セノーテ:神秘の透明度を誇るシアン・カアンの水中鍾乳洞(メキシコ)

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2015/02/06、メキシコの南部、ゲレロ州のアカプルコ市当局は、閉鎖された火葬場で、61体の腐敗した遺体が見つかったと発表した。地元メディアなどによると、火葬場は資金繰りの問題などで、1年ほど前に閉鎖されていた。発見された遺体はいずれも白いシーツにくるまれ、石灰がかけられていた。周辺の住民から腐臭がするとの通報を受け、軍や警察が現場を調べていて見つけた。司法解剖などで死因や身元などを調べるという。
メキシコでは、2006年以降の麻薬抗争がらみで、少なくとも2万3千人が行方不明になっています。2014年9月には、この現場から約200km離れたゲレロ州イグアラ市にて、学生グループ43人が行方不明になる事件が発生しましたが、当局は麻薬組織メンバーによって殺害されたと結論づけています。火葬場で見つかった遺体にも、こうした行方不明者が含まれている可能性があるという。

2015/02/19、外務省は、メキシコのミチョアカン州に関して、新規の渡航情報を発出しました。モレリア市、パツクアロ市、ラサロカルデナス市、アンガンゲオ市とその周辺地域については注意喚起を、その他の州全域については渡航の是非を検討するよう呼びかけています。
外務省によれば、同州では2013年後半から犯罪組織間の抗争や、犯罪組織と治安当局との衝突が激化。2014年1月からは連邦軍や連邦警察も介入を開始しています。また、2013年には犯罪組織に反発する地域住民などが、銃器で武装した複数の“自警団”を組織。独自の検問所の設置や市役所の占拠などをおこなっているほか、一部では対立する“自警団”同士の衝突が発生したりしているという。
一方で、ヌエボ・レオン州のモンテレイ大都市圏とその周辺地域については、2011年に発足した新しい州警察「フエルサ・シビル」の活動や当局の治安対策などから、殺人事件の大幅な減少など治安の顕著な改善が見られているため、従来の「渡航の是非を検討してください」が注意喚起に引き下げられました。

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コメント

    • k-co
    • 投稿日 (Posted on):

    メキシコ中部で、犯罪撲滅を訴えて当選した女性市長が、就任した翌日に銃で撃たれて殺害され、警察は麻薬密売組織などの犯罪組織が関わったとみて調べています。

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