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富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)の湧玉池(わくたまいけ)
2013年6月30日放送「THE 世界遺産」は、「緊急特集!水の山・富士山 ~ 富士山と信仰・芸術の関連遺跡群ⅠⅠ(日本)」でした。
富士山の近くの空に大きなどんぶり鉢のような形をした「つるし雲」が浮かんでいます。山頂の気流が生み出す雲で、雨の予兆なのだそうです。
日本一の山が生み出す神秘の光景は古来から人々を魅了してきました。
雪解けの一瞬だけ、中腹には幻の滝が姿を現します。
富士山頂から望む御来光が、東の空を燃えるように赤く染めながら地上に鮮やかな光のヴェールを降り注ぎます。朝日を浴びながら三島岳から真後ろを振り向くと、そこには薄桃色の後光に縁取られたもう一つの富士山「影富士」がひっそりとそびえます。ここは影富士を拝むことができる特別な場所なのです。地上遙か彼方まで巨大な山の影が伸びています。晴天の朝、御来光が作り出す幻の日本一の山です。
天高くそびえる山、その体内に眠る水は、日本人の心を育んできました。
中腹には封印された禁断の難コースがあります。
≪【冬】雪と雨が年間24億トン≫
真っ白い積雪で何もかもが覆い尽くされた標高3776mの凍てつく山頂。夏は多くの登山客で賑わった山も、雪に閉ざされる冬は、静かに人を拒み続けています。
富士山に降る雪と雨の量は年間24億トンともいわれますが、その山肌に川は一本もありません。大量の水は一体どこに消えてしまうのでしょうか?
≪【春】一瞬だけ現れる幻の滝≫
雪解けの頃、須走口5合目付近へ向かいます。富士山は活きている火山、山肌を溶岩が覆います。
陽が高くなると、どこからともなく水音が聞こえ始め、積もった雪がゆっくりと融け始めました。そして残雪の下からじわじわと雪解け水が溢れ出します。
上からも細い滝のように雪解け水が溢れてきました。山肌に突如、水の流れが作りだす沢が姿を現しました。
富士山の早春に一瞬だけ見られる幻の滝です。水飛沫を上げて落ちていきます。短い雪解けの時期、気温が摂氏10度を超える日中にしか見ることができません。
地表を流れた水はやがて溶岩の隙間から地下へと吸い込まれ、すぐに消えていきます。
麓にある白糸ノ滝は高さ20mもあり、糸のような細い水の流れは溶岩の隙間から湧いています。山頂付近に降った雪解け水が15年ほどの年月をかけて富士山の体内を通ってここまで旅をしてきたのです。
火の山は巨大な濾過装置になりました。
富士五湖(山中湖、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖)には流れ込む川が存在しません。富士山の湧き水が溜まったと考えられています。
地下水が湧く場所には昔から神社が建てられました。富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)もその一つです。
富士山本宮浅間大社境内の湧玉池(わくたまいけ)は湧き水でできています。富士登山に挑む者はこの池で身を清めたといわれます。
湧玉池の透き通った清水の中では、キンポウゲの仲間の水草であるバイカモが可憐な白い花をたくさん咲かせています。清流で梅の花のような白い花を水中につけるため梅花藻とも呼ばれます。
富士山は聖なる水をもたらす水源の山として崇められてきました。
室町時代の富士参詣曼荼羅図(ふじさんけいまんだらず)では、山頂には仏が宿り、登った者に力を授けてくれると信じられてきました。山の麓には富士山本宮浅間大社が描かれています。富士山頂を目指す人々は浅間大社を訪れて湧玉池で禊をし身を清めました。400年前、庶民は富士参詣曼荼羅図を富士登山の手本にしたといいます。
≪【夏】山開き≫
