- Home
- 2013年夏季マイカー規制期間の日程一覧(富士山)
2013年夏季マイカー規制期間の日程一覧(富士山)
富士登山に臨むにあたり、各登山口のマイカー規制の日程を一覧にしてみました。(●印が規制あり、無印が規制なし)
※こちらのページは2013年夏の情報です。2014年夏のマイカー規制についてはこちらを参照ください。
≪2013年マイカー規制カレンダー≫
今年も富士山のマイカー規制が実施されます。これは夏期の登山シーズンに登山客や観光客が集中し、五合目駐車場付近で交通渋滞が発生してしまうためで、渋滞を緩和し、富士山への来訪者の安全と快適性の確保、富士山の自然環境を保全する目的で、毎年マイカー規制が行われるようになっています。
マイカー規制は富士宮口で昨年より18日間長い連続52日間、須走口では37日間、吉田口では28日間実施される予定で、この期間中は自家用車を使って五合目登山口まで登ることはできません。「乗り換え駐車場」と呼ばれる手前の各駐車場でマイカーを降りてバスかタクシー(いずれも有料)に乗り換えて、それぞれのルートの5合目登山口へと移動することになります。(ただし、規制開始前に五合目に登った車が、規制開始後に五合目から下る場合に関しては規制の対象とはなりません。もちろん下山することはできます。)
富士宮口では水ヶ塚駐車場(1000台)に加えて西臼塚予備駐車場(400台)が用意されます(静岡県道路企画課では「駐車場が両方とも『満車』になった場合には他の登山口への回避や時間調整をお願いしたい」とのこと)。
須走口では須走多目的広場(500台)と別の予備駐車場(150台)が用意されます。
吉田口では山梨県立富士北麓駐車場(第1・第2・第3・第4、合計1400台)を利用します。
駐車料金はいずれも1台あたり1000円です。
また、山梨県側の新5合目に500台分の駐車場を持つ御殿場口については昨年同様マイカー規制の実施は予定されていません。
富士宮口 | |
【富士山スカイライン】7月12日(金)17時から9月1日(日)17時まで | |
水ヶ塚(みずがつか)駐車場、西臼塚(にしうすづか)予備駐車場 | |
登山便(水ヶ塚駐車場→富士宮口五合目)は始発6:00から最終22:00までおよそ30分間隔で運行(ただし7/12の始発は17時、9/1の最終は16時)。下山便(富士宮口五合目→水ヶ塚駐車場)は始発7:00から最終22:00までおよそ30分間隔で運行(ただし7/12の始発は18時、9/1の最終は17時)。所要時間は登山便が約40分、下山便が約35分。利用料金は片道1120円(小人半額)、往復セット割引は1300円(小人半額)。問い合わせ先は富士急静岡バス:電話0545-71-2495(営業時間は9:00から17:00まで) | |
24時間利用できます。所要時間は片道約30分。運賃の目安は片道で4250円程度(ただし夜間22:00から5:00は深夜割増のため、左記運賃の2割増となります)。問い合わせ先は静岡県タクシー協会東部会【富士・富士宮支部】電話0544-26-4111【沼津・三島支部】電話055-975-2468【御殿場・裾野支部】電話055-992-2151 | |
[その他の問い合わせ先]マイカー規制テレフォンサービス:電話0545-65-1331、現地運営本部(規制期間中設置):電話055-998-2119、 富士宮市観光課:電話0544-22-1155、静岡県道路企画課:電話054-221-3359 |
御殿場口 | |
マイカー規制なし | |
– | |
– | |
– | |
– |
須走口 | |
【ふじあざみライン】7月12日(金)17時から7月15日(月)17時まで、7月19日(金)17時から7月21日(日)17時まで、7月26日(金)17時から7月28日(日)17時まで、8月2日(金)17時から8月25日(日)17時まで、8月30日(金)17時から9月1日(日)17時まで | |
須走多目的広場(すばしりたもくてきひろば) | |
登山便(乗り換え駐車場→須走口五合目)は始発6:00から最終22:00までおよそ30分間隔で運行(ただし7/12、7/19、7/26、8/2、8/30の始発は17時、7/15、7/21、7/28、8/25、9/1の最終は16時)。下山便(須走口五合目→乗り換え駐車場)は始発7:00から最終22:00までおよそ30分から60分間隔で運行(ただし7/12、7/19、7/26、8/2、8/30の始発は8:30、7/15、7/21、7/28、8/25、9/1の最終は17時)。8:00から16:00の間で、60分間隔。所要時間は登山便、下山便ともに約30分。利用料金は片道1190円(小人600円)、往復セット割引は1500円(小人半額)。規制解除翌日(7/16、7/22、7/29、8/26、9/2)の下山は、下山専用シャトルバスが利用できます。問い合わせ先は富士急行御殿場営業所:電話0550-82-1333(営業時間は8:00から18:00まで) | |
