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秋の庭園開放 特別夜間開館 本館スペシャルライトアップ (東京国立博物館)
秋が深まり、木の葉が色づいてきました。周囲の山々が色とりどりに染まり、ひんやりした空気が街を取り囲んでいきます。
もえるような錦の紅葉も素晴らしいですが、まぶしいほどに輝く黄葉もまた素敵なもの。街路樹にイチョウやポプラが多いこともあって、街中では秋の色というと後者のイメージかもしれません。黄色いイチョウの落ち葉を手に取って眺めていると、仕事のことを忘れてふっと空想の世界に吸い込まれそうになります。
銀杏落葉一枚咬みて酒場の扉 土生重次
イチョウの実が落ちると、特有の臭いがあたりに広がります。秋らしいと思うのですが、多くの人はこの臭いが嫌いなご様子。動物すらイチョウの実を食べないというのですから、当然でしょうか… とはいえ、料理すると美味しくいただけますから、落ちている実を拾い集めるのが楽しみという方も少なくないでしょう。茶碗蒸し、銀杏ご飯、天ぷらなどいろいろなレシピがありますが、ウイスキーによく合うのはやはりシンプルな炒り銀杏でしょうか。
銀杏の殻にペンチ等でひびを入れ、塩水に一晩つけ、水を切ってフライパンで5~10分炒ります。手軽にいくなら電子レンジを使っても。皮を剥くのがまどろっこしいですが、そこがまた風情があるというか、雑念を払って心を鎮めるのによいといえるかもしれません。
銀杏を焼き猿人となりて酔う 田仲了司
美味しいのでついたくさん食べそうになりますが、銀杏を食べ過ぎると大人でも中毒症状を起こすのでご注意を。日本中毒情報センターの資料では、大人の場合40個以上が経口中毒量となっているので、普通に食べているぶんにはあまり心配なさそうではあるものの、なにごとも適量が一番。そしてお酒も進むので、飲み過ぎにも要注意ですね。
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秋の庭園開放 2015
今年の紅葉シーズンもトーハク本館北側の庭園を散策いただけます。池に遊ぶ鴨や鶺鴒など野鳥のおとずれも楽しい季節です。燃え立つような銀杏の黄、池の水面に映る“もみじ”の赤、春とはまた異なるしっとりとした風情をお楽しみください。
日程 2015年10月27日(火)〜12月6日(日)
時間 10:00 〜 16:00
会場 庭園
入口 2カ所
本館を正面に見て右側 → レストランゆりの木側の入口
本館を正面に見て左側 → 平成館との間の入口
◎ お茶室の中に入ることはできません。また、お茶室貸出利用中の時間帯は間近で見ることができない場合もあります。
◎ 荒天時は開放中止(正門の掲示にて公表)。庭園の状態により場合によってはその翌日も中止となる場合があります。
紅葉の美しい庭園を眺めながら、優雅なコーヒーブレイクを楽しむことができるカフェ MOTOYA EXPRESS もあります(ラストオーダー 15:45)。※庭園開放中止日は休店
特別夜間開館 および 本館スペシャルライトアップ
上野公園と周辺の博物館・美術館で開催する光の祭典 創エネ・あかりパーク 2015 にあわせ、特別夜間開館と本館のスペシャルライトアップを実施します。
期間中は総合文化展のほか、「アート オブ ブルガリ 130年にわたるイタリアの美の至宝」、特別展「始皇帝と大兵馬俑」の時間も延長します。
珠玉の名品をご鑑賞いただき、美しいあかりに彩られた博物館の建物をご観覧いただきながら、秋の夜長をお過ごしください。
スペシャルライトアップ・イメージ(写真提供:(株)石井幹子デザイン事務所)
日程 2015年10月30日(金)〜11月2日(月)
時間 〜 20:00まで開館 (最終入館は 19:30まで)
会場 庭園
料金 入館料のみでご覧いただけます。(特別展の観覧には別途料金が必要)
注意事項 荒天時はスペシャルライトアップが中止となる場合があります。
主催 創エネ・あかりパーク2015 実行委員会