かつての登山口に建てられた村山浅間神社(むらやませんげんじんじゃ)では、今も開山祭には地元の子どもたちが参加して南無浅間大菩薩と唱えながら冷たい湧き水で身を清めます。
ホラ貝の音色が響き渡り、真剣で封印を解くと、古の人々が頂上を目指した登山道を山伏姿で分け入ります。こうしてわずか2ヵ月間の山登りシーズンが幕を開けます。
≪富士山の恵みで酒造り 柔らかな水が生む美酒≫
静岡県富士宮市に江戸時代から続く駿州中屋の酒蔵「富士高砂酒造」の創業は1830年です。
老舗の酒造りを支えてきたのは、地下28mから汲み上げる富士山の湧き水です。創業以来、一度も枯れたことがないといいます。
水質がとても柔らかいこの湧き水を新米にたっぷりと含ませるのが美酒を生む秘訣なのだそうです。
緩やかに発酵させます。
富士高砂酒造の杜氏・小野浩二さん「加工もせずにそのまま湧き水を活かして使っています。出来上がった後は、優しいまろやかなお酒に仕上がっていると思います。」
富士山の水がそのままお酒になりました。
≪夏の赤富士≫
夏の朝、日の出とともに山肌がみるみる色合いを変えていきます。
山肌の赤みは溶岩に含まれる鉄分の色で、朝日を受けて燃えた鉄のようにひときわまばゆい赤色に染まります。
鮮やかな朝焼けに真っ赤に染め上げられた赤富士の姿は、縁起の良い風景として昔から人々に愛されてきました。
富士山が朝日により赤色に染まる美しい現象「赤富士」が見られる時期と時間帯は、夏から秋にかけての早朝です。
古来から赤富士は縁起がよいものとして伝えられ、葛飾北斎の「凱風快晴」をはじめ、多くの絵画のモチーフとして描かれています。
≪史上空前 江戸時代の富士登山ブーム≫
多くの浮世絵に描かれた富士山ですが、中でも大ヒットしたのが葛飾北斎の富嶽三十六景でした(「凱風快晴」)。
西洋でも人気を博して富士山は日本のシンボルとして知れ渡りました。
風景画の名手である歌川広重が旅しながら描いた東海道五拾三次にも描かれています(「吉原」、「興津」、「由井 薩埵嶺(さったりょう)」)。
それまで神の山として絵に描くことすら畏れ多いことでしたが、江戸時代になると絵師たちはこぞって富士山を主役にしました。
その背景には空前の登山ブームがあったのです。
江戸から一番近い登山口が富士吉田であり、「御師の家」と呼ばれ登山者の世話をする宿が、かつては90軒近くありました。
(御師 北口 大鴈丸 木花會)
(御師 毘沙門屋)
(富士山北口 御師)
江戸中期には、ひと夏のシーズンに2万人が登ったといわれます。
御師の家には富士の湧き水を引き込んだ水路が流れていて、登山の前にはここで身を清めました。
江戸を席巻した富士山ブームですが、今も当時のままのスタイルで登る人たちがいます。
御師の家から富士講の一行が出てきました。富士講とは江戸を中心に広まった富士登山のサークルであり、そのいくつかは代々受け継がれ、現代にも江戸時代の登山の姿を引き継いでいます(神道枎桑教太教廳)。
箱には開祖が作ったとされる御神体の鏡が収められています。
登山の無事を祈願します。
富士山に登れば生まれ変わり幸せになれると、富士山信仰が一大ブームとなって、いくつもの富士講が誕生したのでした。その数は800以上ともいわれます。グループでお金を積み立てて代表者を送り出しました(冨士参詣群集之絵図)。
富士講の生沼邦彦先達「もう富士山そのものが自分の体の一部であるというくらいに、皆さん思っている。富士山があるから自分があるというふうにね。」(※先達:せんだつ は富士講のリーダー)
夏、多くの登山客を迎える富士の山道を、全身に古風な白装束に白鉢巻きを纏った一団が何者も寄せ付けない圧倒的な迫力と存在感を解き放ちながら、清々しく登っていきます。
御神体を収めた箱を背負子に乗せて担ぎながら江戸時代さながらの登山です。
一行はただひたすらに「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」という言葉を唱え続けながら一歩一歩、歩みを進めていきます。六根清浄とは迷いや欲を断ち切った清らかな境地のことで、古くからの登山の掛け声です。