24時間利用できます。所要時間は片道約20分。運賃の目安は片道で3550円から4040円程度(ただし夜間22:00から5:00は深夜割増のため、左記運賃の2割増運賃となります)。問い合わせ先は静岡県タクシー協会御殿場支部:電話0550-89-0276 | |
[その他の問い合わせ先]小山町商工観光課:電話0550-76-6114 |
吉田口 | |
【富士スバルライン】7月12日(金)17時から7月15日(月)17時まで、7月26日(金)17時から7月28日(日)17時まで、8月2日(金)17時から8月25日(日)17時まで | |
山梨県立富士北麓駐車場(ふじほくろくちゅうしゃじょうは東富士五湖道路の富士吉田IC東隣にある駐車場です。「富士北麓公園」とは異なりますのでご注意ください。)東京方面から中央自動車道で来訪の場合は河口湖ICで出る(富士吉田ICから一般道へ出ることはできないため)。静岡方面から東富士五湖道路で来訪の場合は富士吉田ICで出る(河口湖ICから一般道へ出ることはできないため)。 | |
登山便(北麓駐車場→五合目)は始発5:30から最終23:00まで運行(間隔はおよそ30分程度、ただし7/12、7/26、8/2の始発は17時、7/15、7/28、8/25の最終は17時)。下山便(五合目→北麓駐車場)は始発6:20から最終23:00までおよそ30分程度の間隔で運行(ただし7/12、7/26、8/2の始発は17:50、7/15、7/28、8/25の最終は17:50)。所要時間は登山便が約45分、下山便が約35分。利用料金は片道1400円(小人半額)、往復セット割引※は1800円(小人半額)。※富士北麓駐車場からの往復乗車券は発売日から2日間有効で、駐車場内の特設窓口で販売。【富士急バスの「富士山駅・河口湖駅~富士山五合目(富士スバルライン五合目)」定期路線に乗車する場合→】登山便(北麓駐車場→五合目)は始発7:30から最終21:20まで運行(間隔は1.5時間から2時間程度、ただし7/12、および8/19以降の最終は19:15となり間隔も1.5時間から4時間程度と本数が少なくなります。)。下山便(五合目→北麓駐車場)は始発8:30から最終22:15までおよそ30分から1時間程度の間隔で運行(ただし始発8:30は7/13から8/18の間の「金・土・日・祝日」及び8/13~16のみの運行です。また8/19以降の場合、運行間隔は1時間から2時間程度と少なくなり、最終は21:10)。所要時間は登山便が約45分、下山便が約35分。利用料金は片道1400円(小人半額)、往復セット割引※は1800円(小人半額)。※富士北麓駐車場からの往復乗車券は発売日から2日間有効で、駐車場内の特設窓口で販売。問い合わせ先は富士急山梨バス本社営業部:電話0555-72-6877(営業時間は9:00から19:00まで) | |
24時間利用できます。所要時間は片道約45分。運賃の目安は片道で約10000円程度に有料道路往復料金2900円が加算されます(ただし夜間22:00から5:00は深夜割増のため、メーター運賃が2割増となります)。問い合わせ先は明見タクシー:電話0555-22-0072、神尾タクシー:電話0555-23-0123、起和タクシー:電話0555-22-3126、十三番タクシー:電話0555-22-0013、富岳貸切自動車:電話0555-22-3132、富士急山梨ハイヤー:電話0555-23-6600、三立交通:電話0555-22-4545、吉田タクシー(富士吉田市):電話0555-22-0378、イビシタクシー:電話0555-72-1077、吉田タクシー(富士河口湖町):電話0555-73-1999、忍野タクシー:電話0555-84-2535、共和タクシー:電話0555-62-1313、山梨貸切自動車:電話0555-62-0149(山梨県タクシー協会郡内支部事務局:電話0555-23-6600) | |
