ティトリス・クリフ・ウォーク:Titlis Cliff Walk(スイスアルプス)

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Matterhorn Landscape, Switzerland

2013年3月9日放送「世界ふしぎ発見!」(第1266回)は、「春よ来い! 知られざるアルプスの熱い冬」(ミステリーハンター:諸岡 なほ子さん)でした。

 

 

スイスのサンモリッツ湖

全面凍結したサンモリッツ湖上で、雪煙を巻き上げて、厚さ8センチの氷上の競馬レース「ホワイトターフ」が行われます。

サンモリッツ湖では、ホワイトターフの他にもソリレースや馬に引っ張られながらスキーを滑るスキージョーリングが行われます。

スキージョーリングは水上スキーで例えるとモーターボートの代わりに馬が前を疾走します。

スキーの高い技術が必要とされるそうです。

 

スイスは日本から直行便で12時間です。

サンモリッツは冬季五輪が1928年と1948年の過去2回、開催された街です。

1928年の第2回冬季オリンピック(サンモリッツオリンピック)は、日本選手団が初めて出場した冬季五輪です。

クロスカントリースキーでの永田実選手(24位)が最高順位でした。

サンモリッツはボブスレー発祥の地でもあるそうです。

ボブランと呼ばれる氷の滑り台のようなオリンピックでも使用されたボブスレー競技のコースが残されています。

サンモリッツのボブランは世界で唯一、氷だけで作られているコースなのだそうで、全長1.7km、高低差129m、時速130km、4Gの世界をおよそ100秒間、実際にボブスレーに乗って体験することができるそうです。

4人乗りの前と後ろにはインストラクターさんが乗り込んでスピードや方向などのコントロールをしてくれるそうで、一般の人は乗っているだけで良いそうです。

 

秋田県男鹿半島の年中行事として有名な「なまはげ」にそっくりなスイスのお祭りを探しに、サンモリッツ駅から出発です。

サンモリッツとツェルマットの間を運行するアルプス氷河特急(グレイシャーエクスプレス glacier express)に乗車して、ランチに「子牛のカツレツ ハーブクリームソース」など本格料理を堪能。

8時間後には終着駅のツェルマットへ到着。

標高1620m、マッターホルンの麓に位置するツェルマットは、アルピニストの聖地とも呼ばれています。

低い場所は685m〜高い場所は2033mの標高差を走るアルプス氷河特急は、アップダウンが激しいため世界一スピードの遅い特急と呼ばれ、時速は平均34kmです。

ツェルマットからさらに登山鉄道に乗り換えて、2つの天体観測用のドームが付いた「3100クルムホテル ゴルナーグラート」の建つ標高3100mのゴルナーグラート駅まで登ります。

見渡す限り、3000m〜4000m級の山並みが連なります。

雲が晴れた夜中の束の間、マッターホルンが神秘的な姿を現しました。

 

【クイズ1】
ヨーデル・コンクールで決められている歌い方とは?
→男性はポケットに手を入れて歌う
日本の文化で考えると失礼な姿に見えるが、ヨーデルのコンテストでは、ポケットに手を入れた格好で歌うことが義務づけられている(身振りや手振りを排して純粋に歌声だけで勝負するという意味がある)。
ちなみに女性の場合はエプロンの下に手を入れて歌うそうです。

 

 

レッツェンタールの町には「チェゲッタ」と呼ばれる怪物のお祭りがあります。

リトラーさんはヒツジの酪農をしている。

息子さんはヘリコプターのパイロットになりたいそうです。

リトラーさん宅は外装はそのままで内装だけをリフォームしたそうで、内装リフォームする家が最近は結構増えたそうです。

アンナおばあちゃんがお祭りには必ず用意するというドーナツ?クッキー?のような油で揚げた伝統のお菓子を作ってくれました。
ナツメグ
レモンの皮
溶いた卵

綺麗な刺繍で装飾が施された手作りの帽子、刺繍は冬の間の女性の仕事だったそうです。

 

夕方18時に集会所で仮装の準備を行います。

なまはげの鬼に似たチェゲッタの木彫りの仮面、野生の山羊の毛皮を被ります。

仮装の重量は25kgにもなるそうです。

冬の悪霊を追い払うためにはより恐ろしい姿になる必要があるとされ、夜になると腰のカウベルを鳴らしながら練り歩くチェゲッタで、町の広場が賑わいます。

花嫁探しの意味もあり、かつては未婚の男性のみが仮装できるとされたそうです。

 