外国人観光客が呆然と見つめています。
頂上に到着すると、両脇に狛犬がならび「富士山頂上奥宮」と木板が掲げられた久須志神社(くすしじんじゃ)の中へと入っていきます。この社も江戸時代から参拝されてきました。
飢饉や不況にあえいだ江戸の庶民、彼らの祈りを受けとめて救ってくれるのが富士山でした。
≪江戸っ子たちの憧れが形になった 今も残るミニ富士山≫
およそ100km離れた東京に、かつて富士講の人々は富士塚(ふじづか)と呼ばれるユニークなものを作りました。本物は無理でも、何とか御利益にあやかりたいという庶民の願いが、富士山のミニチュア形の小山となったのです。
東京都品川区、国道15号線沿い北品川三丁目交差点にある品川神社(しながわじんじゃ)には品川富士が残ります。
中央区の鐵砲洲稲荷神社に残る鐵砲洲富士(てっぽうずふじ)や渋谷区の鳩森八幡神社に残る千駄ヶ谷富士(せんだがやふじ)をはじめとして、今も都内だけで70ヵ所以上も残っているそうです。
富士塚には富士講が登山で持ち帰った実物の溶岩が使われています。
千駄ヶ谷富士では6mほどの高さの富士塚にちゃんと登山道も設けられていて、山頂には小さいながらも奥宮の祠が祀られています。鳩森八幡神社では登山記念の御朱印も頂けます(千駄ヶ谷富士登山記念)。
東京・浅草にも程近い入谷、小野照崎神社(おのてるさきじんじゃ)の境内にも富士山の溶岩で築かれた富士塚があります。ゴツゴツした黒い溶岩は、一面が苔で覆われてただならぬ雰囲気です。普段は門で閉じられていますが、毎年6月末の2日間だけ登ることができるそうです。
富士山は江戸時代まで女人禁制であったため、当時富士塚は実際の登山と同じ御利益が得られるということで、女性も登ったのだそうです。
≪【秋】富士山の最大の難所≫
枯れススキがそよぐ秋、標高2400m付近の五合目は紅葉に色付きます。これより上にはもう樹木は生育しません。
山腹に現れる抉られた谷、命懸けで突破する難コースがありました。
5合目付近にそって中腹を一周する御中道(おちゅうどう)と呼ばれています。
その最大の難所は大沢崩れで、山肌が深く削られた巨大な谷がパックリと縦に口を開けています。
富士講の一行はその大沢崩れを越えていたのでしたが、落石が多く余りにも危険な場所であることから30年ほど前に、ついに通行が禁止されました。(1935年頃の写真)
大沢崩れを目指すと、御中道は紅葉の季節を迎えていました。
道とは名ばかりの険しい山道です。富士講では山頂を極めた熟練者だけに許された、厳しい修行のコースでした。
特別天然記念物に指定されているニホンカモシカが姿を現しました。全身が黒っぽい茶褐色の短毛に覆われ、あごから首の周りに白い髭のような毛をたくわえています。森の仙人と呼びたくなります。滅多に見ることができない富士山の住人であり、日本の固有種です。
溶岩に覆われた高地には40種類もの哺乳類が棲息しています。
突然視界が開けました。通称「富士山のお庭」です。樹木が育つギリギリの場所に生まれたこの天空の庭園では、強い風が吹き付けるためカラマツは風下だけに枝を伸ばしています。旗型樹形と呼ばれるそうです。
ホシガラスは下界にはほとんどいない珍しいカラスです。
冬には台風並みの強風が吹きすさぶため、上に伸びることができずにまるで盆栽のような形をしたカラマツもあります。幹や枝を地面に沿って低く横に伸ばして生育しています。
谷を落ちていく大きな岩がごろごろと転がる崖を越えると、進入禁止のロープが張られ、山道がプッツリと途切れていました。
ホールアース自然学校の大嶽和彦さん「ここが御中道の終点、大沢崩れになります。」
目の前に広がる危険地帯、その先に、今はもう渡ることはできません。
千年前から続く山崩れ、日々斜面は削られていき、岩が落下していきます。
そんな険しい谷を乗り越えて、富士山と一つになると信じた人々がいたのです。