[駐車場についての問い合わせ先]山梨県観光部観光資源課:電話055-223-1521、県立富士北麓駐車場内観光案内所(インフォメーションセンター):電話0555-72-9900、[その他の問い合わせ先]山梨県道路公社富士山有料道路管理事務所:電話0555-72-1311または0555-72-5244、富士山有料道路料金徴収所:電話0555-72-0572 |
(富士宮口と須走口については静岡県、吉田口については富士スバルラインと山梨県立富士北麓駐車場より各種情報提供が行われています)
静岡県の川勝平太知事は7月8日、富士山を生かした地域づくりを提唱する組織「(仮称)“ふじのくに”づくり国民の会」の指針を発表するとともに、来年2014年度からマイカー規制を全期間で実施する方針を示しました。「環境を守るという文化を広げたい」との意向を述べ、現在は規制の対象にはなっていない観光バスの乗り入れも今後は規制が必要との認識を示しました。
世界文化遺産登録により、開山前から観光客は増加傾向となっていて、6月中に富士宮口を通過して5合目に向かった車は、昨年の6800台から10400台と約50%増加し、山開き後初の週末を迎えた先週末の時点でも5合目駐車場がほぼ満杯の状態になったといいます。
静岡県では今期の状況をふまえて来期以降の規制期間を検討し、観光バス規制の在り方については、静岡県道路企画課では「5合目の駐車場が大型バスでいっぱいになり、シャトルバスの運行に支障が出るなどした場合は対応する必要がある」状況なのだといいます。
【2013年7月13日放送「情報7days ニュースキャスター」(TBS)】
3連休初日の7月13日(土)、須走口の須走多目的広場(乗り換え駐車場)では、6時始発のシャトルバス乗り場(チケット売り場前)におよそ150人が列を作りました。
1台では足りなくなり急遽2台目、3台目のバスが手配されました。
登山客「やっぱり富士山を守っていかないといけないので、マイカー規制は必要だと思います。」
この日、富士宮口登山道では登山客5人(ケガ2人、体調不良3人)が警察に救助され下山した(富士宮警察署)といい、増加が懸念される登山者対策として山頂駐留を始めたばかりの静岡県警山岳遭難救助隊が、すでに大活躍の状態です。
7月1日から9月2日まで富士宮口五合目に開設され、事故防止と登山案内、観光案内や臨時派出所の役割を担っている富士山総合指導センター「危険性を知り、事前にルートや天候などの情報を収集してほしい」(電話0544-22-2239)
富士登山ナビゲーターの李小梶さん「麓までなら観光でいいが、頂上を目指すなら冒険(アドベンチャー)と考えるべき。」装備を充実のうえ、水分やエネルギーの補給を心掛けてほしい、とのこと。
今夏、マイカー規制が開始されてから8月のお盆期間までに乗り換え駐車場を利用した車両台数が、世界遺産登録前の昨年の同じ期間と比べ富士宮口で5.5%減、須走口で15.2%減だったことが、8月25日までの静岡県のまとめで分かりました。富士宮口は、7月12日の規制開始から8月18日まで(比較できない期間を除いた)累計利用台数は1万5257台で、昨年同期比で882台減。特に入山料の試験徴収期間中(7月25日から8月3日)は大きく減少し、昨年同期比で1018台減(22.3%減)。例年混雑するお盆期間中(8月9日から18日)は、216台減(3.3%減)。昨年より増加した日もありましたが、世界遺産登録で当初予想されたような増加は発生しませんでした。須走口では減少幅がさらに大きく、8月18日までの累計利用台数は4959台で、昨年同期比で889台減。入山料の試験徴収期間は37.2%減、お盆期間中は11.8%減だった。8月に入ってからの登山者数は未集計となっており、静岡県は「マイカーを使わないツアー客の割合が増え、乗り換え駐車場を利用する個人客が少なくなった可能性もある」とみていて、入山料徴収の影響については、今後分析するという。
