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東京駅の赤レンガ駅舎が完全復活
2014/04/15、JR東日本東京支社の発表によると、100年前の開業時から東京駅の屋根を支え続けてきた14本の柱が、老朽化のため、2015年春までに役割を終えることになるそうです。同支社は2014年6月頃から、5番線の山手線(外回り)と6番線の京浜東北線(南行き)に挟まれた南北方向に延びるホーム(約274m)のうち、約103mを覆う有楽町駅寄りの屋根の新設工事に着手する。ホームに34本ある柱の内、14本は1914年12月の開業から、1923年の関東大震災や1945年の東京大空襲、2011年の東日本大震災をくぐり抜けてきたものだそうです。14本の内、12本については安全性確保のために次世代の柱に置き換え、残り2本については記念碑としてホームに残されるという。14本の柱は鋳鉄製で柱頭に植物のレリーフがあるのが特徴で、このうち5対10本が白っぽい柱(外周約47cm、高さ約3.2m)で、モニュメントとして残されるのがホーム端近くの1対2本。残りの2対4本については、屋根の上で架線を支える構造物「架線ビーム」を支える緑色の太い柱(同70cm)。出口秀已支社長いわく「100年支えてくれてありがとう、お疲れ様という気持ち」
2014年6月からホーム屋根の一部を新調する工事が着手されましたが、2015/02/17、未明、JR東京駅の5番線(山手線)のホームでは、1914年12月の駅開業当時から今までの約100年間、ずっと屋根や架線を支えてきた柱の撤去が始まりました。終電後の午前1時半頃、5番線ホームと線路に作業員約15人が入り、ホーム天井の古い梁が電動ノコギリを使って切断され、T字型に(柱と柱が連結された梁の部分も一緒に残すような形で)カットされました。約1時間10分後には、クレーンで牽引され、無事に撤去されました。ちなみに今回撤去された5番線側の白色の柱1本には、上部にレリーフが飾られ、下部には「明治四十一年一月 株式会社東京堅鉄製作所」と刻印されています(明治41年は駅の工事が始まった年です)。この1本を含む計2本はモニュメントとして展示保存される予定となっています。
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長年、東京に住んで居ながら、あまり縁のなかった東京駅。その駅前にある KITTE に行ってみました。日本郵便が手掛ける商業施設で、旧東京中央郵便局の局舎を一部残しているそう。屋上のガーデンから東京駅丸の内口を眺めることができるのですが、地下に続く大きなロータリーの先がどうなるのか? 気になります。
東京駅丸の内口をほぼ真上から見下ろすことができる場所があったなんて知りませんでした。KITTE は全国のご当地グルメや雑貨など日本らしい品が選り取り見取りということで、外国人旅行客にも人気のスポットらしいですね!
三菱地所は 2105年8月31日、JR東京駅日本橋口前に高さ約390メートルの超高層ビル(61階建て)を建設すると発表した。高さ300メートルの「あべのハルカス」を上回り、日本で最も高いビルになる。2027年度に完成する予定。本事業は、東京駅周辺で最大となる敷地面積3.1ヘクタールに及ぶ大規模複合再開発。都心のインフラ機能を維持しながら10年超の期間をかけて段階的に4棟のビルを開発するという。
2015年9月3日、地域を限って規制を緩める「国家戦略特区」の会議で、東京駅 八重洲口前 (中央区)に、巨大な地下バスターミナルが建設される計画が決まったという。新たに建設予定の高層ビルの地下フロアを活用するもので、ターミナルの一部は2020年の東京五輪までの開業を目指す方針。現状、八重洲口の付近には、高速バスの停留所が道路脇などに分散して設置されていますが、2つの高層ビルの地下に造られる新ターミナルには13の停留所が予定され、いまある停留所のうちJR系を除く8つが集約される見通しである。地下街を通じてJR東京駅ともつながる予定だという。
話を聞いた時、東京駅の丸の内側ではないだろうな〜、と直感的に思いました。既に、東京メトロ丸ノ内線の駅や大手町駅周辺の地下通路などが張り巡らされているので、バスターミナルのような大きな空間を建造する余裕はどこにもない。八重洲口は妥当だし、使い易くなるのは大いに歓迎。