日本人が変わることなく心を寄せる、誰もがその姿を見ては喜び、一生に一度は登りたいと願う山、富士山はこの国の真ん中に、立ち続けています。
アクセス:静岡県富士宮市宮町1-1(富士山本宮浅間大社※【電話:0544-27-2002】)※構成資産です
富士山 – 信仰の対象と芸術の源泉
Fujisan, sacred place and source of artistic inspiration
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≪富士山本宮浅間大社奥宮の改修工事≫
富士山頂の富士山本宮浅間大社奥宮では2013年夏から、改修工事が本格化しています。
2011年富士宮市で最大震度6強を観測した地震による被害で石積みが一部崩れ、建物を支える柱が傾くなど老朽化も進んでいた建築物が改修され、構成資産の保存管理が図られるという。
明治期に建設されたとされる奥宮の大規模な改修工事は初となり、工期の予定は2015年秋まで。
富士宮市や浅間大社によると、奥宮は木造平屋建て約300平方メートルで本殿、拝殿、社務所、神職の宿泊室などを備えているそうです。
改修工事は気候条件の良い夏山シーズンの2ヵ月間限定で、2012年夏に始まり、今夏は社務所、来夏は拝殿などを改修していくことになっています。
御神体を祀る本殿は、日本一高い場所の建築物として文化財的な価値も高く、現状維持を基本に最低限の補修に留めるそうです。
現在の奥宮は約110年前、富士山の案内人「強力(ごうりき)※」によって建築資材が運ばれ、造営されたといいます。※ヒマラヤのシェルパ(Sherpa)は登山ガイドや山岳域での荷役(ポーター)などの役割を担っていて、まさにネパール版の強力ということができます。
山頂のシンボルとして夏山期間中は多くの参拝者が訪れ、結婚式を挙げるカップルもいます。
奥宮社務所に併設されていた富士山頂郵便局は、改修工事に伴って近くの御殿場口頂上の銀明館(静岡県駿東郡小山町)に一時移転中です。(2013年の開設期間:7月13日(土)~8月25日(日))
≪白糸ノ滝に芝生公園がオープン≫
国と静岡県、富士宮市は2013年8月13日、白糸ノ滝の売店通り沿いに整備した芝生公園の供用を開始しました。富士山の眺望を遮る工作物などは設置せず、「観光客や市民がくつろげる憩いの場」として整備され、富士山の眺望スポットとしてPRされています。芝生公園の面積は売店跡地の約900平方m。昨年11月着工、7月に完成。整備費は約1600万円、国が2分の1、静岡県が3分の1、富士宮市が6分の1を負担。滝つぼは整備工事が行われており、2013年12月まで通行止めが続く。富士宮市では将来的に滝周辺を公有地化し、売店通りの店舗を一ヵ所に集約する構想を描いるそうですが、関係者の合意形成が今後の課題になるといわれ、移転交渉は難航が予想されるといいます。
→11/22 富士宮市発表によると、滝つぼ整備工事を12/21までに完了し、同日午前9時30分からオープニングセレモニーが開催され、午前10時に滝つぼ周辺の通行規制を解除。一般へ開放されるとのこと。「滝壺観光」が約1年4ヵ月ぶりに再開されます。長さ約40mの新しい滝見橋が下流に架け替えられ、右岸に約130平方m、左岸に約50平方mの展望場を新設される計画で、馬蹄型の絶壁から絹糸のように流れ落ちる滝の様子をパノラマ感覚で観賞できるという。富士宮市は2012年8月下旬、世界遺産登録を見据えて滝つぼ整備工事に着手し、滝つぼに降りる階段2ヵ所を通行止めにし、滝つぼ内にあった売店2店舗や柵などの人工物を撤去して、構成資産にふさわしい景観づくりを進めてきた。滝つぼ整備をめぐっては、周辺の土地を所有する宗教法人とのトラブルで工事が一時中断の経緯もあったという。
