のぼうの城

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samurai

2012年10月27日放送「世界ふしぎ発見!」は、「五百対二万の戦い のぼうの城」(ミステリーハンター:岡田茉奈さん)でした。

 

秀吉や石田三成が、北条氏のいる小田原攻めの一環として、関東に己の力と財力を見せようとした「忍城攻め」の攻防戦が行われたのは、「のぼうの城」(和田竜著 小学館)のモデルとなった舞台である埼玉県の行田市です。
そこには田んぼをキャンバスにして「のぼうの城」の本の表紙絵が描かれていました。世界最大の田んぼのアートとしてギネスブック申請中ということです。

 

現在、忍城城址(おしじょうし)の天守閣には御三階櫓(ごさんかいやぐら)が建っています。

行田市郷土博物館で、当時の忍城のミニチュアを見てみたいです。
島のように周囲が水を張った堀に囲まれていて、城へ通じる道は限られ、狭く、攻撃側の行く手を阻んで苦戦させたといいます。かつて上杉軍の攻撃にも耐えたといわれています。

 

戦国時代の終盤となり、天下統一を目指す秀吉や石田三成は、忍城500人に対し2万の大軍で攻撃し、さらには水攻めにしました。相手との圧倒的な兵力規模の差を前にして、敢えて戦うことを選んだ城主の成田長親の人物像は魅力的に感じます。

攻める石田軍は莫大な財力にものをいわせて、さきたま古墳群の丸墓山古墳に陣営を取り、水攻めのための石田堤を築かせました。石田堤は突貫工事による強度不足により決壊して作戦が失敗したそうですが、約1週間で延長28キロにもおよぶ土木工事をしたというから驚異的です。

 

他国に攻め入る軍事行動を表す言葉は?
→出張る(戦で遠征すること):出張

 

なぜ、秀吉はそれ程の財力を持っていたのでしょうか?
MOA美術館(静岡県熱海市桃山町)の黄金の茶室を見てみたいです。
日本で一番金が採れた時代なのだそうです。
秀吉は死を前にして銀山払いを行い、牢ヶ谷は埋蔵金の伝説となっています。
多田銀銅山は1000年間にわたって掘られていたのだそうです。唯一、坑道内をリアルに体験できる青木間歩(あおきまぶ)に行って見たいです。

 

秀吉に多田銀銅山での採掘権を与えられていた職業は?
→絵師
襖絵の海などの表現に使われた青い色の顔料となる鉱石(藍銅鉱(らんどうこう、azurite、アズライト)とよばれる)が採れたから。

 

姫路城
「にの門」わざと狭く天井を低く曲がったトンネル状にしてあり、槍を振り回すことができなくしてあります。上から天井を開けて入ってきた敵を攻撃できるようになっています。また要石(かなめいし)を外すと内壁として積み上げられた石壁が崩れて塞ぎ、敵の侵入を食い止める機能もあるそうです。

「ほの門」人間心理を逆手に使った誘いの道があります。まさかあり得ないだろうと思わせる狭くて下り坂になった道の先が、実は天守閣へのただ一つのルートになっているのだそうです。

大天守保存修理工事が進行中の姫路城の大天守(天守閣)の見学をしてみたいです。
漆喰塗りの白壁が綺麗ですが、燃えにくいから選ばれたのだそうです。先人の知恵は流石だなと思います。
シャチホコって意外とそんなに大きくないんですね。

 

「敵が攻めにくい道」の形をした道具とは?
→ノコギリ
城下町の道路で「ノコギリ横町」とよばれる通りがあるのでした。
隠れて待ち伏せるための物陰を多く作ることができたということです。

 

 

 

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世界ふしぎ発見!は、『第2回アジア旅番組国際グランプリ2012』にて、旅番組というジャンルに長きに渡って貢献し、独自のスタイルを確立した作品として「特別賞」を受賞しました。
*主催:アジア旅番組国際グランプリ実行委員会(放送人の会、ジャパン・フィルムコミッション、北海道、札幌市、北海道空港株式会社)

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    日本の人気の “古墳” トップ10 発表

    世界最大の旅行口コミサイト「TripAdvisor®」の日本法人であるトリップアドバイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役: 原田静織、http://www.tripadvisor.jp/)は、口コミの評価をもとにした「日本の人気の古墳 トップ10」を発表しました。

    全国に 16万基以上あるといわれ、歴史探訪ブームの究極とも言える古墳を口コミでランキングしました。
    1位に選ばれたのは、奈良県の「石舞台古墳」。教科書などでお馴染みの方墳ですが、30数個の岩を積み上げた横穴式石室の天井の巨石はなんと約77トン。「巨大な石を積み上げてできている遺跡だが、その大きさが半端じゃない。ゴジラに力を借りないと作れない、そんなレベルの大きさだ。しかも、今日まで壊れることなくそのど迫力を伝えている」(旅行者の口コミ)など、その実際の迫力に驚く口コミが数多く寄せられています。
    2位には西都原古墳群(宮崎県西都市)、3位には五色塚古墳(兵庫県神戸市)が選ばれ、世界三大墳墓にも数えられる「仁徳天皇陵古墳」は、立ち入りが禁止されていることなどから5位にとどまりました。

    ランキングは以下のとおりです。
    1. 石舞台古墳(いしぶたいこふん)(奈良県)
    2. 西都原古墳群(さいとばるこふんぐん)(宮崎県)
    3. 五色塚古墳(ごしきづかこふん)(兵庫県)
    4. さきたま古墳公園(埼玉県)
    5. 仁徳天皇陵古墳(にんとくてんのうりょうこふん)(大仙古墳, だいせんこふん)(大阪府)
    6. 多摩川台公園古墳展示室(たまがわだいこうえんこふんてんじしつ)(東京都)
    7. 吉見百穴(よしみひゃくあな, よしみひゃっけつ)(埼玉県)
    8. 高松塚古墳(たかまつづかこふん)(奈良県)
    9. 八幡山古墳(はちまんやまこふん)(愛知県)
    10. 観音山古墳(かんのんやまこふん, 綿貫観音山古墳, わたぬきかんのんやまこふん)(群馬県)

    各店の口コミ・写真は、以下のページからご覧いただけます。
    (http://tg.tripadvisor.jp/news/ranking/kofun_2015/)

    【評価方法】
    2010年5月〜2015年4月にトリップアドバイザーに投稿された旅行者の口コミを、独自のアルゴリズムで集計。

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