富士山は「世界の遺産」であり、もうとっくに、富士山近辺の人たち、つまり、マイカーでちょこっと気楽に行ける人たち「だけ」のものではなくなったわけです。山梨でも静岡でも関東でも東海でも、そして日本でもない、富士山は世界の、地球規模の宝物になったのです。世界各地を見渡してみればわかりますが、往々にして世界遺産登録→国際的な観光地化という流れに向かっていった先に良い出来事は一つも存在しないのです。人口が増えて最初に起こるのは、古今東西、間違いなく環境破壊ですから。自然遺産としての登録申請を諦めざるを得なくさせた元凶がそれまで毎年のごとく押し寄せて来た数多くの日本人登山者一人一人の責任だということを未来永劫、絶対に忘れてはいけない。自然遺産にすることができなかった、それは世界一美しい富士山を頂く日本人として情けない過去、決して拭い去ることのできない恥ずべき過去です。自然はいつも人間によってのみ汚される。だから、下手に人が増えるよりも混雑が減るのであれば、願ったり叶ったり、むしろこれは朗報だと思います。なにも悲観して騒ぎ立てるような事象ではありません。ゴミも減るし、もっと減ってもよいくらいです。富士山の楽しみ方って、そもそも「登ればそれで完結」というものでは決してありません。太古の昔から続いてきた霊峰、その雲海を染める御来光、透き通るような星空、眼下に広がる雄大なパノラマ・・・確かに、それらは登ってみなければ決して味わうことのできない圧倒的なまでの至高の世界であることは百も承知、もちろん言うまでもないことでしょう。しかしながら「登山」だけが全てではないこともまた確かなことではないでしょうか。登って、喜んで、写真を撮って、ただ満足するだけで、知ったかぶるのは序の口、それはまだまだ野暮な素人の領域でしょう。
2013月の富士山有料道路(富士スバルライン)のマイカー規制が8月25日(日)17時に終了。規制期間は昨夏の2倍、31日間とした結果、登山者数は前年を下回るペースで推移しました。規制が延長された8月中下旬は、昨夏に比べて3割減。富士山の世界文化遺産登録で登山者の急増が懸念された中、地元は「個人登山者の抑制に一定の効果があった」と評価。来夏は全面規制を求める声も上がっています。
→2013/12/3、堀内茂富士吉田市長は富士山有料道路(富士スバルライン)の夏のマイカー規制について「走行するバスを、将来的に電気かハイブリッド車に限定したい」という意向を示した。12/20に開かれる関係機関との検討委員会で提案するという。
2014年夏の富士山有料道路(富士スバルライン)のマイカー規制について、山梨県が夏山シーズンの7~8月を通じて実施する案を検討中のようです(2013/12/5)。2013年夏の31日間から規制期間を倍増させて入山者を抑制し、富士山の環境保全に繋げる狙いで、県は地元関係者と調整を進めているという。
2014/2/4、静岡県は小山町で開かれた富士山須走口適正利用推進協議会で、電気自動車(EV)などの普及促進のため、2014年夏、富士山で初めてとなる電気自動車利用者への優遇措置を須走口で実施するよう提案し、地元側は大筋で了承。県担当者は、富士山に与える環境負荷の低減や、EV利用者らへのPR効果など利点を挙げた。マイカー規制期間中に乗り換え駐車場の駐車代金を半額に減免する優遇案と実証実験の実施を提示し、実証結果を基に他地域への拡大を検討する方針を示した。今後地元側では2014年夏季シーズンでの実施に向け、マイカー規制の運営協議会の中で具体的な制度を検討していくという。
2/14発表された2014年度静岡県当初予算案で、環境負荷の低減を目的とした夏山シーズンのマイカー規制は、富士宮口で開山から閉山までの全63日間(2013年は52日間)、須走口では40日間(2013年は37日間)と、前年比増へ拡大する方針であることが明らかになった。
————————————————————————————————————–
【富士宮口】水ヶ塚駐車場(乗り換え駐車場)へのアクセス:カーナビ検索 住所:静岡県裾野市須山字浅木塚 カーナビ検索用電話番号:055-998-0085
————————————————————————————————————–
【富士宮口】西臼塚予備駐車場(乗り換え駐車場)へのアクセス:
より大きな地図で 西臼塚駐車場 を表示
————————————————————————————————————–
【須走口】須走多目的広場(乗り換え駐車場)へのアクセス:カーナビ検索 東側に隣接する「道の駅すばしり」を目安に検索(住所:静岡県駿東郡[すんとうぐん]小山町須走338-44 カーナビ検索用電話番号:0550-75-6363)
————————————————————————————————————–
【吉田口】山梨県立富士北麓駐車場(乗り換え駐車場)へのアクセス:山梨県富士吉田市上吉田字剣丸尾5597-84(東富士五湖道路富士吉田IC東隣)カーナビ検索「富士吉田IC」または「富士北麓駐車場」を目安に検索 カーナビ検索用電話番号:0555-72-9900
1 2
コメント
- トラックバックは利用できません。
- コメント (0)
この記事へのコメントはありません。