→12/21オープニングセレモニーでは市や県、地元自治会などの関係者約百人が工事完成式に臨み、架け替えた滝見橋(長さ39m、幅2.5m)の渡り初めが行われました。右岸に141平方m、左岸に54平方mの展望場が設置され、歩経路や護岸が整備されました。事業費は国が2億1千万円、県が1億円、市が1億6千万円を負担。今後は売店の集合化や電線の地中化、右岸整備などが計画されているそうです。
→2014/10/07、滝見橋が2014年度グッドデザイン賞(日本デザイン振興会主催)を受賞した。滝見橋は世界遺産登録に伴う滝つぼ整備工事により老朽化した橋を撤去した跡に新しく架け替えられたもの。富士宮市富士山世界遺産課によると、自然景観に調和したデザインに加え、環境改変を最小限に抑えた点が評価されたという。市は年内にも、滝つぼの右岸上部に位置する展望場、歩経路、おびん水周辺の整備工事に着手する予定という。須藤秀忠市長「適切に整備を行い、来訪者にとって快適な場所であり続けるように努める」(7日の定例記者会見)
≪山中湖花の都公園(山梨県南都留郡山中湖村山中1650・TEL:0555-62-5587)≫
8月中旬、ヒャクニチソウ(百日草)とヒマワリが見頃を迎えています。同公園によると、園内に植えられているヒャクニチソウは約100万本で、赤や白、黄など鮮やかな色の花を咲かせています。10月上旬まで見頃が続きます。約30万本のヒマワリの花については8月24日頃まで楽しめるそうです。
秋を迎える期間(9月21日から11月10日)、前半には計1,000万本の黄花コスモスとコスモスが、後半には味わい深い紅葉を楽しむことができます。
山中湖アートイルミネーション「FANTASEUM」は花の都公園の広大な敷地内にイルミネーション作品が展示されます。
点灯期間: 2014年1月5日(日)まで
点灯時間: 17:00~21:00
開催場所: 山中湖花の都公園
入場料: 無料
駐車場: 乗用車300円/大型バス1,000円
その他:
花火打上 12月14日(土)・21日(土)・23日(月・祝)・24日(火)・25日(水)
打上時間 20:00~
クリスマスコンサート 12月23日・24日・25日
≪山中湖・旭日丘湖畔緑地公園≫
山中湖南岸にある旭日丘エリアの緑地公園では、10種類以上のカエデやケヤキ、アカマツが群生し、紅葉の季節を迎える毎年、10月下旬から11月上旬には紅葉のお祭り「夕焼けの渚・紅葉祭り」が開かれ、日が落ちてくると幻想的なライトアップも行われます。日時:2013年10月25日(金)~11月10日(日)ライトアップ点灯時間:午後4時30分~午後9時まで
≪初詣≫
例年、三が日の人出は約30万人です。新年の初祈願は1月1日午前0時から受付。混雑が予想されるため城山公園臨時駐車場の利用がおすすめです。
≪節分≫
【富士山本宮浅間大社 節分祭】
横綱鶴竜の土俵入り奉納や豆撒き行事が盛大に行われます。
日時:2015年2月3日(火)
横綱鶴竜土俵入り奉納 午後2時30分
年男特別祈祷 午後3時30分
豆撒式 午後4時
節分開運厄除祈祷 早朝より(上記行事と重なる午後2時~午後4時までの時間帯はご祈祷が出来ません)
≪夏祭り≫
【富士山御神火まつり】
炎の祭典「富士山御神火まつり」が今年も開催されます!富士山本宮浅間大社からいただいた御神火をつけたみこし8基が、市街地目抜き通りを練り歩きます。見所は、富士山の雪解け水が湧く湧玉池を源とする神田川を、火をつけたみこしが昇る「神田川昇り」です。
開催日時:2014年8月2日(土)15時30分から
開催場所:富士山本宮浅間大社、市街地目抜き通り
内 容:15時30分 祈願祭
16時00分 式典開始
16時20分 パレード出発
17時30分 大人みこし出発
17時50分 踊り、ステージショー
20時00分 大人みこし神田川昇り
問合せ先:富士宮市観光課 電話:0544-22-1155
・・・・・・・・・・・・
【宮おどり】
毎年、市民約6,000人が参加し、市内の目抜き通りは昼から夜にかけて踊り一色になります!17時40分からの宮おどりでは、飛び入り参加も歓迎です!
