の猶予期間を設けて博士論文の書き直しを求めたが、期間内に訂正作業が終わらなかったことによる決定だったと改めて説明した。
      小保方氏の代理人の三木秀夫弁護士が11月2日に報道陣に配った文書では、「修正した論文の提出後、指導教員と1回だけのやり取りで不合格と判定された」と主張。その上で、指導教員からは「博士として認めることのできないのは一連の業界の反応を見ても自明なのではないか」などと指摘されたと訴えていた。
      早大は11月4日に公表した文書で、小保方氏から最初の草稿以降に、3回改訂稿が提出されたと反論。小保方氏側の指摘については「不明瞭な疑惑がひとつでもある場合、信頼できる博士として認めるのが難しいことは、昨年の一連の業界の反応を見ても自明なのではないか」という内容で、前後の文脈を無視した引用だと主張している。
      早大の見解に対し、三木弁護士は11月4日午後、「小保方氏の認識と違うので残念です」とのコメントを出した。
      早大は2011年に小保方氏へ与えた博士号の取り消しを11月2日に発表。小保方氏側は同日、「当初から不合格を前提とした手続きで、とても不公正なもの」などと反論していた。

    • k-co
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    会計検査院は、2014年度の税金の無駄遣いなどをまとめた報告書を公表した。
    会計検査院の調べによると、STAP細胞の研究や不正調査にかかった費用は計約1億4000万円で、そのうち、物品や人件費など研究に使ったのは約5300万円、不正調査には約1.7倍の約9200万円を費やしたという。クリーンルームをムーミンを散りばめた小保方仕様に改装するのにも1100万円使ったという。

    スタップ細胞研究の主な経費
    2011 〜 2013年度
    研究費 約2410万円
    小保方氏の客員研究員時代の給与などの人件費 約1630万円
    研究室内装工事費 約1140万円
    小保方氏の旅費 約130万円

    不正論文調査の主な経費
    2013 ~ 2014年度
    法律の専門家への相談や職員のメンタルケアなど 約3820万円
    調査委員会の費用や保存試料の分析 約2350万円
    検証実験や立会人旅費など 約1730万円
    研究不正再発防止のための改革委員会や広報経費など 約1250万円

    • k-co
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    2015/12/31
    原子番号113番の新元素は理研が発見と、国際機関が認定。命名権を獲得。

    • k-co
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    2016年1月26日、小保方晴子氏(32)が手記を出版することが公になった。本のタイトルは「あの日」全253ページ。講談社から出版され、早ければ28日にも書店に並ぶという。手記の冒頭では「世間を大きくお騒がせしたことを心よりおわび申し上げます」とした上で、幼少期から米ハーバード大留学などを経て、理研の研究員となって論文を発表するまでの経緯を説明。理研による論文の不正認定や、別の万能細胞のES細胞が混入していたことについて、「こちらの正当性を証明する手段がない」と訴え、「混入犯に仕立て上げられた」と主張している。
    14年1月に論文を発表後、不正の疑惑が浮上して論文の撤回に至る詳細などを当事者の視点で綴った本の出版を決めた講談社は「当事者の見解を公表することは、STAP細胞をめぐる混乱の原因究明の上で意義があると考えています」と説明している。

      • k-co
      • 投稿日 (Posted on):

      なぜか、神戸児童殺傷事件の元少年Aの手記「絶歌」を思い出す。

    • k-co
    • 投稿日 (Posted on):

    2月11日は建国記念の日。日本神話の登場人物であり初代天皇とされる神武天皇が即位した日(=旧暦1月1日)が、現在の2月11日になります。

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