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栃木で紅葉狩り
郷愁の原風景
絶佳の紅葉をたとえる美しい言葉、錦繍(きんしゅう)。今、まさに列島は錦繍の秋を迎えつつあります。今回は東日本随一の紅葉スポット・栃木県は日光の旅へと皆さんをご案内します。
男体山、中禅寺湖、華厳の滝を一望のもとにできるのは「明智平展望台」です。第二いろは坂の終点近く、明智平からロープウェイでほんの3分ほどでアクセスできてしまう、日光一とも言われる眺望を誇る絶景ポイントです。空気が澄んでいる日には太平洋まで見渡せるというから驚き。訪れて絶対に損はない、そんなスポットに是非あなたも。
飛び散る水しぶきが、あたかも霧がかかっているかのように見えるのがその名の由来となった「霧降ノ滝」。華厳の滝、裏見ノ滝とともに日光三名瀑のひとつに数えられています。
江戸を代表する浮世絵師・葛飾北斎も描いたという名勝がカエデやナナカマドに彩られる様は、まさに壮観のひと言。マイナスイオンもたっぷり浴びられるのでリラックス効果も期待できてしまうという、なんとも贅沢な紅葉の名所です。見ごろは例年10月の下旬ごろまで。滝の正面に位置する観瀑台からその素晴らしい眺めをご覧ください。
アクティブに紅葉を楽しまれたその日の晩は、温泉に浸かりホッとなさってはいかがでしょうか。オススメは「奥の院 ほてる とく川です」。
東照宮にほど近いこちらの宿の一番の“おもてなし”は、手入れのよく行き届いた広大な日本庭園と、四季彩豊かな露天風呂。そう、この時期は赤く色づいた木々を愛でながら温泉を心ゆくまで堪能できるのです。目には紅葉、耳にはすぐ傍を流れる清流のせせらぎ…お風呂上りには、宿自慢の“日光懐石料理”が待っています。
「錦繍」の本来の意味は、「錦と刺繍をした織物」(三省堂 大辞林)。美麗な織物を広げたような日光の秋を訪ねる旅に、あなたも出かけてみませんか?
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