開催日時:2014年8月3日(日)15時40分から
開催場所:富士山本宮浅間大社、市街地目抜き通り
内 容:15時40分 小中学生宮おどりオープニング
17時40分 宮おどり開会
20時00分 全体総おどりスタート
問合せ先:富士宮商工会議所 電話:0544-26-3101
静岡県富士宮市の富士山本宮浅間大社を総本社とし、富士山信仰を今に伝える浅間神社(せんげんじんじゃ)は全国に千三百余り存在するといわれます。神奈川県相模原市には、南区のJR相模線原当麻駅近く(1713年(正徳(しょうとく)3年)に創建)と、中央区上溝の2ヵ所。富士山のその美しさと気高さは古代万葉の時代から「日の本の やまとの国の鎮(しず)めとも います神とも 宝とも なれる神かも」と謳われています。富士山そのものが御神体であり、崇め奉られてきました。度々噴火を繰り返す山は、その威力が恐れ敬われ、山の神を祀る神社として、浅間神社が設けられました。江戸時代になると集団で富士登拝をする富士講が大流行し、その数は八百八講もあったといいます。しかし、富士登拝は日数も体力も費用も要し、さらに期間限定で女人禁制だったため多くの庶民は近くの富士塚に登ったり、浅間神社に参拝することでその御利益、恩恵に期待したのでした。今でも都内各所には高さ2m〜8mの富士塚が残され、相模原市内にも緑区根小屋に残っています。郷土史研究家の山田真也さん(南区御園)「浅間神社の祭神は木花咲耶姫(このはなさくやひめ)で、高千穂に天降った瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が一目惚れしたという、名前のごとく花のように美しい女神だったそうです。」原当麻の浅間神社には中宮に女体を表す奇石が御神体として納められているそうです。また中宮とは別に境内には、この辺りではあまり見かけない火山岩と思われる岩石が埋め込まれています。山田さん「きっと昔の氏子中(うじこじゅう)が富士山の然るべき所から、苦労して持ち帰ったものと思います。富士山信仰の神社にふさわしい、御神体のような立派な石です」。2012年7月、木花咲耶姫は古事記編纂1300年の記念切手のデザインに採用されました。
コメント
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2013年 7月 01日トラックバック:霊峰富士山の世界遺産見どころガイド | いつか行って見たい場所
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2014年 9月 18日
日本古来のモンスター「鵺 (ぬえ)」を特殊メイクで初の映像化!
皆既月食映画祭 金月賞受賞の話題作!
SF特撮映画『THE HYBRID 鵺の仔』が「ヒューマントラストシネマ渋谷」にて 7/25(土)公開!
生物の進化は遺伝子混合(ハイブリッド)の歴史から創られてきた、人類もまたそうだったのか・・・。そんな奇想天外なSF特撮映画『THE HYBRID 鵺の仔』が、2015年7月25日(土)より「ヒューマントラストシネマ渋谷」にて夏休み公開されます。
日本映画史上「鵺」を題材とした映画といえば『悪霊島』(1981年公開)のキャッチコピー「鵺の鳴く夜は恐ろしい・・・」があまりにも有名。しかし「鵺 (ヌエ)」そのものが登場する映画はこれまでなかった。本作は、平家物語にも登場する日本古来の怪物「鵺」を特殊メイクによって造型化することにチャレンジした、初めてのSF特撮映画作品となる。
特殊メイクのトップランナーである梅沢壮一による「鵺」の特殊メイク&造型は、斬新なアイデアによりハリウッド映画にも劣らない仕上がり。人間からモンスター「鵺」に変貌して行くメタモルフォーゼ(変身)のシーンは、特殊メイク技術を駆使した日本有数の見ごたえあるシーンの一つとなっている。
