マグロなど大量死
葛西臨海水族園で展示中のマグロなどが大量死している。2014年12月上旬からスマとハガツオの死亡が続き、12月下旬からクロマグロも連続して死亡しています。このペースで減り続けると、1月中に全滅する可能性も出てきました。死んだマグロを解剖してみると多くが背骨を骨折していたということですが、詳しい原因はわかっていません。ウイルスによる感染症や寄生虫が原因の可能性もあるとみて、水族園が調べています。12月からドーナツ型水槽に展示されているクロマグロとカツオの仲間であるスマやハガツオが死に始め、2014年11月1日時点で、159匹だったのが、1/16の時点で22匹まで減少。クロマグロは69匹だったのが1/14日の時点で17匹になりました。1/16になって、新たにスマとハガツオが1匹ずつ死んでいたことがわかり、スマは52匹だったのがあと1匹になり、ハガツオは38匹だったのが8匹になったという。死因はまだ特定されておらず、水族園では、死んだマグロなどを病理検査に出し、原因を調べています。「通常、これらの魚を水槽に搬入した際、初期に死亡が観察される事例はありますが、今回の事態はこれまで経験がない」という。これまで専門家への相談にもとづいて投薬をおこなうとともに、ストレスとなりうる刺激（明るさの変化、工事や作業による振動や音など）を極力排除するよう取り組んできたが、死亡が続くため、病理診断の検査結果を待たずに公表に踏み切ったという。

ドーナツ型水槽内の生存個体数の推移
「大洋の航海者：マグロ」水槽：直径約30m、最大水深7m、水量約2,200t

東京都によると、外部の研究機関に病理検査を依頼したクロマグロ2匹、スマ1匹の脾臓から細胞に異常を来すウイルスが検出されたという。今後、ウイルスを特定して大量死の原因を究明するとともに、対策を検討するという。

寿司屋の親方曰く「骨折した状態で水揚げされることもある」という。マグロは元々、泳ぐ力が強いので疲労骨折することがある。それに加えて、神経質な性質の魚なので、音に驚いたりして突進した拍子に何かにぶつかって骨折をするということも起こりやすい。（TBS 新・情報7daysニュースキャスター 2015年1月24日放送）

【2015/02/21】クロマグロが残り3匹となった1/26からもうそろそろ1ヵ月が経とうとしていますが、1/27以降で魚の減少は発生していません。生き延びた幸運な3匹たちも、広い水槽の中でホッとしていることでしょう。なんとか絶滅の危機を免れて良かったですね。

2/25、ホッと胸を撫で下ろしたのも束の間、午前9時頃、大型水槽でクロマグロが死んでいるのを飼育員が確認したという。無傷の1ヵ月達成には至りませんでした。フライングの糠喜びでしたね。残念です。

3/24、08:05、クロマグロ1個体の死亡が確認され、遂に、残るは最後の1匹になってしまいましたね。先月、ラスト3匹目が昇天してラスト2匹まで減った日からちょうど1ヵ月経過するかしないかという、まるで狙いすましたかのような悲報。なんというタイミングなのでしょうか・・・無念 (>_<)つつ ちなみに今回死んだマグロは解剖の結果、背骨が折れていた。22日には2回、水槽に軽くぶつかったことが確認されていることもあって、水槽への衝突死とみられているようです。また、内臓に異常が認められなかったことから、大量死との関連は薄いとみられていますが、詳しい検査のため、検体が独立行政法人水産総合研究センターに送られました。ラスト1匹の状況まで来てしまいましたが、大量死の原因は、未だに特定できていないのだという。

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