【クイズ2】
刺繍を使って世界で初めて作られたものとは?
→刺繍切手
郵便局で発売された。
雪に閉ざされた冬を家の中で過ごすスイスでは、刺繍は女性たちの伝統的な手仕事であり、刺繍の技術の高さを世界に示した。

 

 

ティトリス山(Mount Titlis)は標高3238mです。

北方の Engelberg (Obwalden) から、ケーブルカー(ロープウェイ)に乗って、頂上のティトリス駅を目指します。Engelberg から the summit of Klein Titlis (3,028m) までを結んでいる Titlis cable car, Engelberg-Titlis cableway の路線は、世界初の回転式のケーブルカーとしても有名です。最後の区間は Titlis Glacier と呼ばれる氷河の上の部分を軽快に登っていきます。

Gerschnialp (1,262m), Trübsee (1,796m), Stand (2,428m) の3段階を乗り継いで、終点のティトリス駅(Klein Titlis クライン・ティトリス)に到着しました。

この山頂にある「ティトリス・クリフ・ウォーク(Titlis Cliff Walk)」は2012年に完成したばかりの、金網で作られた吊り橋です。全長100メートルの吊り橋からは、アルプスの山々を眺めることができます。

360度、見渡す限りの素晴らしいアルプスの眺めが広がっています!

足場も金網製なので足下の絶景も丸見えで開放感もスリルも満点です。

ヨーロッパで一番高い場所にある吊り橋なのだそうです。

The Titlis Cliff Walk, the highest elevation suspension bridge in Europe, opened in December 2012, giving views across the Alps.(http://en.wikipedia.org/wiki/Titlis)

 

Mount Titlis

大きな地図で見る

 

2月のスイスでは春を呼ぶ祭りがあちこちで行われます。

スイスの奥座敷と呼ばれるシュクオールの町では、子どもたちが藁を担いで運んできます。

一ヵ所に集められた藁は束ねられ、丸太に巻かれて巨大な藁人形「ホム・シュトローム(ホムは”男”、シュトロームは”藁”を意味する)」を作ります。

山々に囲まれた盆地のシュクオールの冬季、太陽はいつも高い山の向こうに隠れていますが、2月の初め頃になるとやっと山から顔を出し始めるのだそうです。

夜、町の人々が見守る中、子どもたちが布で作った火の玉を持ち、ホム・シュトロームの足元に点火すると、夜空を焦がすように一気に燃え上がりました。

 

ルツェルンのお祭り「ファスナハト」は、春を呼ぶカーニバルです。

人々はお祭りの時には皆で仮装し、別の人格になって、賑やかに春の訪れを祝い、喜びに身を任せて楽しみます。

太鼓の大きな音を響かせることで、冬の悪魔を追い払い、春を呼び込むのだそうです。

元々カーニバルはキリスト教の祭りですが、15世紀から始まったファスナハトは、スイス土着の伝統的なお祭りと合わさって独特のカーニバルになったのだそうです。

 

【クイズ3】
幸せを呼ぶスイスの春のシンボルとされる虫は?
→テントウムシ
この虫が止まった人に幸せが訪れるといわれ、チョコレートのデザインにもなっている。
チョコレート店レダラッハ「テントウムシは春と幸福のシンボル」

 

 

2014年1月31日、宮内庁は皇太子殿下が「日本・スイス国交樹立150周年」の名誉総裁に就任すると発表。期間は2月1日から12月末まで。2014年は、日本とスイスが修好通商条約を締結してから150周年の節目を迎えます。両国では友好親善のための記念行事や文化事業などが予定されており、皇太子さまのスイス訪問も検討されているそうです。皇太子さまは英オックスフォードに留学中の1984年と85年に3回、スイスを旅行されています。

2/4日、スイス大使公邸(東京都港区)で開かれた日本とスイスの国交樹立150周年を記念するレセプションに出席された皇太子殿下は「両国が築き上げた友好関係を基礎に、直面する課題に共に取り組んでいくことが重要です」と英語であいさつした。スイス側はブルカルテール大統領が名誉総裁に就任している。来日中のブルカルテール大統領もレセプションに出席し「殿下を今年、スイスでもお迎えすることができれば大変うれしい」とスピーチした。

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