「鵺」をモチーフにした物語は、ロケ地となった万座温泉に現代でも生息する野鳥“トラツグミ”とともに、古くから伝わる「鵺信仰」に翻弄される男と女の愛憎劇としてはじまる。伝説の「鵺」がモンスターとなって出現し、「鵺」を捕獲しようと対峙するUMA(未確認動物)雑誌の編集長が登場。
そのストーリーの根本部分に作家ゼカリア・シッチンの「古代宇宙飛行士=人類起源説」を据えることで、思いもよらない奇想天外な方向へと物語は展開していく。出演は、「鵺」モンスター役として柴田光太郎が自らスーツアクターに挑戦。更に「鵺」と対峙する、UMA雑誌の編集長役には、新星の如くハリウッド映画『ウルヴァリン:SAMURAI』『GODZILLA』でデビューした、山村憲之介が日本映画初主演。
W主演として日本カナダ共同製作映画『アンを探して LOOKING FOR ANNE』主演の石橋穂乃香。他にも国際映画祭で知られる女優の黒沢あすかや大島葉子、期待の遅咲き個性派新人女優ともこ、そして特別出演として今年芸能生活45周年を迎える研ナオコらが脇を固める。
■『THE HYBRID 鵺の仔』あらすじ
皆既月食の夜に差し出される生贄=鵺信仰が色濃く残る秘境の地・鵺ヶ淵温泉郷にまつわるミステリー。
娘のチアキ(石橋穂乃香)は、母ヨシコ(黒沢あすか)が経営する温泉郷・鵺ヶ淵へ里帰りする。チアキの父は12年前、母に想いを寄せる男、澤津久森(柴田光太郎)によって殺されていた。同じ頃、辺鄙な山奥にある洋館では未確認生物UMAを専門に扱う三流誌の編集長・京極(山村憲之介)が般若心経に身を包み、源頼政の弓を武器にUMA狩りを行っていた。UMAをハンティングして洋館のマダムに差し出すためだ。マダムは、新鮮な怪物を食べ続ける事で若さを保ち続ける謎の老女。マダムはいう「早く鵺を目の前に差し出せー」と。鵺は、古くは古事記に登場する日本古来のUMA。顔は猿で体は狸、手足が虎で尻尾は蛇。そんな化物の血を引く人間が生存しているといわれる秘境、それが鵺ケ淵であった・・・。
■映画『THE HYBRID 鵺の仔』公式サイトと、Facebook「UMAデラックス編集部web」http://www.benten.org/nue/
■映画『THE HYBRID 鵺の仔』概要(敬称略)
タイトル: THE HYBRID 鵺の仔(英題:The Hybrid.)
ジャンル: SF特撮映画
企画・製作: 株式会社ベンテンエンタテインメント、株式会社CSI:TOKYO
キャスト: 石橋穂乃香、山村憲之介、柴田光太郎、ともこ、大島葉子、研ナオコ(特別出演)、黒沢あすか、他
スタッフ: 企画・製作 野口典夫『ロード』『ラッキー・ロードストーン』他
企画・共同監督: 倉谷宣緒『ボディ・ジャック』『真木栗ノ穴』『あいときぼうのまち』他
監督・脚本・編集: 羽野 暢『モスリン橋の袂に潜む』(第1回CO2オープンコンペ部門最優秀賞受賞)
特殊メイク: 梅沢壮一『映画 怪物くん』『妖怪人間ベム』『進撃の巨人』他
主題歌: “Lonesome Call” ひとみ
作品仕様: HD/カラー/16:9ワイド/ドルビーデジタルステレオ/83分
特別協賛: 株式会社カーチス、万座温泉日進舘
特別協力: 嬬恋村観光協会、万座温泉観光協会、嬬恋村フィルムコミッション
受賞歴: 「JAPAN FILM FESTIVAL Los Angeles 2015」招待作品、「第1回皆既月食映画祭 金月賞」受賞
公開劇場: ヒューマントラストシネマ渋谷
公開日: 2015年7月25日(土)より夏休み公開
■公開初日に豪華出演者、関係者による舞台挨拶が決定!
公開初日の7月25日(土)にヒューマントラストシネマ渋谷にて関係者による舞台挨拶を行う。当日は主演の石橋穂乃香、山村憲之介はじめ柴田光太郎、ともこ、研ナオコ、エグゼクティブプロデューサー 野口典夫、プロデューサー・共同監督 倉谷宜緒、監督・脚本 羽野暢、特別協賛(株)カーチス会長 加畑雅之氏、他など豪華出演者の登壇を予定している。
開催日時 7月25日(土)14時30分~、16時40分~の2回の上映時
他にも次の各上映後にトークイベントの開催を予定。
7/26(日)17時台~、8/2(日)17時台~、8/6(木)17時台~
詳しくは劇場へ ヒューマントラストシネマ渋谷 電話番号:03-5468-5551
■予告編(YouTube動画)https://youtu.be/hKf2PoI1y00
◆リリースに関するお問い合わせ
ニューコンテンツプロジェクト 担当 今井氏
電話:03-6277-7250 <受付時間:11:00~19:00(土日祝除く)>
Mail:fcg@feed-inc.com
世界的大ヒット怪獣映画『GODZILLA ゴジラ』に続き、起源的な怪獣である鵺(ぬえ)は、古の都市伝説として、古事記や万葉集にも名が見られ、平家物語には、時の天皇を苦しめる怪獣として二度登場する。
物語は、皆既月食に奉げられた生贄=鵺信仰が色濃く残る秘境の地・鵺ヶ淵温泉郷にまつわるミステリーとモンスターが出現するSF特撮映画。
気鋭の羽野暢氏と倉谷宣緒氏が共同監督で挑む、SFハイブリッド作品。出演は、石橋穂乃香さん『アンを探して』(日本・カナダ合作)、山村憲之介さん『ウルヴァリン:SAMURAI』(ハリウッド映画デビュー)、柴田光太郎さん『ボディ・ジャック』、大島葉子さん『朱花の月』(カンヌ映画祭)、黒沢あすかさん『冷たい熱帯魚』(第33回ヨコハマ映画祭 助演女優賞受賞)ほか、個性派キャスト。(2015年公開)
SF映画『THE HYBRID 鵺の仔』
2015年7月25日(土)夏休みより、
ヒューマントラストシネマ渋谷にて、全国順次公開
オフィシャルサイト http://www.benten.org/nue/
CAST(敬称略)
石橋穂乃香/山村憲之介/柴田光太郎/大島葉子/瀬戸祐介/藍田舞/むとう水華/千葉美紅/と も こ/中村邦晃/記井沙也佳/青木和枝/研ナオコ(特別出演)/黒沢あすか
オープニングテーマ曲:「鵺退治」德 將城 さん
主題歌:「Lonesome Call」ひとみ さん
山中湖 夕焼けの渚 紅葉祭り (ゆうやけのなぎさ こうようまつり)
山中湖は、富士五湖の中でも早くから別荘地として沢山の芸術家や政治家、文士たちが訪れた場所であり、その際に、元来生えていた自然を残したことから、今も湖畔沿いや別荘地周辺には、大きな木々が風に揺れています。そんな山中湖南岸にある旭日丘エリアの緑地公園は、10種類以上のカエデや見上げたら首が痛くなる程の大きなケヤキ、その森に混じるようにアカマツが群生し、紅葉の季節になると、地元の人たちもついそぞろ歩きをしたくなるスポットとして人気を博しています。毎年、この季節、10月下旬から11月上旬には、紅葉のお祭りが開かれ、日が落ちてくるとロマンチックな雰囲気が満点の夜間ライトアップも行われます。夕方になるとかなり寒くなりますが、あたたかい格好をして、ゆったりと散歩するにはおすすめのコースです。
開催日時
2015年10月23日(金)~11月8日(日)
ライトアップ点灯時間: 16:30 ~ 21:00
会場
山中湖 旭日丘湖畔緑地公園
冬の間、山中湖ではイルミネーションが灯されます。とっても寒いですが幻想的なイルミネーションときれいな星空が、きっと心を温めてくれるでしょう。
山中湖アートイルミネーション「FANTASEUM」は、花の都公園の広大な敷地内にイルミネーション作品が展示されます。また、清流の里内にある温室に、うどんや焼きそばなどの軽食が食べられるブース(屋台村)が開設されます。イルミネーションで心が温まったらここで身体も温めてください。
また、クリスマスまでの毎週土曜日には花火が打ち上げられます。
点灯期間: 2015年11月21日(土) から 2016年1月3日(日) まで
点灯時間: 17:00 ~ 21:00
開催場所: 山中湖花の都公園 やまなかこはなのみやここうえん(山梨県南都留郡山中湖村山中1650)
入場料: 無料
駐車場: 乗用車300円/大型バス1,000円
その他:
花火の打上げは期間中の土曜日とクリスマス期間に実施されます
11月21日(土), 22日(日), 23日(月・祝), 28日(土), 12月5日(土), 12日(土), 19日(土), 23日(水), 24日(木), 25日(金), 26日(土), 1月1日(元日), 2日(土), 3日(日)
打上時間 各日 20:00~
花の都大橋のイルミネーション, 花の都公園の入り口の全体のイルミネーション, いるみじんじゃのイルミネーション, アートイルミネーション作品展